クラスタのコンフィグレーション

始める前に

クラスタおよび管理対象サーバを作成していることを確認します。管理対象サーバの作成については、管理対象サーバの作成を参照してください。

新しいドメイン内に新規のクラスタをコンフィグレーションする場合は、コンフィグレーションウィザードの使用をお勧めします。クラスタ化されたドメインの作成方法については、『WebLogic Server クラスタユーザーズガイド』のWebLogic クラスタの設定を参照してください。

クラスタの基本的なコンフィグレーションを行うには、次の手順に従います。

まだ行っていない場合、Administration Console のチェンジセンタで [ロックして編集] をクリックします (チェンジセンタの使用を参照)。
Administration Console の左ペインで、[環境] を展開して [クラスタ] を選択します。
[クラスタの概要] テーブルで、コンフィグレーションするクラスタを選択します。
[コンフィグレーション] を選択します。
1. デフォルトのロードバランスアルゴリズムを選択します。詳細については、クラスタでのロードバランシングを参照してください。
2. クラスタのアドレスを入力します。
[メッセージ] を選択します。
1. このクラスタに使用するメッセージングモードを選択します。
  クラスタが新しい WebLogic Server 環境の一部である場合は、ユニキャストメッセージングタイプを使用することをお勧めします。ユニキャストの方が、マルチキャストよりも必要なネットワークコンフィグレーションが少なくて済みます。
  
  既存の WebLogic Server 環境内でクラスタを作成している場合、または旧バージョンの WebLogic Server との下位互換性を確保しなければならない場合は、マルチキャストメッセージングタイプを使用する必要があります。IP マルチキャストは、複数のアプリケーションが指定された IP アドレスとポート番号にサブスクライブしてメッセージをリスンできるようにする単純なブロードキャスト技術です。
2. ユニキャストメッセージモードを使用している場合は、ユニキャストブロードキャストチャネルを入力します。このチャネルは、クラスタ内のメッセージを送信するために使用されます。チャネルを指定しなかった場合は、デフォルトのチャネルが使用されます。
  注意: カスタムユニキャストブロードキャストチャネルでは、[発信を有効化] 属性を true に設定する必要があります。カスタムネットワークチャネルのコンフィグレーションを参照してください。
3. マルチキャストメッセージモードを使用している場合は、以下を入力します。
  マルチキャストアドレス :
  IP マルチキャストは、複数のアプリケーションが指定された IP アドレスとポート番号にサブスクライブしてメッセージをリスンできるようにする単純なブロードキャスト技術です。マルチキャストアドレスは、224.0.0.0 から 239.255.255.255 の範囲の IP アドレスです。
  各クラスタについてマルチキャストアドレスを定義する必要があります。このアドレスは、このクラスタに対してユニークである必要があり、他のアプリケーションと共有することはできません。デフォルトのマルチキャストアドレスは 239.192.0.0 です。x.0.0.1 の範囲内の IP マルチキャストアドレスを使用することはできません。
  マルチキャストポート :
  マルチキャストポートは、クラスタメンバーが相互に通信するために使用されます。有効な値は 1 から 65535 までです。
[保存] をクリックします。
さらに詳細なコンフィグレーションオプションについては、以下のトピックを参照してください。
これらの変更をアクティブにするには、Administration Console のチェンジセンタで [変更のアクティブ化] をクリックします。
すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります (チェンジセンタの使用を参照)。

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