この節は、メッセージキュー 4.4 Update 1 システム要件に関する次のトピックで構成されています。
メッセージキュー 4.4 Update 1 は、Solaris、Linux、Windows、および AIX オペレーティングシステムのプラットフォームでサポートされます。表 1–2 に、サポートされる各プラットフォームのバージョンを示します。各プラットフォームのハードウェア要件については、『『Sun Java System Message Queue 4.3 Installation Guide』』を参照してください。
表 1–2 サポートされるプラットフォームのバージョン
システムの仮想化は、複数のオペレーティングシステム (OS) インスタンスを共用ハードウェア上で個別に実行できるようにするテクノロジです。機能的にいうと、仮想化された環境でホストされる OS に配備されたソフトウェアは、通常はベースとなるプラットフォームが仮想化されていることを認識しません。Sun では、精選されたシステムの仮想化と OS の組み合わせについて、その Sun Java System 製品のテストを行なっています。これは、Sun Java System 製品が、適切な規模と構成の仮想化環境でも、仮想化されていないシステム上の場合と同様に機能することを効果的に確認するためのテストです。仮想化された環境での Sun Java System 製品に対する Sun のサポートの詳細は、http://download.oracle.com/820-4651 を参照してください。
プラットフォーム固有の要件のほかに、メッセージキュー は特定の基本コンポーネントにも依存します。メッセージキュー クライアントを開発して実行する場合は、それらのコンポーネントをインストールしてください。表 1–3 に、それらのコンポーネントを示します。ほかのバージョンまたはベンダー製品も実装できますが、それらは Sun Microsystems によるテストが実施されていないため、公式にはサポートされません。
表 1–3 必須のサポートコンポーネント
コンポーネント |
サポート対象 | |
---|---|---|
Java Runtime Environment (JRE) |
メッセージキュー ブローカおよび管理ツール |
J2SETM Runtime Environment 1.5.0 以降 JavaTM SE Runtime Environment 1.6.0 |
Java Software Development Kit (JDK), Standard Edition |
Java クライアントの開発および配備 |
J2SE Development Kit 1.5.0 以降 Java SE Development Kit 1.6.0。JMX ではバージョン 1.6.0_10 以降が必要です。 |
表 1–4 に、メッセージキュー クライアントのサポートを追加するためにインストールできるその他のコンポーネントを示します。一覧に示されているコンポーネントのすべてが必要とは限りません。たとえば、C クライアントを作成しない場合は、C コンパイラ、C++ 実行時ライブラリ、NSPR、または NSS は必要ありません。
表 1–4 任意のサポートコンポーネント