クエリーでは、検索するデータセットを設定します。システムが SQL クエリー文字列を生成し、簡単なクエリーを作成できます。SQL に精通している場合は、自分でクエリーを記述して、高度なクエリーを作成することもできます。
「Query List」ページで「New Simple」ボタンをクリックします。
3 つのタブがある次の画面が表示されます。この画面には、クエリーカテゴリや説明などの一般的な情報が表示されます。この情報は省略可能です。クエリーを定義するには、「Simple Query」タブに移動します。クエリーの結果の表示方法を定義するには、「View」タブに移動します。
「Simple Query」タブをクリックして、「Query Definition」ページにアクセスします。このページには、次の機能があります。
クエリーを事前定義するための、データベーステーブルまたはビューの選択に使用する「Table/View」ドロップダウンメニュー
すべてのフィールドが 1 行ずつ表示される「Field List」
クエリーに対してフィルタ条件を定義するための「Filter List」
クエリーの結果エントリの数を制限するための「Row Limit」フィールド
簡単なクエリーを作成する方法を次の手順で簡潔に示します。
テーブルリストからテーブルを選択します。
表示するフィールドを定義します。
「Field Function」はフィールドで使用される機能を説明します。「Field Function」でサポートされている値のリストを次に示します。
フィールドの現在値を使用します。
フィールドの値を累積します。
フィールドの値の数をカウントします。
フィールドの最小値を取得します。
フィールドの最大値を取得します。
フィールドの平均値を取得します。
「Field Name」は、選択されたテーブル内のフィールドです。
「User Defined Name」では、より意味のある名前を表示させることができます。
「Sort」では、必要に応じて各フィールドのソート順を定義できます。
(オプション) フィルタを定義します。
フィルタを定義する前に、1 つ以上のフィールドを指定してください。
「AND/OR」は 2 番目以降のフィルタでは必須です。この設定により、前のフィルタ条件と論理的な関連付けを行います。
「Field Name」は、フィルタ対象のフィールドの名前です。フィールドがユーザー定義の名前を持つ場合は、その名前が選択リストに表示されます。その他の場合は、生成された名前が表示されます。
「Condition 」フィールドでは、データベースからの値のフィルタリングに使用される演算子を指定します。サポートされている演算子を次の表に示します。
フィルタ |
シンボル |
説明 |
要件数 |
---|---|---|---|
Equal |
= |
値は「Requirement」と同じでなければならない |
1 |
Not Equal |
<>、!= |
値は「Requirement」と異ならなければならない |
1 |
Less Than |
< |
値は「Requirement」未満でなければならない |
1 |
Less Than or Equal |
<=, ≤ |
値は「Requirement」以下でなければならない |
1 |
Greater Than |
> |
値は「Requirement」より大きくなければならない |
1 |
Greater Than or Equal |
>=, ≥ |
値は「Requirement」以上でなければならない |
1 |
Null |
値はヌルでなければならない |
0 |
|
Not Null |
値はヌルであってはならない |
0 |
|
Between |
値は指定された値の間になければならない |
2 |
|
In |
値は指定されたリストの要素の 1 つと等しくなければならない |
1 以上 |
|
Like |
値は指定された「Requirement」を含まなくてはならない |
1 |
「Requirement」フィールドには、クエリーの戻り値をフィルタリングするために使用される値が含まれます。次の表に、「Requirement」フィールドに入れられる項目の例を示します。
between 条件で使用
like 条件で使用
like 条件で使用
like 条件で使用
in 条件で使用
(オプション) データセットの数を制限します。
データセットの数を制限するには、「Limit Query To First」オプションを選択します。次に、戻り値となるデータセットの数を入力します。
「Save」をクリックし、クエリーを保存します。
次の図に「 Save this Query As 」画面を示します。「Query Name」フィールドにクエリーの名前を入力し、「Ok」をクリックします。
クエリーを保存すると、変更された「Simple Query」画面に戻ります。
クエリーのビューを変更するには、「View」タブをクリックします。
保存したクエリーに対するビューを作成するには、次の手順を実行します。
「Overview」ページの「Query List」からクエリーを選択します。
「編集」ボタンをクリックします。
「View」タブをクリックします。
クエリーの現在のビューが表示されます。
クエリー結果をどのように表示するかを宣言します。
ビュー構成には、3 つの異なるセクションを追加できます。また、クエリーに関する追加情報を表示するかどうかを決定し、どの順番で表示するかも設定できます。
ページ最上部にあるリンクを使用して、対応するセクションに移動できます。ジャンプ可能なセクションには、「Database Table」、「Pivot Table」、および「Graphic」があります。「View Configuration」セクションは常に表示可能で、「Common」タブに入力されたクエリーの説明、フィルタリストに設定されているフィルタ条件、およびクエリー定義で作成した SQL 文や高度なクエリー用の SQL タブの内容を表示するかどうかを切り替えることができます。
「Add Database」、「Add Pivot」、または「Add Graphic」をクリックすると、対応するセクションが追加されます。
一部のクエリーでは、可能なビュー選択肢のサブセットだけが意味を持ちます。たとえば、選択対象の列が 2 つしかない場合は、ピボットは意味を持ちません。
「Database Table」では、表示する必要のある列を選択して、「Name」の下に追加し、「Type」および「Format」を調整します。列は、追加した順番で表示されます。このレポートで選択した項目は、データに適用されるフィルタには影響されません。
Pivot Table では、ピボット列、行、およびデータエントリを追加します。次に「Name」、「Type」、「Format」などの列を選択します。エントリを別のピボットタイプに移行するには、「Pivot Type」でタイプを選択します。
「Graphic」セクションでは、クエリーデータをさまざまなタイプのグラフに貼り付けることができます。「Diagram Type」メニューでは、次のタイプのグラフが使用できます。
棒グラフ
棒グラフ (3D)
積み重ね棒グラフ
積み重ね棒グラフ (3D)
円グラフ、円グラフ 3D
折れ線グラフ
積み重ね折れ線グラフ
次の 3 つのタイプのグラフが使用できます。
棒グラフ
円グラフ
折れ線グラフ
棒グラフおよび円グラフは、3D 効果を使用して表示できます。棒グラフおよび折れ線グラフは、y 軸の値が集計された積み重ねグラフとして描画できます 。
「Save」または「Save As」をクリックして、クエリーに対するビュー構成を保存します。
「Run」をクリックして、クエリーを実行します。
図のデータ系列を定義する方法は 2 つあります。
列からの系列: 列のすべての値が系列に追加されます。系列の名前は列ヘッダーです。
行からの系列: 列のすべての値によって系列が定義されます。系列の名前は、ラベル列の値によって定義されます。系列の値は、値列によって定義されます。
クエリー「部署ごとのアカウンティング」の結果が時間、部署、および CPU の列で構成される次の表に示されています。
結果を円グラフで表示するには、次の構成を選択します。
複数の円グラフで結果が表示されます。
次のクエリーは、すべての部署に関する CPU、I/O、およびメモリー使用量を集計します。
結果を棒グラフで表示するには、次の構成を選択します。
部署ごとに 3 本の棒グラフで結果が表示されます。