始める前に
JMS 関連サービスがクラスタ内の別のサーバに自動的に移行されるようにコンフィグレーションするには、その前にサービスおよびそれに関連付けられた永続ストアのための移行可能な対象をコンフィグレーションする必要があります。JMS 関連サービスのための移行可能な対象のコンフィグレーションを参照してください。
永続的なメッセージングの場合、JMS サービスと同じ移行可能な対象にも対象指定される、カスタム永続ストアをコンフィグレーションする必要があります。移行されるサーバ間でストア データを移動するために移行前スクリプトおよび移行後スクリプトを使用しているのでなければ、移行可能な対象内のすべての候補サーバからアクセスできるようにカスタム ストアをコンフィグレーションする必要があります。JMS 関連サービス移行のコンフィグレーションを参照してください。
サーバ状態モニタ サービスを利用して、JMS 関連のサービスが、異常なサーバ インスタンスから正常なサーバ インスタンスへ自動移行されるようにコンフィグレーションすることができます。たとえば、現在のホスト サーバで障害が発生した場合、JMS サーバ、そのすべての送り先、およびそれに関連付けられた永続ストアが、移行可能な対象と共に正常なサーバに自動的に移動されます。JMS 関連サービスとは、JMS サーバ、SAF エージェント、パス サービス、カスタム ストアなどです。
移行可能な対象によってホストされる JMS 関連サービスの自動移行をコンフィグレーションするには、次の手順に従います。
完了した後に
元のプライマリ サーバがオンラインに戻り次第、JMS サービスをそのサーバに移行することもできます。JTA トランザクション回復サービスとは異なり、プライマリ サーバが利用できるようになっても、そのプライマリ サーバに JMS サービスは自動移行されないため、これらのサービスは手動で移行する必要があります。JMS 関連サービスの手動移行を参照してください。