バッチジョブとも呼ばれるシェルスクリプトは、ファイル内でアセンブルされる一連のコマンド行命令です。スクリプトファイルは、 chmod コマンドによって実行可能になります。スクリプトを呼び出すと、コマンドインタプリタが起動されます。各命令は、スクリプトを実行するユーザーが手で入力しているかのように解釈されます。一般的なコマンドインタプリタには、csh、tcsh、 sh、または ksh があります。シェルスクリプト内からは、任意のコマンド、アプリケーション、およびその他のシェルスクリプトを呼び出すことができます。
コマンドインタプリタは、ログインシェルとして呼び出すことができます。このためには、ジョブを実行している特定のホストおよびキューに対して有効な Grid Engine システムの構成の login_shells リストに該当コマンドインタプリタの名前を含める必要があります。
Grid Engine システムの構成は、クラスタ内のさまざまなホストやキューによって異なる場合があります。有効な構成は、qconf コマンドの -sconf オプションと -sq オプションで表示できます。詳細は、qconf(1) のマニュアルページを参照してください。
コマンドインタプリタをログインシェルとして呼び出すと、ジョブの環境はスクリプトにログインして実行した場合と同じになります。たとえば、csh を使用すると、/etc/login などのシステムのデフォルト起動リソースファイル以外に .login と .cshrc が実行されます。一方、csh を login-shell として呼び出さなかった場合は、.cshrc だけが実行されます。login-shell として呼び出す場合と呼び出さない場合の違いについては、お使いのコマンドインタプリタのマニュアルページを参照してください。