Sun Java System Portal Server 7.2 管理ガイド

デスクトップ設計ツールの概要

ここで説明する内容は、次のとおりです。

DDT の配備環境

デスクトップ設計ツールは、2 とおりの配備状況に対応します。

白紙状態から開始する場合、識別ノード (DN) にあらかじめデスクトップサービスが割り当てられている必要があります。新しいノードを作成してデスクトップサービスをそのノードに割り当てたあとで、Portal Server 管理コンソールから新しいノードを選択し、デスクトップ設計ツールのリンクをクリックすることができます。「タイトルなし」という名前のタブがこのノード内に自動的に作成され、このタブ上で作業を開始できます。

サンドボックス組織とは

サンドボックスサンプルをインストールする場合、サンドボックス組織がインストーラによって作成されます。また、サンドボックス組織の下にデスクトップユーザー sandbox が作成されます。sandbox は、ユーザー sandbox のパスワードです。この組織を使用して、デスクトップの構築を開始できます。サンドボックス組織には 1 つのメインタブがあり、このメインタブの下に 2 つのサブタブがあります。レイアウトへのポートレットの追加を開始できます。ユーザー sandbox としてログインすると、デスクトップ設計ツールを使用して構築した実際のデスクトップを表示できます。

サンドボックス組織 DN を利用することで、新しい組織やユーザーを個別に作成する必要なしに、デスクトップ設計ツールで新しいデスクトップをすばやく作成できます。

DDT を使用してできること

デスクトップ設計ツールでは、デスクトップレイアウトを作成または編集したあとで、そのレイアウトにテーマを適用できます。デスクトップ設計ツールは大きく 2 つの領域に分けることができます。レイアウトとテーマです。デスクトップ設計ツールを使用すると、ディスプレイプロファイルドキュメントが読み込まれていない DN を作業対象として選択し、完全に新規のデスクトップを作成することができます。デフォルトテーマ (Look & Feel) が使用されますが、デスクトップの共通タスク領域から「テーマの管理」リンクを使用して別のテーマに切り替えることができます。

デスクトップ設計ツールで新しいデスクトップを作成するとき、デスクトップタイプの値は theme_support です。白紙状態から開始して新しい組織を作成するとき、デスクトップタイプは default であり、親コンテナは DefaultChannel です。デスクトップ設計ツールを使用して新しい組織を設計したあと、デスクトップタイプはデフォルトになり、親コンテナは DefaultJSPTabContainer に変更されます。