OpenSSO Enterprise 8.0 U1P2 は、その先行製品である Sun Java System Access Manager のバージョンとの互換性が確保されています。具体的な情報は次のとおりです。
OpenSSO Enterprise 8.0U1P2 は、すべての Access Manager 7.1 および Access Manager 7 2005Q 4 の既存機能 (たとえば、フル SDK やクライアント SDK API) に対する下位互換をサポートしています。次のリリースに対しては、下位互換がサポートされていません。
Access Manager 6 2005Q1 (6.3) およびそれ以前のリリース。
Liberty ID-FF スキーマのメタデータ: Directory Server 内の Access Manager または Federation Manager のスキーマをアップグレードしないかぎり、Liberty ID-FF プロファイルは機能しません。
OpenSSO Enterprise 8.0U1P2 は、OpenSSO Enterprise および Access Manager 7.1 の各インスタンスが同じ Directory Server スキーマにアクセスする場合にかぎり、Access Manager 7.1 と共存できます。この共存が発生するのは通常、Access Manager 7.1 の複数インスタンスが同じ Directory Server スキーマにアクセスしていて、順次に更新される場合です。次のリリースに対しては、共存がサポートされていません。
Access Manager 7 2005Q4
Access Manager 6 2005Q1 (6.3) およびそれ以前のリリース
Federation Manager 7.0
下位互換の詳細については、『『Sun OpenSSO Enterprise 8.0 Upgrade Guide』の「Backward Compatibility with OpenSSO Enterprise 8.0」」を参照してください。
共存の詳細については、『『Sun OpenSSO Enterprise 8.0 Upgrade Guide』の「Coexistence with OpenSSO Enterprise 8.0」」を参照してください。
OpenSSO Enterprise の場合、ほかの Java ES 製品に対する依存性は必須ではありませんが、必要に応じて複数の Java ES 製品を使用して Web コンテナに対する必須の依存性条件を満たし、ほかの Java ES 製品を使用して拡張機能の利用を可能にしています。OpenSSO Enterprise 8.0 に関するオプションの依存性の情報を、表 2–7 に示します。·
表 2–7 OpenSSO Enterprise が依存する製品
製品 |
依存性の種類 |
サポートされるバージョン |
---|---|---|
Directory Server Enterprise Edition |
OpenSSO Enterprise は必要に応じて LDAP Server を使用して、構成データおよびユーザーデータの保管を可能にしています。 |
バージョン 5.2、6.0、6.3、および 6.3.1。DSEE 6.2 は、Sun Alert により、廃止されましたのでご注意ください。 |
GlassFish Enterprise Server |
OpenSSO Enterprise には Web コンテナが必要です。 |
Version 2.1 のほか、Sun Java System Application Server バージョン 9.1 Update 1 および Update 2 |
Message Queue |
セッションフェイルオーバー機能が有効な場合、OpenSSO Enterprise には Message Queue が必要です。 |
バージョン 4.1、および 4.1 との下位互換を持つ 4.1 以降のマイナーバージョン |
Web サーバー |
OpenSSO Enterprise には Web コンテナが必要です。 |
バージョン 7.0 Update 3 以降 |