Sun Java System Portal Server Secure Remote Access 7.2 管理ガイド

複数ホスト接続のスタティックルール

このルールは、クライアントマシンから 2 台のマシン sesta および siroe への Telnet 接続をサポートします。

ルール名 

暗号化方式 

リモートアプリケーションの URL 

ダウンロードアプレットの有効化 

拡張セッションを有効 

ローカルポートと宛先サーバーポートのマップ 

myrule 

SSL_RSA_WITH_RC4_128_MD5

null 

チェックボックスにチェックマークを付けない 

チェックボックスにチェックマークを付ける 

  • ローカルポート: 1111 〜 1234

  • 接続先ホスト: sesta-siroe

  • 接続先ポート: 23

各表記の意味は次のとおりです。

23 は接続先ホストの接続用ポート番号、つまり、Telnet の予約ポートです。

1111 は、ネットレットが最初の接続先ホスト siroe からの接続要求を待機するクライアント側のポートです。

1234 は、ネットレットが 2 番目の接続先ホスト siroe からの接続要求を待機するクライアント側のポートです。

このルールの最初の 6 つのフィールドは、「基本的なスタティックルール」と同じです。2 番目の接続先ホストを識別するためのフィールドが 3 つ追加されている点が異なります。

ルールにターゲットを追加するときは、新しい接続先ホストごとに、local portdestination hostdestination port の 3 つのフィールドを追加する必要があります。


注 –

各接続先ホストへの接続を、3 つのフィールドのセットを使って記述することができます。2048 未満の待機ポート番号は、UNIX ベースのリモートクライアントでは使用できません。UNIX は下位数値のポートに制約され、root でリスナーを開始する必要があるためです。


このルールは前述のルールと同様に機能します。ネットレットプロバイダはリンクを表示しませんが、ネットレットは指定された 2 つのポート (1111 と 1234) で自動的に起動して待機します。ユーザーはクライアントソフトウェア、この場合は、ホストに接続するために localhost のポート 1111 に対して Telnet セッションを、2 番目のホストに接続するには、localhost のポート 1234 に対して Telnet セッションを開始する必要があります。