デフォルトでは、sge_execd は sge_qmaster に対して、定期的にいくつかの負荷パラメータとそれに対応する値を報告します。これらの値は、「ホストとデーモンについて」で説明されている、sge_qmaster 内部ホストオブジェクトに格納されます。ただし、値が内部で使用されるのは、対応する名前を持つコンプレックスリソース属性が定義されている場合のみです。このようなコンプレックスリソース属性には、負荷値をどのように解釈するかに関する定義が含まれています。詳細については、「キュー、ホスト、およびグローバルクラスタへのリソース属性の割り当て」を参照してください。
最初のインストール後、負荷パラメータの標準的なセットが報告されます。標準的な負荷パラメータに必要なすべての属性は、ホスト関連の属性として定義されます。N1 Grid Engine 6.1 ソフトウェアの今後のリリースでは、デフォルトの負荷パラメータの拡張セットが提供される可能性があるため、デフォルトで報告される負荷パラメータのセットは、ファイル sge-root/doc/load_parameters.asc に記載されています。
負荷属性の定義方法は、それらのアクセス可能性を決定します。負荷パラメータをグローバルリソース属性として定義すると、それらは、クラスタ全体とすべてのホストに対して使用可能になります。負荷パラメータをホスト関連の属性として定義すると、あらゆるホストにその属性が提供されますが、グローバルクラスタには提供されません。
負荷属性は、キュー属性としては定義しないでください。キュー属性は、ホストに対してもクラスタに対しても使用可能にはなりません。