Sun Management Center 4.0 インストールと構成ガイド

物理面からの編成

管理対象となるシステムの物理的な位置が、そのシステムが存在するネットワークに対応していないという場合があります。このような場合には、その Sun Management Center グループを物理的なライン上に構成できる新しいドメインを作成することをお勧めします。都市、サイト、ビル、フロア、サーバールームのほか、機器を設置するラックまでも簡単に表現できます。これらの場所のシステムは、検出マネージャを使用して検出作業が行われたドメインからコピーしてペーストできます。

物理的なラインに沿って Sun Management Center 環境を構成するには、システムが実際に配置されている場所を知る必要があります。この編成は、簡単に利用できる貴重なリファレンスとなります。物理面からの編成では、ステータスの収集パスも決定されます。このため、障害は物理的なライン上で分離され、共通モード故障 (CMF) の検出が容易に行われます。たとえば、特定の場所で発生した停電は複数のネットワーク上に渡って存在するシステムに影響を与える可能性がありますが、物理的な場所ということでは 1 個所にしか現れません。


注意 – 注意 –

情報は管理者自身で最新の状態に保つ必要があります。検出が実施される際にこの情報が自動的に更新されることはありません。検出プロセスは物理的に再配置が行われた資産の自動追跡は行いません。