Sun N1 Grid Engine 6.1 管理ガイド

コマンド行からの DTrace によるパフォーマンスチューニング

Solaris 10 DTrace を使用できる場合は、$SGE_ROOT/dtrace/monitor.sh スクリプトを使用して、Grid Engine マスターを監視し、パフォーマンス上の問題点を探すことができます。monitor.sh スクリプトは次のオプションをサポートしています。

-interval value

統計間隔を指定します。デフォルトは 15sec です。間隔が広いほど統計精度は低く、狭いほど高くなります。特に有用な値の範囲は 1sec から 24hours です。

-cell cell-name

$SGE_CELL が「デフォルト」でない場合は必須です。

-spooling

統計に加えて qmaster スプールのプローブ情報も表示します。このオプションによって、推定されるスプールの問題点に関するより具体的な情報を表示できます。

-requests

外部からの qmaster 要求のプローブを表示します。このオプションによって、qmaster の処理が滞る原因になっているインスタンスを評価するためのより具体的な情報を表示できます。


注 –

重大なメッセージやエラー、警告メッセージがあると、 monitor.sh 出力に表示されます。