ファイルは、次のように解釈されます。
qsub が物理的な現在の作業ディレクトリのパスを検索したあとで、グローバルパス別名設定ファイルが存在する場合は、そのファイルが読み取られます。ユーザーパス別名設定ファイルは、グローバルファイルの最後に付加されているかのように、あとで読み取られます。
無視されないファイルは、ファイルの先頭から1 行ずつ読み取られます。必要に応じて、それらの行により指定された置換内容が格納されます。
置換内容が保存されるのは、次の条件がいずれも真である場合のみです。
発行ホストの文字列が、qsub コマンドが実行されるホストに一致する。
ソースパスが、すでに格納されている現在の作業ディレクトリまたはソースパス置換の先頭部分の構成要素になっている。
両方のファイルが読み取られると、格納されているパス別名設定情報が、発行されたジョブとともに実行ホストに渡されます。
実行ホストで、別名設定情報が評価されます。実行ホストの文字列が実行ホストに一致する場合は、現在の作業ディレクトリの先頭部分が、ソースパス置換により置き換えられます。この場合、現在の作業ディレクトリ文字列が変更されます。以降のパス別名は、適用されるためには、置換された作業ディレクトリパスに一致する必要があります。
例 4–1 は、上記の NFS オートマウンタの問題が、別名設定ファイルエントリを使用してどのように解決できるかを示す例です。
# cluster global path aliases file # src-path subm-host exec-host dest-path /tmp_mnt/ * * / |