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サーバ : コンフィグレーション : 全般

コンフィグレーション オプション     詳細なコンフィグレーション オプション     関連タスク     関連トピック

このページでは、デフォルトのネットワーク通信など、このサーバの 全般的な機能をコンフィグレーションします。

コンフィグレーション オプション

名前 説明
名前

このサーバ インスタンスの英数字からなる名前。

このフィールドではスペースを使用できません。

この名前は、ドメイン内のすべてのコンフィグレーション オブジェクトに対してユニーク である必要があります。ドメイン内では、各サーバ、マシン、クラスタ、JDBC 接続プール、 仮想ホスト、および他のすべての種類のリソースがユニークな名前を持つ必要があり、 ドメイン名と同じ名前を使用することはできません。

このサーバ名は、サーバにデプロイされるアプリケーションの URL の一部 としてではなく、識別用にのみ使用します。このサーバ名は Administration Console に表示されます。WebLogic Server コマンドライン ユーティリティまたは API を使用する場合は、 この名前でサーバを識別します。

サーバの作成後に、その名前を変更することはできません。 代わりに、サーバのクローンを作成し、そのクローンに新しい名前を付けます。

MBean 属性:
ServerMBean.Name

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

マシン

このサーバが実行される WebLogic Server ホスト コンピュータ (マシン)。

ノード マネージャを使用してこのサーバを起動する場合、マシンにサーバを割り当て、ノード マネージャ向けにマシンをコンフィグレーションする必要があります。

サーバ インスタンスがすでに実行中の場合は、この値を変更できません。

MBean 属性:
ServerMBean.Machine

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

クラスタ

このサーバが属するクラスタまたは WebLogic Server インスタンスのグループの名前。

設定した場合、サーバはクラスタのマルチキャスト イベントをリスンします。

MBean 属性:
ServerMBean.Cluster

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

リスン アドレス

着信接続をリスンするのに、このサーバが使用する IP アドレスまたは DNS 名。

サーバへは、次の URL を通じてアクセスできます。
protocol://listen-address:listen-port

このサーバに対してコンフィグレーションされたどのネットワーク チャネルでも、このリスン アドレスをオーバーライドできます。

サーバのリスン アドレスが未定義の場合、クライアントはサーバをホストするコンピュータの IP アドレス、ホストに解決される DNS 名、または localhost 文字列でサーバにアクセスできます。localhost 文字列は、サーバと同じコンピュータ上で実行されているクライアントからの要求にのみ使用できます。

サーバ インスタンスの有効なアドレスを制限する場合は、次のいずれかを指定します。

  • IP アドレスを提供する場合、クライアントはその IP アドレス、または IP アドレスにマップする DNS 名のいずれかを指定できます。IP アドレスを指定して、SSL ポートから接続しようとするクライアントでは、ホスト名検証を無効にする必要があります。

  • DNS 名を提供する場合、クライアントは DNS 名またはそれに対応する IP アドレスのいずれかを指定できます。

複数の IP アドレスを使用する Windows コンピュータ (マルチホームのコンピュータ) 上では、リスン アドレスを未定義のままにしてはなりません。そのようなコンピュータでは、サーバは利用可能なすべての IP アドレスにバインドします。

注意 :

DNS 名を IP アドレスに解決するには、WebLogic Server は適切な DNS サーバにアクセスできるか、ローカルでマップする IP アドレスを取得できる必要があります。したがって、リスン アドレスの DNS 名を指定する場合、WebLogic Server インスタンスが DNS サーバに接続してマッピングをキャッシュできるだけの期間、ポートを開いたままにしておくか、またはローカル ファイルにマップする IP アドレスを指定する必要があります。ListenAddress の IP アドレスを指定してから、クライアント要求が DNS 名を指定した場合、WebLogic Server は DNS 名を解決しようとしますが、DNS 名マッピングにアクセスできない場合、要求は失敗します。

MBean 属性:
ServerMBean.ListenAddress

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

リスン ポートを有効化

デフォルトのプレーンテキスト (非 SSL) リスン ポートで、このサーバにアクセスできるかどうかを指定します。

このリスン ポートを無効にした場合、デフォルトの SSL リスン ポートを有効にする必要があります。

ネットワーク チャネルをコンフィグレーションすると、このサーバの追加リスン ポートを定義できます。

MBean 属性:
ServerMBean.ListenPortEnabled

リスン ポート

このサーバが、通常 (非 SSL) 着信接続をリスンするのに使用する、デフォルトの TCP ポート。

このポートが無効になっている場合、SSL ポートを有効にする必要があります。追加ポートは、ネットワーク チャネルを使用してコンフィグレーション可能です。クラスタ (マルチキャスト) ポートは別途コンフィグレーションします。

MBean 属性:
ServerMBean.ListenPort

最小値: 1

最大値: 65534

マシン

このサーバが実行される WebLogic Server ホスト コンピュータ (マシン)。

ノード マネージャを使用してこのサーバを起動する場合、マシンにサーバを割り当て、ノード マネージャ向けにマシンをコンフィグレーションする必要があります。

サーバ インスタンスがすでに実行中の場合は、この値を変更できません。

MBean 属性:
ServerMBean.Machine

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

クラスタ

このサーバが属するクラスタまたは WebLogic Server インスタンスのグループの名前。

設定した場合、サーバはクラスタのマルチキャスト イベントをリスンします。

MBean 属性:
ServerMBean.Cluster

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

SSL リスン ポートを有効化

デフォルトの SSL リスン ポートでサーバにアクセスできるかどうかを示します。

WebLogic Server ドメインに対して管理ポートが有効化されている場合、管理トラフィックは管理ポートを介して伝播し、アプリケーション トラフィックはリスン ポートおよび SSL リスン ポートを介して伝播します。管理ポートが無効化されている場合、すべてのトラフィックがリスン ポートおよび SSL リスン ポートを介して伝播します。

MBean 属性:
SSLMBean.Enabled

セキュアな値: true

SSL リスン ポート

このサーバが SSL 接続要求をリスンする TCP/IP ポート。

MBean 属性:
SSLMBean.ListenPort

最小値: 1

最大値: 65535

クライアント証明書プロキシを有効化

HttpClusterServlet が、特定のヘッダに含まれるクライアント証明書をプロキシするかどうかを指定します。

デフォルトでは (または、false を指定した場合は)、このサーバにデプロイされた各 Web アプリケーションの weblogic.xml デプロイメント記述子は、Web アプリケーションがプロキシ サーバ プラグインから送信された証明書を信頼するかどうかを決定します。デフォルトでは (または、デプロイメント記述子で false が指定されている場合は)、ユーザはプロキシ サーバ プラグインから Web アプリケーションにログインすることはできません。

true により、プロキシ サーバ プラグインは、クライアントからの ID 証明書を、このサーバ インスタンスにデプロイされたすべての Web アプリケーションに渡します。プロキシ サーバ プラグインは、WL-Proxy-Client-Cert ヘッダ内の各 ID 証明書をエンコードし、そのヘッダを WebLogic Server インスタンスに渡します。WebLogic Server インスタンスはそのヘッダから証明書情報を取得し、安全なソースからのものであることを信頼し、その情報を使用してユーザを認証します。

true を指定する場合は、weblogic.security.net.ConnectionFilter を使用して、この WebLogic Server インスタンスが、プロキシ サーバ プラグインが実行されているマシンからのみ接続を受けつけるようにします。接続フィルタを使わずに true を指定すると、WL-Proxy-Client-Cert ヘッダのなりすましが可能となるため、セキュリティに脆弱性が生じます。

クラスタではまた、HttpClusterServlet プロキシが、特定のヘッダに含まれるクライアント証明書をプロキシするかどうかを指定できます。クラスタ レベルの設定により、クラスタを構成する個々のサーバの設定をオーバーライドできます。

MBean 属性:
ServerMBean.ClientCertProxyEnabled

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

Java コンパイラ

Java コードをコンパイルする必要のある、このサーバでホストされるすべてのアプリケーションで使用する Java コンパイラ。

MBean 属性:
ServerMBean.JavaCompiler

セキュアな値: javac

詳細なコンフィグレーション オプション

名前 説明
起動モード

このサーバを起動するときの状態。STANDBY を指定した場合、ドメイン全体の管理ポートも有効化する必要があります。

RUNNING 状態では、サーバはクライアントにサービスを提供し、クラスタの正規メンバーとして機能できます。ADMIN 状態では、サーバは起動して実行状態にありますが、行えるのは管理操作のみです。この状態では、実行中のアプリケーションに影響を与えることなく、サーバおよびアプリケーション レベルの管理タスクを実行できます。STANDBY 状態では、サーバ インスタンスは要求を処理しません。通常のリスン ポートは閉じられています。管理ポートは開かれています。サーバ インスタンスを RUNNING または SHUTDOWN 状態のいずれかに遷移させるライフサイクル コマンドのみが受け付けられます。その他の管理要求は受け付けられません。STANDBY サーバの唯一の目的は、迅速に RUNNING 状態を再開することです。それにより、サーバの起動時間が節約されます。

MBean 属性:
ServerMBean.StartupMode

WebLogic プラグインを有効化

このサーバで独自の WL-Proxy-Client-IP ヘッダを使用するかどうかを指定します。サーバ インスタンスがプロキシ プラグインから要求を受信する場合は、使用することをお勧めします。

サーバ インスタンスが、プロキシされた要求を受信するクラスタのメンバーである場合は、WebLogic プラグインをクラスタ レベルで有効化します。クラスタのメンバーであるサーバでは、クラスタ レベルの設定がサーバの設定をオーバーライドします。

Weblogic プラグインが有効の場合に getRemoteAddr を呼び出すと、Web サーバではなく、独自の WL-Proxy-Client-IP ヘッダからブラウザ クライアントのアドレスが返されます。

MBean 属性:
ServerMBean.WeblogicPluginEnabled

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

クラスパスの前に追加

Java コードのコンパイル時に、Java コンパイラ クラスパスの先頭に追加するオプション。

MBean 属性:
ServerMBean.JavaCompilerPreClassPath

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

クラスパスの後ろに追加

Java コードのコンパイル時に、Java コンパイラ クラスパスに付加するオプション。

MBean 属性:
ServerMBean.JavaCompilerPostClassPath

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

追加 RMI コンパイラ オプション

サーバサイドでの生成中に RMIC コンパイラに渡されるオプション。

各 EJB コンポーネントは、ここで指定するコンパイラのオプションをオーバーライドできます。

MBean 属性:
ServerMBean.ExtraRmicOptions

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

追加 EJB コンパイラ オプション

サーバサイドでの生成中に EJB コンパイラに渡されるオプション。

各 EJB コンポーネントは、ここで指定するコンパイラのオプションをオーバーライドできます。有効なオプションは以下のとおりです。

-forcegeneration

ラッパー クラスの生成を強制的に実行します。このフラグがなければ、クラスは不必要なものと判断された場合には再生成されないことがあります。

-disableHotCodeGen

EJB スタブおよびスケルトンを ejbc の一部として生成します。HotCodeGen のパフォーマンスのほうが高度にならないようにします。

-keepgenerated

生成された .java ファイルを維持します。

-compiler javac

実行する Java コンパイラ。指定されていない場合は、-compilerclass オプションが使用されます。

-compilerclass com.sun.tools.javac.Main

呼び出すコンパイラ クラスを指定します。

-g

デバッグ情報をクラス ファイルにコンパイルします。

-normi

Symantec の sj を介して渡されます。

-classpath path

使用するクラスパス。

-source source

ソースのバージョン。

-Joption

java ランタイムに渡されるフラグ。

MBean 属性:
ServerMBean.ExtraEjbcOptions

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

外部リスン アドレス

このサーバの外部 IP アドレスまたは DNS 名。

このアドレスは、HTTP セッション クッキー、および動的サーバ リストと共に HTTP プロキシに送信されます。また、ネットワーク アドレス変換 (NAT) ファイアウォールを介しての RMI トラフィックの伝播を有効にするため、外部アプリケーション クライアントによって使用されます。

クライアントが t3 およびデフォルト チャネルを使用している WebLogic Server にアクセスしている場合以外は、ファイアウォールがネットワーク アドレス変換を実行しているコンフィグレーションの外部 DNS 名を指定する必要があります。たとえば、ファイアウォールがネットワーク アドレス変換を実行しており、クライアントがプロキシ プラグインを介して HTTP を使用する WebLogic Server にアクセスしている場合のコンフィグレーションの外部 DNS 名を定義します。

MBean 属性:
ServerMBean.ExternalDNSName

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

ローカル管理ポートのオーバーライド

ドメイン全体の管理ポートをオーバーライドし、このサーバが 管理要求をリスンする別のリスン ポートを指定します。 ドメインで管理チャネルを有効にした場合にのみ有効 です。

デフォルトでは、ドメインの管理チャネルを有効にした場合、 ドメイン内のすべてのサーバは同じリスン ポートを 使用して管理要求をリスンします。

MBean 属性:
ServerMBean.AdministrationPort

最小値: 0

最大値: 65534

セキュアな値: 7002

JDBC LLR テーブル名

このサーバの最後のリソースのロギング (LLR) データベース テーブルのテーブル名。WebLogic Server はテーブルを作成し、トランザクション処理の間にそれらを使用して、LLR トランザクションを最適化します。この設定はサーバごとに一意なものにする必要があります。デフォルトのテーブル名は WL_LLR_SERVERNAME です。

この設定は、このサーバが複数の LLR が有効化された JDBC データソースをホストしている場合にのみ適用されます。

WebLogic Server が作成するテーブルの形式は [[[catalog.]schema.]name です。テーブル名に含まれる各「.」は重要です。また、スキーマは一般に、多くのデータベースにおけるユーザ名に対応しています。

重要 : この値が変更されているが、LLR テーブルがすでにデータベース内に存在する場合は、既存テーブルのデータを保持する必要があります。したがって、テーブル名を変更する場合、データベース管理者は既存のデータベース テーブルの名前を、新たにコンフィグレーションしたテーブル名と一致するように変更する必要があります。そうしなければ、トランザクション レコードが失われ、ログに記録されないヒューリスティック エラーが発生する可能性があります。

重要 : 各サーバのテーブル名は一意である必要があります。同一サーバ内の LLR を利用可能な複数の JDBC データ ソースで、同じテーブルを共有することはできますが、複数のサーバが同一のテーブルを共有することはできません。複数の同名サーバが 1 つのテーブルを共有すると、動作が定義されず、クラッシュ後にトランザクションが正常に回復しない確率が高く、ヒューリスティック障害が発生することがあります。

MBean 属性:
ServerMBean.JDBCLLRTableName

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

関連タスク

関連トピック

 

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