始める前に
WebLogic Server には、複数のクラスタに渡って HTTP セッション ステートをレプリケートする機能があります。これにより、複数の地理的領域、電力供給網、インターネット サービス プロバイダに渡ってクラスタを分散できるようになるため、高可用性とフォールト トレランスが向上します。要件およびネットワーク コンフィグレーションに応じて、メトロ エリア ネットワーク (Metropolitan Area Network : MAN) またはワイド エリア ネットワーク (Wide Area Network : WAN) の環境で、クラスタ間のレプリケーションを実装できます。
Administration Console を使用してクラスタ間レプリケーションをコンフィグレーションする前には、ハードウェア ロードバランサ、WebLogic Server インスタンス、クラスタなどの、ネットワーク環境を設定する必要があります。WAN 環境の中でクラスタ間レプリケーションを使用する場合、データ ソースも作成およびコンフィグレーションする必要があります。詳細については、『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』のクラスタ間レプリケーションのコンフィグレーション要件を参照してください。
注意: これらの設定は、プライマリとセカンダリのクラスタの間の通信がハードウェア ロードバランサを通してルーティングされないように、両方ともコンフィグレーションする必要があります。