Sun Java System Web Server 7.0 Update 2 リリースノート

統合された逆プロキシ

Web Server には逆プロキシが統合されています。逆プロキシは内部モジュールとして実行できます。

逆プロキシは、クライアントに対しては Web サーバー (元のサーバー) として表示されますが、実際は受信した要求を 1 つ以上の元のサーバーに転送します。逆プロキシは自身を元のサーバーとして提示するため、逆プロキシを使用するようにクライアントを構成する必要はありません。指定された逆プロキシが、同じ構成の複数の元のサーバーに要求を転送するように設定することで、逆プロキシをアプリケーションレベルのソフトウェアのロードバランサとして動作させることができます。通常の配備では、ブラウザと元のサーバーの間に 1 つ以上の逆プロキシが配備されます。

統合された逆プロキシでは、公共のインターネットと元の Web Server との間に追加の保護層が提供されます。Web Server は、Tomcat や Sun Java System Application Server 9 などのバックエンドアプリケーションサーバーの逆プロキシサーバーとして構成できます。

Web Server は、逆プロキシを設定するための GUI および CLI サポートを提供します。

逆プロキシの設定方法については、『Sun Java System Web Server 7.0 Update 2 Administrator’s Guide』を参照してください。