ゾーン、プールまたはプロジェクトの、作成、変更または削除に失敗したときに表示されるエラーメッセージが不完全で、詳細が表示されません。次のような内容のエラーメッセージが表示される場合があります。
リソースプールを作成できない
ゾーンを作成できない
プロジェクト、ゾーン、またはプールを更新できない
有効なユーザーのコンテナを有効にできない
コンテナをホストに関連付けることができない
回避方法: これらのエラーのいずれかが発生した場合は、このあとのプロファイルに関する推奨事項を参照してください。ただし、推奨されている作業を行う前に、ユーザーが有効な Sun Management Center ユーザーであり、必要な管理者権限を持っている (esadm、esdomadm グループに属している) ことを確認してください。
次のコマンドを実行して、必要なプロファイルにユーザーが関連付けられていることを確認してください。
$ profiles <username>
必要なプロファイルは次のとおりです。
Solaris 10 の場合 - ゾーン管理、プール管理、プロジェクト管理
Solaris 9 の場合 - プール管理、プロジェクト管理
Solaris 8 の場合 - プール管理、プロジェクト管理
必要なプロファイルがない場合は、次のコマンドをスーパーユーザーで実行し、ユーザーに関連付けられているプロファイルを変更します。
# usermod -P "<必要なプロファイルをコンマで区切ったリスト>" <username>
システム上にプロファイルが存在しない場合は、/etc/security ディレクトリの prof_attr ファイルに次の形式で必要なエントリを追加します。
Pool Management:::Resource pool management profile:help=RtPoolMgmt.html
Project Management:::Manage Solaris projects:auths=solaris.project.read,solaris.project.write;help=RtProjManagement.html
次のコマンドを実行して、ユーザーが SCM モジュールのローカルアクセスユーザーリストに含まれているかどうかを確認します。
<BASEDIR>/SUNWsymon/sbin/es-config -M scm-container -s
ユーザーがアクセスリストに含まれていない場合は、次のコマンドを実行します。
<BASEDIR>/SUNWsymon/sbin/es-config -M scm-container -l <user_name>