相互運用性の対応表の表 2–2 は、&ShortNam ES; 製品の相互運用性について要約しています。この対応表を使用する前に、表 2–1 を参照しておくと、製品の略語が理解しやすくなります。
この対応表を使用するには、まず関心のある製品の行を特定してから、その製品と Java ES 7 のほかの製品との交差部分を見てください。ここにどう書かれているかによって相互運用性を確認できます。「Yes」なら該当する製品との相互運用性があり、「No」なら相互運用性はありません。空白なら、該当する製品との相互作用なしです。「Yes」または「No」に続く番号は、相互運用性に関して該当する注釈 (「テクノロジーに関する注釈」) があることを示しています。
Java ES 7 製品を多数掲載できるように、表 2–2 では、表 2–1 に記載した製品に対応する略語を使用しています。
表 2–1 Java ES コンポーネント製品の略語
略語 |
製品 |
---|---|
DSEE | |
ESB | |
GFES | |
GFWS | |
GFWSS | |
HADB | |
IDM | |
JCAPS | |
MQ | |
NB | |
OSSOE | |
SC |
Solaris Cluster (Solaris Cluster Agents および Solaris Cluster Geographic Edition を含む) |
WPS | |
WS |
Java ES 7 Base の最新の製品バージョン番号については、表 1–1 を参照してくだ い。
上記に記載された製品すべてが Java ES に含まれているわけではありません。Sun GlassFish Portfolio 2009.12 やその他のオプションの Java ES 製品スイートに含まれていることもあるのでご注意ください。ここで相互運用性を記載しているのは、Java ES Base コンポーネントとの関係があるためです。の最新の製品およびバージョンについては、『Sun GlassFish Portfolio 2009.12 リリースノート』の「GlassFish Portfolio 2009.12 に含まれている製品」を参照してください。
この表からわかるのは、1 組の製品間の相互運用性に関する情報だけです。製品間に生じる可能性のある一般的な問題に関する情報は、この表では確認できません。相互運用性と機能の可用性について概要を完全に把握するには、この表とともに目的の製品のリリースノートを使用してください。
表 2–2 Java ES 7 製品バージョンの相互運用性
DSEE 6.3.1 |
GFES 2.1.1 |
GFWSS 10.0U6 |
MQ 4.3 |
OSSOE 8.0U1P2 |
SC 3.2 1/09 |
WPS 4.0.11 |
WS 7.0U6 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DSEE 6.3.1 |
— |
Yes (1) |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
No (1) |
|
GFES 2.1.1 |
Yes (1) |
— |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes (2) |
Yes (2) |
GFWSS 10.0U6 |
Yes |
Yes |
— |
Yes |
Yes |
No |
||
MQ 4.3 |
Yes |
Yes |
— |
Yes |
Yes |
Yes |
||
OSSOE 8.0U1P2 |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
— |
Yes |
Yes |
|
SC 3.2 1/09 |
Yes |
Yes |
Yes |
— |
Yes |
Yes |
||
WPS 4.0.11 |
Yes (2) |
Yes |
Yes |
Yes |
— |
Yes (2) |
||
WS 7.0U6 |
No (1) |
Yes (2) |
No |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes (2) |
— |
GFWS 1.5 |
Yes (1) |
Yes (2) |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes (2) |
Yes (2) |
|
IDM 8.1 |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
No (3) |
|
JCAPS 6.2 |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
No (3) |
上の表に記載されている挿入番号の注釈については、下記のテクノロジーに関する注釈の項を参照してください。
DSEE 6.3.1 と Web コンテナ。
Directory Server Enterprise Edition の Directory Server Control Center コンポーネントは、Web コンテナに配備する必要があります。GlassFish Enterprise Server および Apache Tomcat (GlassFish Web Stack の一部) 上での配備はサポートされていますが、Web Server 上での配備はサポートされません。Directory Server Enterprise Edition のほかのコンポーネントは、Web コンテナと相互作用しないので、Web コンテナとの間の相互運用性は問題となりません。
Web サーバー、コンテナ、およびプロキシの共存。
Web サーバー、コンテナまたはプロキシのどれか 2 つを同じシステムにインストールする場合、2 つの製品が業界標準ポート上で同じリスナーサービス (たとえば、ポート 80 にバインドされた HTTP リスナーサービス) を提供しようとしてもポートの競合が発生しないことを確認する必要があります。共存によってこのようなポートの競合が発生すると考えられる製品は、次のとおりです。
GlassFish Enterprise Server
Web Proxy Server
Web サーバー
GlassFish Web Stack (Apache Server や Apache Tomcat など、一部のコンポーネント)
IDM 8.1/JCAPS 6.2 および WS 7.0U6。
IdentityManager と Java CAPS はいずれも、Web サーバーを Web コンテナとしてはサポートしません。ただし、サービスおよび管理インタフェースがサポート対象の Web コンテナに配備されている場合には、両製品のサービスおよび管理インタフェースを Web サーバーの逆プロキシプラグイン機能で使用できます。