コマンド行からジョブを制御するには、次のいずれかのコマンドに適切な引数を指定して実行します。
% qdel arguments % qmod arguments |
ジョブが実行中なのかスプール状態なのかに関わらず、ジョブを取り消すには qdel コマンドを使用します。すでに実行中のジョブを一時停止および再開 (一時停止を解除) するには、qmod コマンドを使用します。
両方のコマンドでジョブ識別番号が必要です。ジョブ識別番号は、qsub コマンドを正常に実行すると返されます。番号を忘れた場合は、qstat で取り出すことができます。「qstat によるジョブの監視」を参照してください。
次のリストに、qdel および qmod コマンドの例をいくつか示します。
% qdel job-id % qdel -f job-id1, job-id2 % qmod -s job-id % qmod -us -f job-id1, job-id2 % qmod -s job-id.task-id-range |
ジョブを削除、一時停止、または再開するには、ジョブの所有者、Grid Engine 管理者、またはオペレータでなければなりません。「管理者、オペレータ、および所有者」を参照してください。
どちらのコマンドでも、-f (force) オプションを使用すると、sge_execd に影響することなくジョブステータスの変更を sge_qmaster に登録することができます。強制実行オプションは、たとえばネットワーク問題などが原因で sge_execd を実行できない場合などに使用してください。 -f オプションは、管理者だけが使用できます。ただし、 qdel でクラスタ構成 qmaster_params エントリの ENABLE_FORCED_QDEL フラグが設定されている場合は、自分自身のジョブは強制削除することができます。詳細は、sge_conf(5) のマニュアルページを参照してください。