Sun Java System Web Server 7.0 Update 2 リリースノート

コア

次の表に、Web Server のコアにおける既知の問題の一覧を示します。

表 5 コアにおける既知の問題

バグ ID 

内容 

6296993 

ある obj.conf 指令の実行時にエラーが発生した場合、問題の指令が見つかった場所のファイル名と行番号がログに記録されない。

6365160 

データ型の制約違反のために server.xml のスキーマ検証が失敗したときに、要素の一連の有効な値を説明しないエラーメッセージが表示される。

6378940 

どの HTTP ヘッダー解析エラーにも、クライアント IP とエラーの説明が記録されない。

6470552 

set-variable SAF が定義済みの変数を設定できなかった。

6486480 

<replacement>false</replacement> を指定すると、service-nsfc-dump のエントリヒット数が 0 になる。

server.xml ファイル内で <replacement>false</replacement> を指定すると、service-nsfc-dump 出力のエントリヒット数が 0 と表示されます。ただし、キャッシュヒット数は正しく表示されます。

6489220 

サーバーが、$$ 文字定数を含む非補間文字列を挿入文字列として扱う。

あるパラメータ値に $$ escape が含まれている場合、サーバーは、そのパラメータブロックの PblockModel を構築します。$$ は定数なので、これは不要です。

6639402 

最大ファイル記述子数が 1024 の場合、サーバーで設定された接続キューのサイズが小さすぎる (128)

Web Server では、さまざまなコンポーネント用にファイル記述子が予約されています。接続プールキューのサイズ、ファイルキャッシュの最大オープンファイル数、および最大キープアライブ接続数が設定されていない場合、その他のコンポーネント用にファイル記述子を予約した後に、Web Server によって使用可能な記述子が 3 つの値の間で分割されます。最大ファイル記述子数のデフォルト値が小さいシステム (Solaris 8 や RHEL など) では、接続プールのサイズが小さい値に設定される場合があります。たとえば、RHEL の場合、最大ファイル記述子数のデフォルト値は 1024 です。接続キューのサイズが割り当てられていない場合は、Web Server によって 128 接続が接続キューに割り当てられます。稼動が多いシステムでは、この値が小さすぎることがあります。接続のタイムアウトが開始した場合、ユーザーは最大ファイル記述子数をより高い値に設定する必要があります。