Sun Java System Portal Server Secure Remote Access 7.2 管理ガイド

デバッグファイル名

デバッグレベルを「message」に設定すると、複数のファイルが生成されます。「デバッグファイル名」はリライタのデバッグファイルとその内容を示しています。

表 4–2 リライタのデバッグファイル

ファイル名 

説明 

RuleSetInfo 

書き換えに使用されたすべてのルールは、このファイルに記録されます。 

Original Pages 

ページの URI、解決された URI (ページ URI と異なる場合)、コンテンツの MIME、ページに適用されたルールセット、パーサー MIME、および元のコンテンツが記録されます。 

このファイルには、解析に関連する具体的な error/warning/message も記録されます。 

message モードでは、すべてのコンテンツが記録されます。warning モードと error モードでは、書き換え時に発生した例外だけが記録されます。 

Rewritten Pages 

ページの URI、解決された URI (ページ URI と異なる場合)、コンテンツの MIME、ページに適用されたルールセット、パーサー MIME、および書き換えられたコンテンツが記録されます。 

この情報は、デバッグモードを message に設定した場合にだけ記録されます。 

Unaffected Pages 

このファイルには、変更されなかったページのリストが含まれます。 

URIInfo Pages 

検出され、変換された URL が記録されます。コンテンツが元のデータと同じ状態で残された、すべてのページの詳細が記録されます。 

記録される詳細情報はページの URI、MIME、符号化データ、書き換え時に適用されたルールセットの ID、およびパーサー MIME です。 

これらのファイルのほかに、リライタはこれらのファイルに記録されないデバッグメッセージを記録するファイルを生成します。このファイルの名前は 2 つの部分から構成されます。最初の部分は pwRewriter または psSRARewriter で、2 番目の部分は portal または gateway-profile-name を使用した拡張子です。

デバッグファイルは、ポータルまたはゲートウェイに表示されます。これらのファイルは、AMConfig-instance-name.properties ファイルに指定されているディレクトリに格納されます。

リライタコンポーネントは、デバッグ用に次のファイルを生成します。

prefix_RuleSetInfo.extension

prefix_OrginalPages.extension

prefix_RewrittenPages.extension

prefix_UnaffectedPages.extension

prefix_URIInfo.extension

各表記の意味は次のとおりです。

prefix は、URL スクレーパーを使用した場合は psRewriter、ゲートウェイを使用した場合は psSRAPRewriter です。

extension は、URL スクレーパーを使用した場合は portal、ゲートウェイを使用した場合は gateway-profile-name です。

たとえば、ページの変換にゲートウェイ上のリライタとデフォルトのゲートウェイプロファイルを使用した場合は、次のデバッグファイルが生成されます。

psSRAPRewriter_RuleSetInfo.default

psSRAPRewriter_OriginalPages.default

psSRAPRewriter_RewrittenPages.default

psSRAPRewriter_UnaffectedPages.default

psSRAPRewriter_URIInfo.default

psSRAPRewriter.default