この章では、Google が提供するガジェットの、ユーザーデスクトップへの統合について説明します。
Portal Server 管理者は、Google ガジェットリポジトリ内のガジェットをエンドユーザーが各自のデスクトップに追加することを許可できます。この節では、Google ガジェットの機能と、管理者が行う次の手順について説明します。
Google ガジェットリポジトリ内のガジェットは、JSR 168 ラッパーポートレットである googlegadgetportlet.GoogleGadgetPortlet を利用して実行されます。このポートレットにより、ポータルでのガジェットの実行、設定編集などのページコンテナサービスの使用、タイトルバーのみの表示、全ページ表示、新しいウィンドウへの表示、削除などの処理が可能になります。
パーソナライズされた Google ホームページ専用に設計されたガジェットや、RSS フィードを表示するガジェットなどの一部のガジェットは、Portal Server と互換性がない場合があります。ガジェットはそのパフォーマンス、品質、または内容についての保証または表明を伴うことなく、Google、他社、またはユーザーによって開発されます。
ポータルページ上の Google ガジェットは、JSPTableContainerProvider および AJAXTableContainerProvider に基づくページコンテナに対して、グローバルレベル、組織レベル、ロールレベル、またはユーザーレベルで有効にすることができます。
Google ガジェットリポジトリ内のガジェットをデスクトップで実行することを Portal Server 管理者が許可すると、権限を持つエンドユーザーが次のことを実行できるようになります。
Google のガジェットリポジトリに収録された数千のガジェットから任意のものを選んでポータルページに追加する
エンドユーザーが「ガジェットの追加」をクリックすると、次のタスクが発生します。
選択したガジェットをポータルページに追加するための非同期要求が Portal Server に対して行われる
サムネイル画像および「ガジェットの追加」ボタンが淡色表示になる。
ガジェットの幅を選択する。選択肢は「狭い」(デフォルト) または「広い」
ポータルのチャネル編集インタフェースを使用して Google ガジェットをパーソナライズする
ポータルページからガジェットを削除する
ポータルで使用される Google の AJAX Feed API は、動作に Google API キーを必要とします。1 つの Google API キーは、1 つのドメイン (例: foo.com) およびそのサブドメイン (例: bar.foo.com) で有効です。
Google の Google AJAX Feed API 登録ページに移動します。
「Sign-up for a Google AJAX API key」リンクをクリックします。
登録ページが表示されます。
表示された手順に従います。
「Generate API Key」をクリックします。
エンドユーザーによる Google ガジェットの設定および表示を許可するには、API キープロパティーを設定し、「Google ガジェットの追加」リンクを有効化する必要があります。
管理コンソールにログインします。
ポータルの「チャネルおよびコンテナを管理」セクションに移動します。
Google ガジェット API キー定義を設定します。
「Google ガジェットの追加」リンクを正しく有効化します。