Sun Management Center の同時コンソールユーザーセッションが増えると、サーバーレイヤーの負荷がわずかに高まります。ここで、アクティブなユーザー数は、小規模構成の場合は 5 人、中規模構成の場合は 10 人、大規模および超大規模構成の場合は 15 人であると仮定します。また、ユーザーが実行しているアクティビティーは、管理されたプロパティーデータおよびイベントのブラウズや、データプロパティーの属性の編集などであると仮定します。
ユーザーによって開始される作業の中には、処理が実行される間サーバーレイヤーの性能に一時的に影響を与えるものがあります。
100 個以上のエージェントを対象とした「大規模なグループ操作」の場合は、相当のサーバーリソースを消費する可能性があります。このようなオペレーションは、変更によって管理対象エージェントでアラームが生成されるとサーバーの性能にさらに影響を与える可能性があります。これらのアラームは、イベント処理という形で管理アクティビティーをさらに発生させます。
サーバーの管理対象にする新しいエンティティーを多数追加する処理を伴う「ネットワーク検出操作」を行うと、その処理中にサーバーレイヤーホストに相当の負荷を与える可能性があります。
管理対象となる新しいエンティティーを多数追加する処理を伴うトポロジデータのインポート作業を行うと、エンティティーの追加中にサーバーレイヤーの応答速度が低下する可能性があります。
ユーザーによって開始されるこれらのアクションの影響は、同時実行を避ける、大規模のオペレーションを細分化する、可能であればピーク時以外に作業を行う (あるいはスケジューリングする) などの方法で最小限に抑えることができます。