Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.2 管理ガイド

LDAP データビューの設定とテスト

ProcedureLDAP データビューを設定する

始める前に

ここでの作業は次の情報を前提としています。

  1. Directory Server インスタンスに対して、myds1 という名前の LDAP データソースを作成します。


    % dpconf create-ldap-data-source myds1 host1:4389
  2. データソースを有効にして、データソースへの書き込み操作を許可します。


    % dpconf set-ldap-data-source-prop myds1 is-enabled:true is-read-only:false
  3. myds1-pool という名前の LDAP データソースプールを作成します。


    % dpconf create-ldap-data-source-pool myds1-pool
  4. LDAP データソースを LDAP データソースプールに接続します。


    % dpconf attach-ldap-data-source myds1-pool myds1
  5. データソースがそのデータソースプールからのバインド、追加、検索、および変更操作の 100% を受け取るように指定します。


    % dpconf set-attached-ldap-data-source-prop myds1-pool myds1 add-weight:100 \
     bind-weight:100 modify-weight:100 search-weight:100
  6. ベース DN が dc=example,dc=commyds1–view という名前のデータソースプールの LDAP データビューを作成します。


    % dpconf create-ldap-data-view myds1-view myds1-pool dc=example,dc=com

ProcedureLDAP データビューをテストする

  1. dc=example,dc=com のユーザーとして、LDAP データソース内のエントリをすべて検索して、データビューから読み取りができることを確認します。


    % ldapsearch -p 1389 -D "uid=kvaughan,ou=people,dc=example,dc=com" -w bribery \
     -b dc=example,dc=com "objectclass=*"

    注 –

    dc=example,dc=com のユーザーの資格を使用します。cn=Directory Manager を使用する場合は、この DN を処理するようにデータビューを定義する必要があります。


  2. dc=example,dc=com のユーザーとして、userPassword 属性を変更して、データビューに書き込みができることを確認します。


    % ldapmodify -p 1389 -D "uid=kvaughan,ou=people,dc=example,dc=com" -w bribery
    dn: uid=kvaughan,ou=people,dc=example,dc=com
    changetype: modify
    replace: userPassword
    userPassword: myNewPassword

    注 –

    Directory Server 内のデフォルト ACI はユーザーが自分自身のパスワードを変更することを許可しています。