WebLogic Server では、WebLogic ドメインのコンフィグレーションまたはエンタープライズ アプリケーション内の JDBC データ ソースを使用して、データベース接続をコンフィグレーションします。データ ソースは、J2EE においてデータベース接続をコンフィグレーションするための標準的な手法です。各 WebLogic データ ソースは、データベース接続のプールを保有しています。各アプリケーションは、JNDI ツリー上、またはローカル アプリケーション コンテキストでデータ ソースをルックアップし、その接続プールにあるデータベース接続を使用します。データ ソースおよびその接続プールは、システムの安定稼働を維持するための接続管理プロセスを備えています。
必要に応じて、データ ソース間のロード バランシング機能およびフェイルオーバ管理機能を提供するマルチ データ ソースをコンフィグレーションすることもできます。
使用しているアプリケーションが以前のリリースの WebLogic Server 向けに開発されたもので、それらにアプリケーション スコープの JDBC データ ソースおよび接続プールが含まれている場合は、データ ソース ファクトリの作成も必要になることがあります。データ ソース ファクトリは、アプリケーションをデプロイする際、従来のアプリケーション スコープのデータ ソースおよび接続プールを作成するために使用されます。また、データ ソース ファクトリは、アプリケーション スコープの接続プールにある接続に対し、一部デフォルト値を提供します。ただし、データ ソース ファクトリは非推奨です。このリリースの WebLogic Server に用意されているデータ ソース ファクトリは、下位互換性の維持だけを目的としています。