Sun Management Center 4.0 インストールと構成ガイド

モジュールのセキュリティー

Sun Management Center は、サービス管理機能 (SMF)、Module Configuration Propagation (MCP)、および Solaris Container Manager モジュールに対するモジュールレベルのセキュリティーを提供します。ユーザーは誰でも、Sun Management Center エージェントで任意のモジュールを読み込むことができます。しかしながら、モジュールでの処理や値の設定や変更を行うには、事前にアクセス権を取得している必要があります。モジュールセキュリティーは、RBAC (Role Based Access Control) およびローカルファイルアクセスの 2 通りの方法で提供されます。

RBAC はプロファイルに基づいています。必要なプロファイルを持つユーザーは、そのプロファイル固有の作業を行うことができます。RBAC は、Solaris システムの管理コマンドを使用して実現できます。

ローカルファイルアクセスは、OS からは独立したセキュリティー機能です。ユーザーは、ローカルアクセスファイルに、必要なアクセス権を追加してもらう必要があります。ローカルファイルアクセスによるセキュリティーは、es-config コマンドを使用して実現できます。詳細は、es-config の使用」を参照してください。