Sun Management Center 4.0 インストールと構成ガイド

Solaris プラットフォームでのコンポーネントの停止

この節では、GUI またはコマンド行スクリプトを使用して Sun Management Center コンポーネントを停止する方法について説明します。

es-guistop によるコンポーネントの停止

この GUI ウィザードを使用すると、次の手順で特定の Sun Management Center コンポーネントを停止できます。

Procedurees-guistop を使用して Sun Management Center コンポーネントを停止する

  1. 停止する Sun Management Center コンポーネントがあるマシンに root としてログインします。

  2. /opt/SUNWsymon/sbin ディレクトリに移動します。

  3. 次のコマンドを入力して停止ウィザードを実行します。

    # ./es-guistop

    「停止するコンポーネントを選択」画面が表示されます。

    マシンにインストールされているコンポーネントに応じて、次の 1 つまたは複数のオプションを選択できます。

    • サーバーコンポーネントを停止

    • Sun Management Center エージェントを停止

    • プラットフォームエージェントを停止

    • プラットフォームエージェントのインスタンスを停止

  4. 停止するコンポーネントを選択し、「次へ」をクリックします。

    「コンポーネントを停止しています」画面が表示されます。各コンポーネントのステータスが示されます。

es-stop によるコンポーネントの停止

es-stop コマンド行スクリプトは、特定の Sun Management Center コンポーネントを停止するために使用できます。es-stop コマンドの構文は次のとおりです。

es-stop -ahlYAS [-y instance-name]

注 –

Solaris 10 では、 es-stop は SMF によって管理されているサービスを停止します。


次の表は、es-stop コマンドのパラメータを示しています。

表 8–2 es-stop のオプション

オプション 

パラメータ 

定義 

-a

 

Sun Management Center エージェントを停止します 

-h

 

es-stop のオプションを一覧表示する

-l

 

プラットフォームエージェントを停止する 

-y

instance-name

instance-name という名前のプラットフォームエージェントインスタンスを停止します

-Y

 

プラットフォームエージェントのインスタンスをすべて停止します 

-A

 

コンソール以外のすべての Sun Management Center コンポーネントを停止します 

-S

 

Sun Management Center サーバーとすべてのサーバーコンポーネントを停止します 

以下の例は、es-stop とこのコマンドのパラメータの使用方法を示しています。

Sun Management Center プロセスをすべて停止するには、次のように入力します。


# /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -A

エージェント以外の Sun Management Center プロセスをすべて停止するには、次のように入力します。


# /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -S