DSCC には、DSCC に登録されているサーバーが表示されます。
DSCC がインストールされているマシンで問題が発見された場合は、DSCC を別のマシンにインストールし、次にサーバーを再登録します。ただし、これにはかなり時間がかかる可能性があります。DSCC を使ってサーバーにすぐにアクセスする場合は、DSCC フェイルオーバーを設定できます。
DSCC フェイルオーバーを設定する場合は、次のような点を考慮に入れてください。
登録済みサーバーのすべての情報は、DSCC レジストリに格納される。このレジストリは Directory Server インスタンスである。管理コマンド dsadm および dsconf で、レジストリを管理できます。
DSCC レジストリには、次のようなデフォルトの特性があります。
Solaris — /var/opt/SUNWdsee/dscc6/dcc/ads
Linux および HP-UX — /var/opt/sun/dscc6/dcc/ads
Windows — C:\Program Files\Sun\DSEE\var\dscc6\dcc\ads
cn=dscc
LDAP 3998、LDAPS 3999
DSCC を複数のマシンにインストールしたあとは、DSCC レジストリサフィックス間にレプリケーションを設定できます。第 10 章「Directory Server のレプリケーション」で説明するレプリケーションコマンド行の手順に従います。あるいは、単純なレプリケーション設定の例については、dsconf(1M) のマニュアルページを参照してください。
レプリケーションを設定したら、別のマシンから DSCC に登録されているサーバーと同じサーバーにアクセスできます。たとえば、host1 および host2 上のDSCC レジストリサフィックス間にレプリケーションを設定する場合は、 https://host1:6789 または https://host2:6789 のいずれかにある DSCC で同じサーバーを管理できます。ホストで障害が発生した場合は、もう一方のホストから DSCC にアクセスします。