マルチ IP エージェントマシンに root としてログインします。
エージェントが使用している IP アドレスを確認します。
uname -n コマンドを入力して、マシン名を表示します。
# uname -n u60-01 |
エージェントは、uname -n で報告されたマシン名に割り当てられている IP アドレス上で動作するように構成されています。この例では、エージェントはマシン名 u60–01 に割り当てられている IP インタフェース上で動作するように構成されています。
IP インタフェースのアドレスを確認します。
cat /etc/hosts コマンドを入力して、各 IP アドレスに割り当てられているマシン名を表示します。
次に例を示します。
# uname -n u60-01 # cat /etc/hosts 127.0.0.1 localhost 10.1.2.111 u60-01 loghost 10.2.3.222 u60-01-ip2 |
上記の例では、uname-n によって u60–01 が表示され、この u60–01 は IP インタフェース 10.1.2.111 に割り当てられています。
Sun Management Center エージェントが別の IP インタフェースで動作するように構成する場合は、次の手順で説明するように、その IP インタフェースに使用するようにエージェントを割り当て直します。
エージェントが動作している場合は、エージェントを停止します。
/opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -A コマンドを入力します。
Sun Management Center のすべてのプロセスが停止します。
マシン名を、適切なインタフェースに割り当てられている名前に変更します。
ここでは、エージェントが現在使用している IP インタフェース 10.1.2.111 が、マシン名 u60–01 に割り当てられていると仮定します。マシン名 u60–01-ip2 に割り当てられている IP インタフェース 10.2.3.222 を使用するようにエージェントを割り当て直します。
IP インタフェース10.2.3.222 を使用するようにエージェントの割り当てを変更するには、 uname -S u60–01–ip2. コマンドを入力します。
エージェントをセットアップします。
エージェントが新しい IP インタフェース割り当てを使用できるには、エージェントをもう一度セットアップする必要があります。
/opt/SUNWsymon/sbin/es-setup -F コマンドを入力します。
セキュリティーキーシードの入力を求めるメッセージが表示されます。
Sun Management Center のセキュリティーキーを指定します。
「Sun Management Center のセットアップ」の手順 b で Sun Management Center をセットアップしたときに指定したものと同じセキュリティーシードパスワードを入力します。もう一度パスワードを入力します。
SNMPv1 コミュニティー文字列の入力を求めるメッセージが表示されます。
SNMPv1 コミュニティー文字列を指定します。
「Sun Management Center のセットアップ」の手順 c で Sun Management Center をセットアップしたときに指定したものと同じコミュニティー文字列を入力します。デフォルト値の public を使用した場合は、Return キーを押します。
server-host-name が Sun Management Center サーバーとして構成されたことを示すメッセージが表示されます。 server-host-name は、サーバーがインストールされているマシンの名前です。
表示されたサーバー名が正しい場合は、y を入力します。
表示されたサーバー名が正しくない場合は、n を入力します。Sun Management Center ホスト名の指定を求めるメッセージが表示されます。
サーバーがインストールされているマシンの名前を入力します。
エージェントが新しい IP アドレスを使用するようにセットアップされます。
任意のアドオンエージェントコンポーネントをインストールしていた場合は、アドオンコンポーネントもセットアップするように求めるメッセージが表示されます。
エージェントの構成が完了したら、エージェントを再起動できます。
エージェントを再起動します。
/opt/SUNWsymon/sbin/es-start -A コマンドを入力します。