ここでの作業は次の情報を前提としています。
Directory Server インスタンスが host1 上のポート 4389 で実行されている。
Directory Server のデータがサフィックス dc=example,dc=com の下に保存されている。この例と同じ環境を構築するには、Directory Server インスタンスとサフィックス dc=example,dc=com を作成し、install-path/ds6/ldif/Example.ldif のサンプルデータをインポートしてください。
Directory Server インスタンスに対して、myds1 という名前の LDAP データソースを作成します。
% dpconf create-ldap-data-source myds1 host1:4389 |
データソースを有効にして、データソースへの書き込み操作を許可します。
% dpconf set-ldap-data-source-prop myds1 is-enabled:true is-read-only:false |
myds1-pool という名前の LDAP データソースプールを作成します。
% dpconf create-ldap-data-source-pool myds1-pool |
LDAP データソースを LDAP データソースプールに接続します。
% dpconf attach-ldap-data-source myds1-pool myds1 |
データソースがそのデータソースプールからのバインド、追加、検索、および変更操作の 100% を受け取るように指定します。
% dpconf set-attached-ldap-data-source-prop myds1-pool myds1 add-weight:100 \ bind-weight:100 modify-weight:100 search-weight:100 |
ベース DN が dc=example,dc=com で myds1–view という名前のデータソースプールの LDAP データビューを作成します。
% dpconf create-ldap-data-view myds1-view myds1-pool dc=example,dc=com |
dc=example,dc=com のユーザーとして、LDAP データソース内のエントリをすべて検索して、データビューから読み取りができることを確認します。
% ldapsearch -p 1389 -D "uid=kvaughan,ou=people,dc=example,dc=com" -w bribery \ -b dc=example,dc=com "objectclass=*" |
dc=example,dc=com のユーザーの資格を使用します。cn=Directory Manager を使用する場合は、この DN を処理するようにデータビューを定義する必要があります。
dc=example,dc=com のユーザーとして、userPassword 属性を変更して、データビューに書き込みができることを確認します。
% ldapmodify -p 1389 -D "uid=kvaughan,ou=people,dc=example,dc=com" -w bribery dn: uid=kvaughan,ou=people,dc=example,dc=com changetype: modify replace: userPassword userPassword: myNewPassword |
Directory Server 内のデフォルト ACI はユーザーが自分自身のパスワードを変更することを許可しています。