デバッグレベルを「message」に設定すると、複数のファイルが生成されます。「デバッグファイル名」はリライタのデバッグファイルとその内容を示しています。
表 4–2 リライタのデバッグファイル
ファイル名 |
説明 |
---|---|
RuleSetInfo |
書き換えに使用されたすべてのルールは、このファイルに記録されます。 |
Original Pages |
ページの URI、解決された URI (ページ URI と異なる場合)、コンテンツの MIME、ページに適用されたルールセット、パーサー MIME、および元のコンテンツが記録されます。 このファイルには、解析に関連する具体的な error/warning/message も記録されます。 message モードでは、すべてのコンテンツが記録されます。warning モードと error モードでは、書き換え時に発生した例外だけが記録されます。 |
Rewritten Pages |
ページの URI、解決された URI (ページ URI と異なる場合)、コンテンツの MIME、ページに適用されたルールセット、パーサー MIME、および書き換えられたコンテンツが記録されます。 この情報は、デバッグモードを message に設定した場合にだけ記録されます。 |
Unaffected Pages |
このファイルには、変更されなかったページのリストが含まれます。 |
URIInfo Pages |
検出され、変換された URL が記録されます。コンテンツが元のデータと同じ状態で残された、すべてのページの詳細が記録されます。 記録される詳細情報はページの URI、MIME、符号化データ、書き換え時に適用されたルールセットの ID、およびパーサー MIME です。 |
これらのファイルのほかに、リライタはこれらのファイルに記録されないデバッグメッセージを記録するファイルを生成します。このファイルの名前は 2 つの部分から構成されます。最初の部分は pwRewriter または psSRARewriter で、2 番目の部分は portal または gateway-profile-name を使用した拡張子です。
デバッグファイルは、ポータルまたはゲートウェイに表示されます。これらのファイルは、AMConfig-instance-name.properties ファイルに指定されているディレクトリに格納されます。
リライタコンポーネントは、デバッグ用に次のファイルを生成します。
prefix_RuleSetInfo.extension
prefix_OrginalPages.extension
prefix_RewrittenPages.extension
prefix_UnaffectedPages.extension
prefix_URIInfo.extension
各表記の意味は次のとおりです。
prefix は、URL スクレーパーを使用した場合は psRewriter、ゲートウェイを使用した場合は psSRAPRewriter です。
extension は、URL スクレーパーを使用した場合は portal、ゲートウェイを使用した場合は gateway-profile-name です。
たとえば、ページの変換にゲートウェイ上のリライタとデフォルトのゲートウェイプロファイルを使用した場合は、次のデバッグファイルが生成されます。
psSRAPRewriter_RuleSetInfo.default
psSRAPRewriter_OriginalPages.default
psSRAPRewriter_RewrittenPages.default
psSRAPRewriter_UnaffectedPages.default
psSRAPRewriter_URIInfo.default
psSRAPRewriter.default