テンプレートを新規作成する、または既存のテンプレートを変更するには、この節で説明する手順に従います。次の 3 つの方法のいずれかでテンプレートを作成できます。
psadmin ユーティリティーを使用して、テンプレートのエクスポート、コンテンツの追加、およびコンテンツのインポートを行う。
コンテンツを作成し、そのコンテンツをインポートして既存のテンプレートを上書きする。
既存のテンプレートに新しいファイルを追加する。
communityTemplateBaseDir に移動します。
次の手順を実行します。
新しいテンプレート用の新しいディレクトリを作成する
新しいテンプレートディレクトリに既存のテンプレートをコピーする
たとえば、次のように入力します。
cd PortalServer-DataDir/portals/portal-URI/communitytemplates mkdir NewTemplate cp 2column/* NewTemplate/ |
新しいテンプレートディレクトリ内の、ロールに基づくディスプレイプロファイルドキュメントを必要に応じて変更します。
ロールに基づくディスプレイプロファイルドキュメントの詳細については、「テンプレートの構文とセマンティクス」を参照してください。
プロパティーファイルを作成し、「テンプレート記述子ファイル」で説明したプロパティーが含まれるようにファイルを編集し、ファイルを保存します。
たとえば、新しいテンプレート用の新しいプロパティーファイルを作成するには、次のように入力します。
cp 2colimn.properties NewTemplate.properties |
または
touch NewTemplate.properties |
新しく追加したテンプレートを確認するために、現在のポータルセッションをすべてログアウトし、再ログインして変更を確認します。
communityTemplateBaseDir/ template ディレクトリに移動し、変更を加えるファイルを開きます。
現在のポータルセッションをすべてログアウトし、再ログインして変更を確認します。
複数ポータル環境 (システム上に複数のポータルが存在するとき) では、コミュニティーテンプレートの変更を複数のポータルにまたがって適用できるように、( communityTemplateBaseDir 内のファイルを直接編集する代わりに) PAR 機構を使用します。これにより、すべてのポータルでコミュニティーテンプレートの同じ集合を共有できます。ポータル間で環境を同期することが望ましくない場合は、「単一ポータル環境用の新しいテンプレートを作成する」で説明されている手順を使用します。
psadmin export --type desktop コマンドを使用して、(コミュニティーテンプレートを含む) デスクトップデータをエクスポートしてから、内容を編集できるようにそのデータをエクスポートします。または、コミュニティーテンプレートだけを含みその他のデスクトップデータを含まない、完全に新規の PAR 構造を作成します。
内容を編集するには、「単一ポータル環境用の新しいテンプレートを作成する」の手順に従います。
次の内容を含む新しい PAR ファイルを作成します。
-+-- META-INF -- MANIFEST.MF | +-- pbfiles -+-- communityTemplateBaseDir -+-- template1 -+-- deleted.xml | | | | | +-- disabled.xml | | | | | +-- member.xml | | | | | +-- owner.xml | | | | | +-- visitor.xml | | | +-- template1.properties | | | +-- template1_en.properties | | | +-- template1_fr.properties | | | +-- ... | +-- static -- community -- images -- template1.gif
必要に応じて内容を編集または追加します。
新しい PAR ファイルを作成します。
psadmin import サブコマンドを使用して、すべてのポータルにまたがって PAR の内容をインポートします。
すべてのデスクトップデータをエクスポートした場合は、psadmin export サブコマンドですべてのデスクトップデータがエクスポートされることに注意してください。コミュニティーテンプレートのみを含む完全新規の PAR 構造を作成する場合は、このコマンドによってコミュニティーテンプレートのみがエクスポートされます。
詳細については、『Sun Java System Portal Server 7.2 Command-Line Reference』の「psadmin export」を参照してください。