ローカルおよびグローバル両方のデフォルト要求ファイルの形式は次のようになります。
デフォルト要求ファイルには、任意の数の行を含むことができます。空白行と、先頭に # 記号がある行は無視されます。
qsub(1) のマニュアルページで説明されているように、無視する行以外の各行には、任意の qsub オプションを含めることができます。1 行に複数のオプションを指定することができます。バッチスクリプトファイルと、バッチスクリプトに対する引数オプションは、qsub オプションとみなされません。このため、これらはデフォルト要求ファイルでは使用できません。
qsub -clear コマンドは、現在評価されている要求ファイルまたは以前に処理された要求ファイルの、以前のあらゆる要求指定を廃棄します。
あるユーザーのローカルのデフォルト要求ファイルが例 4–2 のスクリプト、test.sh と同じ構成であると仮定します。
# Local Default Request File # exec job on a sun4 queue offering 5h cpu -l arch=solaris64,s_cpu=5:0:0 # exec job in current working dir -cwd |
このスクリプトを実行するには、ユーザーは次のコマンドを入力します。
% qsub test.sh |
次のように、ユーザーが直接コマンド行ですべての qsub オプションを指定した場合、test.sh スクリプトを実行した結果と同じになります。
% qsub -l arch=solaris64,s_cpu=5:0:0 -cwd test.sh |
qsub を使用して発行したバッチジョブ同様、qsh を使用して発行した対話形式のジョブでもデフォルト要求ファイルは考慮されます。QMON を使用して発行した対話形式またはバッチジョブでも、これらの要求ファイルが考慮されます。