Administration Console オンライン ヘルプ

  前 次 前/次ボタンと目次ボタンとの区切り線 目次  

ロールおよびポリシーのインポートの停止


詳細セキュリティ モデルが、初期デプロイメント時のデプロイメント記述子からのセキュリティ ロールおよびポリシーをセキュリティ プロバイダのデータ リポジトリにコピーするように、コンフィグレーションできます。しかし、これらの Web アプリケーションの 1 つを再デプロイすると、WebLogic Server は再デプロイされたモジュールのデプロイメント記述子からセキュリティ データを再インポートします。最初にインポートしたロールおよびポリシーに対する変更はすべて、この再インポート操作によってオーバーライドされ得ます。

たとえば、EJB1 のデプロイ時に、「john」というプリンシパルへのアクセス権を付与する PrivilegedUser という名前のロールをインポートしたとします。その後、Administration Console を使用して、PrivilegedUser ロールに対し、「john」に加えて「pat」を追加します。ロールおよびポリシーのインポートを停止せずに EJB1 を再デプロイすると、WebLogic Server は PrivilegedUser ロールの定義を再インポートします。インポートされた定義は、変更内容をオーバーライドし、「pat」はロール内に存在しなくなります。

警告: ロールおよびポリシーのインポートを停止しないと、Web アプリケーションおよび EJB リソースの再デプロイ時に、セキュリティ コンフィグレーションに一貫性がなくなるおそれがあります。この手順を実行しなかったり、正しく行わなかった場合は、次回モジュールのポリシー エディタ ページをロードしたときに、次のメッセージが表示されます。「以下の情報は正しくない可能性があります。正確な情報が表示されていることを確認するには、WebLogic リソースを削除して再デプロイする必要があります。」

ロールおよびポリシーのインポートを停止するには、次の手順に従います。

  1. まだ行っていない場合、Administration Console のチェンジ センタで [ロックして編集] をクリックします (チェンジ センタの使用を参照)。
  2. Administration Console の左ペインで、[セキュリティ レルム] を選択します。
  3. [セキュリティ レルムの概要] ページで、最初にロールおよびポリシーをインポートしたレルムの名前 (myrealm など) を選択します。
  4. 設定ページで、[コンフィグレーション] タブを選択します。続いて [全般] サブタブを選択します。
  5. [コンフィグレーション : 全般] ページで、[詳細] 切り替えボタンをクリックして [詳細] セクションを展開します。
  6. [Web アプリケーションまたは EJB のデプロイ時] リストで、[デプロイメント記述子のロールとポリシーを無視] を選択します。

    この選択については、コンフィグレーション オプションを参照してください。

  7. [保存] をクリックします。
  8. これらの変更をアクティブにするには、Administration Console のチェンジ センタで [変更のアクティブ化] をクリックします。
    すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります (チェンジ センタの使用を参照)。

 

Skip navigation bar ページの先頭