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ログ ファイルのローテーション


デフォルトでは、WebLogic Server インスタンスを開発モードで起動すると、サーバは自動的にローカル サーバ ログ ファイルの名前を SERVER_NAME.log00001 のように変更 (ローテーション) します。SERVER_NAME はサーバの名前です。以降のサーバ セッションでは、ファイル サイズが 500KB になるまで、ログ メッセージは SERVER_NAME.log に蓄積されます。

サーバ ログ ファイルがこのサイズに達するたびに、サーバはログ ファイルの名前を変更し、新しい SERVER_NAME.log を作成して新しいメッセージを格納します。デフォルトでは、ローテーションされたログ ファイルは作成順に番号が付けられます (filenamennnnn)。filename は、ログ ファイルにコンフィグレーションされた名前です。ローテーションされたログ ファイルのファイル名に日付と時刻を含めるように、サーバ インスタンスをコンフィグレーションすることもできます。

デフォルトでは、サーバ インスタンスをプロダクション モードで起動すると、ファイル サイズが 5000KB になるたびに、サーバはローカル ログ ファイルをローテーションします。サーバの起動時にはローカルのサーバ ログ ファイルはローテーションされません。サーバ起動時のモードの変更の詳細については、プロダクション モードへの変更を参照してください。

ログ ファイルのローテーションに関するこれらのデフォルト設定は変更することができます。たとえば、サーバがログ ファイルをローテーションするファイル サイズを変更したり、時間間隔に基づいてログ ファイルをローテーションするようにコンフィグレーションしたりできます。ローテーションするファイルの最大数を指定することもできます。ログ ファイル数が指定した数に達すると、以降のファイルのローテーションでは、最も古いログ ファイルから順に上書きされます。

注意: WebLogic Server では、ログ ファイルが大きくなり過ぎないように、500MB のしきい値サイズ制限を設定しており、それを超えると強制的にローテーションが行われます。

ログ ファイルのローテーションを設定するには、次の手順に従います。

  1. まだ行っていない場合、Administration Console のチェンジ センタで [ロックして編集] をクリックします (チェンジ センタの使用を参照)。
  2. 左ペインで、[環境] を展開して [サーバ] を選択します。
  3. [サーバ] テーブルで、ログ ファイルのローテーションをコンフィグレーションするサーバ インスタンスの名前をクリックします。
  4. [ロギング|全般] を選択します。
  5. 現在のログ ファイルが指定のサイズに達したときに古いメッセージを別のファイルに移動する場合は、次の手順に従います。
    1. [ローテーションの種類] リスト ボックスで、[サイズ] を選択します。
    2. [ローテーション ファイル サイズ] フィールドに、サーバがログ メッセージを別のファイルに移動するきっかけとなるファイル サイズを入力します。ログ ファイルが指定のサイズに達した後、次にサーバがファイル サイズをチェックしたときに、現在のログ ファイルの名前が変更されます。ファイル名が変更されると、以後のメッセージは filename.log という新しいファイルに蓄積されます。
    3. 古いログ メッセージを格納するためにサーバが作成するログ ファイルの数を制限するには、[保存するログ ファイル数の制限] チェック ボックスを選択します。次に、[保存するファイル数] フィールドに、ファイルの最大数を入力します。最後のログ ファイルが容量制限に達した後にサーバがログ メッセージを受け取ると、サーバは最も古いログ ファイルを上書きします。
  6. 古いメッセージを指定の間隔で別のファイルに移動する場合は、次の手順に従います。
    1. [ローテーションの種類] リスト ボックスで、[時間] を選択します。
    2. [ローテーション開始時刻] フィールドに、開始時刻を入力します。

      hh:mm というフォーマットを使用します。hh は 24 時間形式の時間、mm は分数です。指定された時刻になると、現在のログ ファイルがローテーションされます。指定した時刻がすでに過ぎている場合、サーバは即座にファイルのローテーションを開始します。以後、[ローテーション間隔] で指定した間隔でログ ファイルがローテーションされます。

    3. [ローテーション間隔] フィールドには、サーバが古いメッセージを別のファイルに保存する間隔を入力します。
    4. 古いログ メッセージを格納するためにサーバが作成するログ ファイルの数を制限するには、[保存するログ ファイル数の制限] チェック ボックスを選択します。次に、[保存するファイル数] フィールドに、ファイルの最大数を入力します。最後のログ ファイルが容量制限に達した後にサーバがログ メッセージを受け取ると、サーバは最も古いログ ファイルを上書きします。
  7. [ログ ファイル ローテーションのディレクトリ] フィールドには、ローテーションされるログ ファイルを格納するディレクトリの場所を入力します。

    絶対パス名か、またはサーバのルート ディレクトリを基準にした相対パス名を入力します。デフォルトでは、ローテーションされたファイルはログ ファイルと同じディレクトリに格納されます。

    詳細については、サーバのルート ディレクトリを参照してください。

  8. ログ ファイルがローテーションされるときにファイル名に日付と時刻を含めるようにするには、[ファイル名] フィールドで、ファイル名に java.text.SimpleDateFormat 変数を追加し、各変数をパーセント記号 (%) で囲みます。

    たとえば、[ファイル名] フィールドに myserver_%yyyy%_%MM%_%dd%_%hh%_%mm%.log という値を入力した場合、サーバのログ ファイルは myserver_yyyy_MM_dd_hh_mm.log という名前になります。

    サーバ インスタンスがログ ファイルをローテーションすると、ローテーションされたファイル名には日付が含まれます。たとえば、サーバ インスタンスが 2005 年 3 月 4 日の 10:15 AM にローカル ログ ファイルをローテーションした場合、古いログ メッセージが含まれるログ ファイルの名前は myserver_2005_03_04_10_15.log になります。

    日付と時刻を含めない場合、ローテーションされたログ ファイルには作成順に番号が付けられ、filenamennnnn となります。filename は、ログ ファイルに対してコンフィグレーションされた名前です。たとえば、myserver.log00007 のようになります。

  9. これらの変更をアクティブにするには、Administration Console のチェンジ センタで [変更のアクティブ化] をクリックします。
    すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります (チェンジ センタの使用を参照)。

 

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