Solaris 10 で cfgadm コマンドを使用してシステムボードに動的再構成 (DR) 操作を行なったあと、構成リーダーのテーブルのいくつかの値が表示されない、または "--" と表示されます。この影響を受けるのは、構成リーダーテーブルの次のエントリです。
システム
ネットワークデバイス
LOM
ASR
LOM イベント
LOM アラーム
障害インジケータ
ハードウェアの概要と物理表示も影響を受けます。ハードウェアの概要では値が "--" と表示され、物理表示ではシステムの画像が表示されません。
回避方法:
DR 操作後に、次のコマンドを使用して PICL デーモンを再起動してください。
Solaris 8 または 9 システムの場合:
% /etc/init.d/picld stop
% /etc/init.d/picld start
Solaris 10 システムの場合:
% svcadm restart svc:/system/picl:default
Netra 1280 サーバーで DC PSU タイプ D142 を動的に再構成したあと、PICL デーモンが更新されません。
回避方法: DR 操作後に、次のコマンドを使用して PICL デーモンを再起動してください。
Solaris 8 または 9 システムの場合:
% /etc/init.d/picld stop
% /etc/init.d/picld start
Solaris 10 システムの場合:
% svcadm restart svc:/system/picl:default
DC 電源装置フィールドの A とB の報告が逆になっています。たとえば、A が故障していて、B が正常の場合、Sun Management Center は、B が故障していて、A が正常と報告します。
回避方法: ありません。
Solaris 10 システムに対する DR 操作の取り外しプロセス中、ディスクやネットワークなどの内部デバイスが検出されません。
回避方法: DR 操作後に、次のコマンドを使用して PICL デーモンを再起動してください。
% svcadm restart picl
この回避策を使用しても、Solaris 10 システムで動作するエージェントが、内部デバイス (ディスク、ネットワーク) の取り外しや挿入、再構成操作の発生を検出できないことがあります。