次に示す問題は メッセージキュー の管理および設定に関係するものです。
Windows プラットフォームでは、imqsvcadm コマンドを使用して、メッセージキュー ブローカを Windows サービスとして手動で追加する必要があります。インストーラはこの処理を実行しません。
Windows プラットフォームの場合、デフォルトで有効になっている組み込みの Windows ファイアウォールで、ブローカがクライアントから受信接続を受け付けるようにするためのファイアウォール規則を手動で設定する必要があります。(バグ 6675595)
コントロールパネルの「Windows ファイアウォール」をダブルクリックします。
Windows ファイアウォールの設定ダイアログを開くには、「ユーザー アカウント制御」ダイアログで「続行」をクリックします。
Windows ファイアウォールの設定ダイアログで、「例外」タブをクリックします。
「プログラムの追加」をクリックします。
「プログラムの追加」ダイアログで、「java.exe」を選択し、「参照」をクリックします。
Windows はブローカプロセスを Java Platform SE バイナリとして識別します。従って、ブローカが使用する java.exe (通常は jdk1.5.0_15\jre\bin\java.exe) を探します。
「スコープの変更」をクリックします。
「スコープの変更」ダイアログで、「任意のコンピュータ (インターネット上のコンピュータを含む)」を選択します。
「了解」をクリックします。
「プログラムの追加」ダイアログで「OK」をクリックします。
Windows ファイアウォールの設定ダイアログで「OK」をクリックします。
Windows プラットフォームの場合、CLASSPATH に二重引用符が含まれていると、imqadmin および imqobjmgr コマンドの実行時にエラーがスローされます。(バグ 5060769)
回避方法: コマンドプロンプトウィンドウを開き、次のように入力して CLASSPATH を設定解除します。
set classpath=
その後、同じコマンドプロンプトウィンドウで、必要なコマンドを実行します。次に例を示します。
mqInstallHome\mq\bin\imqadmin
すべての Solaris および Windows スクリプトで、-javahome オプションの値に空白文字が含まれると動作しません。(バグ 4683029)
javahome オプションは メッセージキュー コマンドおよびユーティリティーで使用し、使用する代替の Java 2 互換のランタイムを指定します。ただし、代替の Java 2 互換のランタイムへのパスには、空白文字を含めることはできません。空白文字を含むパスの例は次のとおりです。
Windows: C:\jdk 1.4
Solaris: /work/java 1.4
回避方法: Java ランタイムを、空白文字を含まない場所またはパスにインストールします。
imqQueueBrowserMaxMessagesPerRetrieve 属性は、クライアントランタイムがキューの内容を検索するときに一度に取得することのできるメッセージの最大数を指定します。この属性は、キューに入れられたメッセージがバッチ処理され、クライアントランタイムに配信される方法には影響しますが、参照されるメッセージの総数には影響しません。この属性は参照機構のみに影響し、キューのメッセージの配信には影響しません。(バグ 6387631)
SELinux を実行している Linux プラットフォームでは、Update Center の pkg コマンドが失敗します。(バグ 6892062)
回避方法: この問題は Update Center の既知の問題により発生します (https://updatecenter2.dev.java.net/issues/show_bug.cgi?id=1211)。次のコマンドを使用して、Enforcement が有効な SELinux で pkg コマンドが機能するようにします。
# chcon -f -t textrel_shlib_t $IMAGE/pkg/vendor-packages/OpenSSL/crypto.so |