Sun Management Center 4.0 インストールと構成ガイド

管理モジュールのリソース

管理モジュールのリソース要件は、次の要因によって決まります。

次の表に、Sun Management Center 管理モジュールのリソース影響について概要を示します。

表 C–6 Sun Management Center 管理モジュールのシステムに対する影響

モジュール 

影響 

エージェント統計情報

フットプリントと CPU 負荷にわずかな増大を引き起こす 

構成リーダー

管理対象ノードのハードウェア構成の複雑さに応じて CPU とメモリーを使用する 

データロギングレジストリ

ログ化されるデータ値の量に応じて、フットプリントと CPU 負荷のわずかな増大を引き起こす 

ディレクトリサイズ監視

監視対象のディレクトリの数に応じて、フットプリントのわずかな増大を引き起こす。監視対象となるディレクトリの数とそれらのディレクトリ内の処理に応じて、低から中程度の CPU 負荷を引き起こす 

動的再構成 (DR) 

フットプリントに対する影響がわずかであり、再構成処理を実施する場合のみ CPU を利用する 

ファイル監視

監視対象となるファイルの数に応じて、フットプリントのわずかな増大を引き起こす。監視されるファイルの数とそれらのファイル内の処理に応じて、低から中程度の CPU 負荷を引き起こす 

ファイルスキャン (システムログ)

フットプリントと CPU 負荷のわずかな増大を引き起こす 

状態モニター

リソースに対する影響が比較的小さい 

HP JetDirect

フットプリントと CPU 負荷のわずかな増大を引き起こす 

IPv6 計測

ネットワークインタフェースの数に応じ、CPU 負荷のわずかな増大と、 低から中程度のフットプリント増大を引き起こす 

カーネルリーダー

管理対象であるファイルシステムや CPU などのシステムリソースの数と、この情報の更新頻度に応じ、CPU とメモリーに影響を与える。Simple Kernel Reader よりも多くのリソースを消費する 

カーネルリーダー (簡易) 

CPU とメモリーにわずかな影響を与える 

MIB-II 計測

ネットワークインタフェースの数、経路テーブル、ARP テーブル、および関連するシステムテーブルのサイズに応じ、わずかな CPU 負荷と低から中程度のフットプリント増大を引き起こす 

MIB-II プロキシ監視 

プロキシで監視された SNMP エージェントの MIB サイズに応じ、中程度のフットプリント増大を引き起こす。プロキシで監視された SNMP エージェント内の管理対象オブジェクトの数に応じ、低から中程度の CPU 負荷を引き起こす 

MIB-II システム (簡易)

CPU 負荷はほとんど起きず、フットプリントはシステムインタフェース、IP 転送、および IP アドレステーブルのサイズに応じてごくわずか増大する 

NFS ファイルシステム

ホストマシンにマウントされているネットワークファイルシステムの数に応じてフットプリントのわずかな増大を引き起こす。CPU 負荷はわずかである 

NFS 統計情報

フットプリントのわずかな増大と低から中程度の CPU 負荷を引き起こす 

印刷スプーラ

フットプリントと CPU 負荷のわずかな増大を引き起こす 

Solaris プロセス監視

監視対象のプロセスの数に応じ、フットプリントのわずかな増大を引き起こす。監視対象のプロセスの数とプロセスの開始と停止の頻度に応じ、低から中程度の CPU 負荷を引き起こす