作成後のパス サービスの対象指定先は、別のクラスタ メンバーまたは移行可能な対象サーバに変更できます。移行可能な対象とは、パス サービスなど、サービスのグループとして機能し、クラスタ内のサーバ メンバー上でのみアクティブになる論理的な対象です。元のサーバ上で問題が発生した場合に、移行可能な対象を 1 つのサーバ メンバーから別のサーバ メンバーへ移行することにより、高可用性が実現します。推奨されるベスト プラクティスは、パス サービスを移行可能な対象に対象指定して、メンバー サーバがただ 1 つの障害部位とならないようにすることです。移行可能な対象は、手動で移行することも、自動移行されるようにコンフィグレーションすることもできます。
パス サービス インスタンスの対象指定先を、別のクラスタ メンバーまたは移行可能な対象に変更するには、次の手順に従います。
テーブルが空の場合は、パス サービスの作成を参照してください。
注意: パス サービスが移行可能な対象に対象指定された場合、このパス サービスはデフォルト ストアを使用できないため、ストアをコンフィグレーションして、同じ移行可能な対象に対象指定する必要があります。さらなるベスト プラクティスとしては、パス サービスおよびそのストアのみを、その移行可能な対象のユーザとします。
パス サービスのための移行可能な対象のコンフィグレーションの詳細については、JMS 関連サービスのための移行可能な対象のコンフィグレーションを参照してください。
完了した後に
クラスタ メンバーまたは移行可能な対象サーバを変更した場合は、WebLogic Server を停止してから再起動する必要があります。