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Web サービス : コンフィグレーション : ポート コンポーネント : 信頼性のあるメッセージ

コンフィグレーション オプション     関連トピック

Web サービスの信頼性のあるメッセージングとは、ある 1 つのアプリケーション サーバで実行中のアプリケーションが、別のアプリケーション サーバで実行中の Web サービスを確実に呼び出せるフレームワークです。ここでは、双方のサーバで WS-Reliable Messaging 仕様が実装されていることが前提となっています。 信頼性のある、とは 2 つの Web サービス間でのメッセージの配信を保証できるということです。

コンフィグレーション オプション

名前 説明
信頼性のあるコンフィグレーションの指定

Web サービスの信頼性のあるメッセージングが、Web サービス記述子またはデプロイメント プランで このポートにコンフィグレーションされるかどうかを指定するフラグ。

このフラグは、直接 WSDL に指定される WS-RM ポリシーなどの他の形式では、 信頼性のあるメッセージングのコンフィグレーションを反映しません。

非アクティブ タイムアウト

非アクティブの間隔。この時間が経過した時点で、エンドポイント (RM 送信元と RM 送り先) が アプリケーションのメッセージまたは制御メッセージを受け取っていなければ、 エンドポイントは RM シーケンスが非アクティブなため終了したものと 見なします。

指定する値は XML スキーマの期間を表す 字句形式 (PnYnMnDTnHnMnS) に従った正の 値でなければなりません。ここで、nY は年数、 nM は月数、nD は日数を表し、T は日付/時刻の セパレータ、nH は時間数、nM は分数、nS は 秒数を表します。この値のデフォルトは P0DT600S (600 秒) です。

基本の再送信間隔

RM 送り先にメッセージの再送信を行うまでの時間間隔。

ソース エンドポイントは一定時間内にメッセージの確認応答を受け取らなかった場合、そのメッセージを再送信します。 ソース エンドポイントは、メッセージのシーケンスの有効期間内の任意の時点で、この再送信間隔を変更することがあります。

この要素を RetransmissionExponentialBackoff 要素と組み合わせて使用すると、再送信間隔を調整するアルゴリズムを指定できます。

指定する値は XML スキーマの期間を表す字句形式 (PnYnMnDTnHnMnS) に従った正の値でなければなりません。ここで、nY は年数、nM は月数、nD は日数を表し、T は日付/時刻のセパレータ、nH は時間数、nM は分数、nS は秒数を表します。 この値のデフォルトは P0DT3S (3 秒) です。

再送信間隔の指数関数的バックオフ

再送信の間隔を、指数関数的なバックオフ アルゴリズムを使用して調整するかどうかを示すフラグ。

この要素は [基本の再送信間隔] 要素と組み合わせて使用します。 送り先エンドポイントが、[基本の再送信間隔] で指定した時間内でメッセージのシーケンスを確認応答しなかった場合、メッセージが引き続き確認されなければ、連続再送信のタイミングに対して、ソース エンドポイントは指数関数的なバックオフ アルゴリズムを使用します。

指数関数的なバックオフ アルゴリズムは、連続再送信の間隔が、基本の再送信間隔を基に指数的に増えるように指定します。 たとえば、基本の再送信間隔が 2 秒で、指数関数的なバックオフ要素が設定されている場合、連続再送信の間隔は、メッセージが確認されなければ、2、4、8、16、32 秒というように増えていきます。

デフォルト値は false です。連続再送信の間隔は指数的に増えず、同じ値が維持されます。

確認応答の間隔

送り先エンドポイントがスタンドアロンの確認応答を送信しなければならない最大間隔。

送り先エンドポイントは、ソース エンドポイントからメッセージを受信した直後に、返されたメッセージに対する確認応答を送信できます。また、スタンドアロンの確認応答で個別に確認応答を送信することもできます。 返されたメッセージに対して確認応答を送信できない場合、送り先エンドポイントは、スタンドアロンの確認応答を送信するまで、確認応答の間隔に設定した時間範囲内で待機することがあります。 確認されたメッセージがない場合、送り先エンドポイントは確認応答を送信しない可能性があります。

指定する値は XML スキーマの期間を表す字句形式 (PnYnMnDTnHnMnS) に従った正の値でなければなりません。ここで、nY は年数、nM は月数、nD は日数を表し、T は日付/時刻のセパレータ、nH は時間数、nM は分数、nS は秒数を表します。 この値のデフォルトは P0DT0.2S (200 秒) です。

シーケンスの有効期限

アクティビティにかかわらず、シーケンスが期限切れになるまでの時間。

指定する値は XML スキーマの期間を表す字句形式 (PnYnMnDTnHnMnS) に従った正の値でなければなりません。ここで、nY は年数、nM は月数、nD は日数を表し、T は日付/時刻のセパレータ、nH は時間数、nM は分数、nS は秒数を表します。 この値のデフォルトは P1D (1 日) です。

バッファの再試行回数

信頼性のある要求を 再試行する回数。この値のデフォルトは 3 です。

バッファの再試行遅延

信頼性のある要求を再試行するまでの待機時間。

再試行は JMS キュー上のクライアントの 要求メッセージと Web サービス実装への メッセージ配信の間で行われます。

指定する値は XML スキーマの期間を表す 字句形式 (PnYnMnDTnHnMnS) に従った 正の値でなければなりません。ここで、nY は 年数、nM は月数、nD は日数を表し、T は 日付/時刻のセパレータ、nH は時間数、 nM は分数、nS は秒数を表します。この値のデフォルトは P0DT5S (5 秒) です。

関連トピック

 

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