Sun Management Center 4.0 インストールと構成ガイド

es-inst のオプション

es-inst コマンドの構文は次のとおりです。

es-inst [-S dir][-T dir][-R dir][-C file][-A file][avh]

次の表に、es-inst のパラメータを示します。

表 B–2 es-inst のオプション

オプション 

パラメータ 

説明 

-A

filename

指定された構成ファイル filename を使用して自動インストールを実行します。—C と同時に指定された場合、このオプションは無視されます。

-C

filename

インストール時とセットアップ時に入力する構成データを保存するファイルを指定します。このファイルは、引き続いて行われる自動インストールで使用されます。 

-R

/path/remote-machine

ローカルマシンの root ログインアカウントから NFS 読み書きが可能な遠隔マシンに Sun Management Center をインストールします。

「遠隔マシンへのインストール」を参照してください。

-S

directory

ソースディレクトリを指定します。 

-T

directory

ターゲットディレクトリを指定します。 

-a

 

エージェントのみの製品インストールを実行します。agent-update.bin を使用して、エージェント更新イメージからエージェントをインストールまたは更新する」を参照してください。

-h

 

es-inst のオプション一覧を表示します。

-v

 

詳細ログを使用した冗長モードでインストールを実行します。 

ハンズフリーインストール

Sun Management Center 4.0 は、自動 (ブーム) インストールをサポートしています。ハンズフリーインストールでは、製品のインストール時に何の入力も求められません。es-inst -B コマンドを使用して、サーバーコンポーネントとエージェントコンポーネントの両方をインストールできます。2 つの応答ファイル default-agent-install.ascii default-server-install.ascii に、ハンズフリーインストールに必要なデフォルトのパラメータ値が含まれます。default-agent-install.ascii ファイルにはエージェントインストール用のデフォルト値、default-server-install.ascii ファイルにはサーバーインストール用のデフォルト値がそれぞれ含まれます。

ネットワーク上のメディアイメージディレクトリから Sun Management Center をインストールする場合、応答ファイルは /net/ machine/disk1/sbin ディレクトリにあるとみなされます。必要に応じて、応答ファイルのコピーを作成し、パラメータ値を変更できます。ハンズフリーインストールを実行するには、次の手順を行います。

  1. root としてログインします。

  2. 次のコマンドを実行します。

    es-inst -B filename

次に、各引数について説明します。

たとえば、es-inst -B default-agent-install.ascii のように指定します。


注 –

ハンズフリーインストールは、Solaris プラットフォームでのみ行うことができます。