WebLogic Server では、手動でも自動でも、サーバ レベルとサービス レベルの双方において、トランザクション回復サービスの移行が可能です。トランザクション回復サービスの移行を、自動サービス移行で行う場合、状態モニタ サブシステムが活用されて、移行可能な対象によってホストされるサービスの状態がモニタされます。プライマリ サーバで障害が発生すると、移行可能サービス フレームワークは自動的に、トランザクション回復サービスをバックアップ サーバに移行します。移行フレームワークは、コンフィグレーション済みの候補サーバからバックアップ サーバを選択します。トランザクション回復アクション完了前にバックアップ サーバで障害が発生した場合は、別のバックアップ サーバへのトランザクション回復サービスの再移行を、手動で試行する必要があります。

注意: トランザクション回復サービスの移行を含めて、サーバ全体の移行をコンフィグレーションする手順については、クラスタ内のサーバの移行のコンフィグレーションを参照してください。

サービス レベルでトランザクション回復サービスの移行をコンフィグレーションする主な手順は、次のとおりです。