Sun Java System Portal Server Secure Remote Access 7.2 管理ガイド

Procedure「処理の設定」を設定する

  1. Portal Server 管理コンソールに管理者としてログオンします。

  2. 「Secure Remote Access」タブを選択し、「ネットファイル」タブを選択します。

  3. 「DN を選択」リストからユーザーまたは組織の DN を選択するか、または DN を追加します。

  4. 次の属性を変更します。

    属性名 

    説明 

    デフォルトの圧縮タイプ 

    デフォルトのファイル圧縮形式として、ドロップダウンボックスから ZIP または GZ を選択します。 

    デフォルトの圧縮レベル 

    ドロップダウンボックスからデフォルトの圧縮レベルを選択します。デフォルトは 6 です。 

    一時ディレクトリの場所 

    一時ファイル用のディレクトリの場所を入力します。指定された一時ディレクトリがサーバー上に存在しない場合は作成されます。 

    一時ディレクトリは、ファイルのメール送信など、いくつかのファイル操作で必要とされます。デフォルトの一時ディレクトリは /tmp です。一時ファイルは、必要な操作の完了後に削除されます。


    注 –

    Web サーバーが実行時に使用する ID (nobody または noaccess) に、指定されたディレクトリに対するアクセス権 rwx が割り当てられていることを確認します。また、要求される一時ディレクトリへの完全パスに対するアクセス権 rx が ID に割り当てられていることを確認します。



    ヒント –

    ネットファイルの一時ディレクトリを個別に作成する場合があります。Portal Server のすべてのモジュールに共通な一時ディレクトリを指定すると、ディスクの容量がすぐに足りなくなります。ファイルのメール送信など、ネットファイルの一部の操作は、一時ディレクトリの容量がなくなると機能しません。


    ファイルのアップロード制限 (M バイト) 

    このフィールドでアップロードできるファイルの最大サイズを入力します。デフォルト値は 5M バイトです。 

    アップロードされるファイルのサイズがここで指定した制限を超える場合は、エラーメッセージが表示され、ファイルはアップロードされません。無効な値を入力すると、ネットファイルは値をデフォルト値にリセットします。ユーザーごとに異なるファイルアップロードサイズ制限を指定できます。 

    検索ディレクトリ制限 

    1 回の検索操作で検索できるディレクトリの最大数を入力します。この制限は、ネットワークの渋滞を緩和するのに役立ち、多数のユーザーが同時にログインする場合のアクセス速度が向上します。デフォルト値は 100 です。 

    ユーザーが A というディレクトリを使用しているとします。A には 100 のサブディレクトリがあります。検索するディレクトリの最大数を 100 に指定した場合、ディレクトリ A 全体の検索が行われ処理が停止します。ディレクトリ A で検索の制限数 100 に達したため、ほかのディレクトリの検索は行われません。検索の制限数を超えるまでに累積された検索結果と、検索の制限数を超えたことを示すエラーメッセージが表示されます。検索を続けるためには、ユーザーは次のディレクトリで手動で検索を再開する必要があります。検索操作は、深度優先で行われます。つまり、検索の処理はユーザーが選択したディレクトリのすべてのサブディレクトリを実行し、その後に次のディレクトリに移動します。

  5. 「保存」をクリックして終了します。