例 3–1 に単純なシェルスクリプトを示します。このスクリプトは、まずアプリケーション flow を Fortran77 ソースからコンパイルしたあと、このアプリケーションを実行します。
#!/bin/csh # N1 Grid Engine 6.1 にある FORTRAN プログラムのサンプルを # コンパイルし、実行するスクリプトファイルの例 cd TEST # プログラム "flow.f" をコンパイルし、実行可能な "flow" を # ファイル名として命名する必要がある。 f77 flow.f -o flow |
ローカルシステムのユーザーズガイドには、シェルスクリプトの作成とカスタマイズに関する詳細情報が記載されています。sh、ksh、csh または tcsh のマニュアルページも参照してください。以降の節では、Grid Engine システム用のバッチスクリプトの作成時に、特に考慮すべき事柄を重点的に説明します。
一般的に、コマンドプロンプトから手動で実行できるすべてのシェルスクリプトは、Grid Engine システムに発行できます。 このシェルスクリプトは、端末接続や対話形式のユーザー介入を必要としてはなりません。ただし、自動的にリダイレクトされる標準エラーと標準出力デバイスは例外です。したがって、例 3–1 では Grid Engine システムへの発行準備が整っており、スクリプトは指定の処理を行います。