Identity Manager は、本稼働リポジトリとして、MySQL 5.0.6.0 SP1 Enterprise Server をサポートするようになりました。(ID-17735、ID-19703)
MySQL 5.1.30 Enterprise Server を Identity Manager の本稼働リポジトリとして使用できるようになりましたが、my.cnf ファイルの変更が必要となる場合があります。MySQL の InnoDB コードに対する変更により、デフォルトのバイナリログ形式は STATEMENT になりました。Identity Manager は READ-COMMITTED トランザクション遮断レベルを使用するため、STATEMENT モードのバイナリログにより次のようなエラーが発生します。(ID-20460)
com.waveset.util.IOException: java.sql.SQLException: Binary logging not possible. Message: Transaction level 'READ-COMMITTED' in InnoDB is not safe for binlog mode 'STATEMENT' |
バイナリログを有効にする場合は、my.cnf ファイルに次の行を追加して、モードを MIXED に設定してください。
binlog_format=mixed |
この設定の変更により、バイナリログの例外を発生させることなく、5.1.30 をリポジトリとして使用できます。詳細は、MySQL のバグ #40360 を参照してください。
Identity Manager Repository は、MySQL の障害 9021 を回避するように変更されました。Repository の MysqlDataStore は、属性の条件ごとに名前の付いた JOIN を生成するようになりました。これまでは、MysqlDataStore は SUBSELECT および EXISTS 述語を使用する場合がありました。(ID-15636)
setRepo コマンドの使用法の出力が更新されました。-o がオプションのリストに追加され、-o を指定すると setRepo が新しいリポジトリの場所で初期チェックを実行しないという内容の説明が表示されます。使用法には、直接 JDBC 接続の例に -U と -P のフラグも表示されます。(ID-19475)