es-inst コマンドの構文は次のとおりです。
es-inst [-S dir][-T dir][-R dir][-C file][-A file][avh]次の表に、es-inst のパラメータを示します。
表 B–2 es-inst のオプション
オプション |
パラメータ |
説明 |
---|---|---|
-A |
filename |
指定された構成ファイル filename を使用して自動インストールを実行します。—C と同時に指定された場合、このオプションは無視されます。 |
-C |
filename |
インストール時とセットアップ時に入力する構成データを保存するファイルを指定します。このファイルは、引き続いて行われる自動インストールで使用されます。 |
-R |
/path/remote-machine |
ローカルマシンの root ログインアカウントから NFS 読み書きが可能な遠隔マシンに Sun Management Center をインストールします。 「遠隔マシンへのインストール」を参照してください。 |
-S |
directory |
ソースディレクトリを指定します。 |
-T |
directory |
ターゲットディレクトリを指定します。 |
-a |
|
エージェントのみの製品インストールを実行します。「agent-update.bin を使用して、エージェント更新イメージからエージェントをインストールまたは更新する」を参照してください。 |
-h |
|
es-inst のオプション一覧を表示します。 |
-v |
|
詳細ログを使用した冗長モードでインストールを実行します。 |
Sun Management Center 4.0 は、自動 (ブーム) インストールをサポートしています。ハンズフリーインストールでは、製品のインストール時に何の入力も求められません。es-inst -B コマンドを使用して、サーバーコンポーネントとエージェントコンポーネントの両方をインストールできます。2 つの応答ファイル default-agent-install.ascii と default-server-install.ascii に、ハンズフリーインストールに必要なデフォルトのパラメータ値が含まれます。default-agent-install.ascii ファイルにはエージェントインストール用のデフォルト値、default-server-install.ascii ファイルにはサーバーインストール用のデフォルト値がそれぞれ含まれます。
ネットワーク上のメディアイメージディレクトリから Sun Management Center をインストールする場合、応答ファイルは /net/ machine/disk1/sbin ディレクトリにあるとみなされます。必要に応じて、応答ファイルのコピーを作成し、パラメータ値を変更できます。ハンズフリーインストールを実行するには、次の手順を行います。
root としてログインします。
次のコマンドを実行します。
es-inst -B filename
次に、各引数について説明します。
-B を指定すると、デフォルトのパラメータ値を使用して製品がインストールされます。
filename は応答ファイルの名前です。
たとえば、es-inst -B default-agent-install.ascii のように指定します。
ハンズフリーインストールは、Solaris プラットフォームでのみ行うことができます。