診断コンテキストは、システム内を伝わる要求を識別するユニークなコンテキスト ID を提供します。診断コンテキストが、サーバ インスタンスに対して有効化されており、インスツルメンテーションが有効化されていない場合、デバッグ システムまたはアプリケーションからの要求に応じて、要求のユニークなコンテキスト ID が返されます。
サーバ インスタンスに対してインスツルメンテーションがコンフィグレーションされ有効化されている場合、診断コンテキストはデフォルトで有効化されるため、このコンソール ページで [有効化] または [無効化] を選択しても、影響はありません。インスツルメンテーションをコンフィグレーションするには、診断システム モジュールへのインスツルメンテーションのコンフィグレーションを参照してください。
注意: インスツルメンテーションをコンフィグレーションする場合、さらに仕分けの注入モニタにおいて仕分けベクトルをコンフィグレーションして、たとえば起点となるユーザおよび起点となるアドレスなど、要求の特定の属性を識別することができます。その後、他の診断モニタの仕分けマスクをコンフィグレーションして、これらのモニタによって処理される要求を制御できます。詳細については、『WebLogic 診断フレームワークのコンフィグレーションと使い方』の診断コンテキストを管理するための DyeInjection モニタのコンフィグレーションを参照してください。