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RDBMS セキュリティ ストアを使用するための既存ドメインのアップグレード

始める前に

RDBMS セキュリティ ストアを使用するように既存のドメインをアップグレードする要件について理解しておきます。RDBMS セキュリティ ストアの管理を参照してください。

RDBMS セキュリティ ストアに使用可能な、このリリースの WebLogic Server でサポートされている具体的な RDBMS システムのリストについては、Oracle Fusion Middleware でサポート対象のシステム コンフィグレーションを参照してください。


WebLogic Server には、外部 RDBMS を以下のセキュリティ プロバイダのデータストアとして使用するオプションが用意されています。

  • XACML 認可プロバイダおよびロール マッピング プロバイダ
  • WebLogic 資格マッピング プロバイダ
  • PKI 資格マッピング プロバイダ
  • SAML 1.1 プロバイダ : SAML ID アサーション プロバイダ V2、および SAML 資格マッピング プロバイダ V2
  • SAML 2.0 プロバイダ : SAML 2.0 ID アサーション プロバイダ、および SAML 2.0 資格マッピング プロバイダ
  • 証明書レジストリ

RDBMS セキュリティ ストアは、ドメイン内の複数の WebLogic Server インスタンス (クラスタなど) で SAML 2.0 サービスを使用する必要があります。

RDBMS セキュリティ ストアを使用するように既存のドメインをアップグレードするには、次の手順に従います。

  1. RDBMS ストアがコンフィグレーションされる新しいドメインを作成します。
  2. RDBMS データストアにセキュリティ プロバイダ テーブルを作成するスクリプトを実行します。これは、新しいドメインを起動する前に実行する必要があります。
  3. 既存ドメインのコンフィグレーション、アプリケーション、リソース、およびセキュリティ プロバイダ データを新しいドメインに移行します。

注意: RDBMS セキュリティ ストアをドメインでコンフィグレーションおよび有効化すると、このヘルプ トピックで識別され、セキュリティ レルムに作成されているすべてのセキュリティ プロバイダで、組み込み LDAP サーバではなく RDBMS セキュリティ ストアのみが使用されます。WebLogic Server では、この動作をオーバーライドする機能はサポートされていません。

RDBMS セキュリティ ストアを使用するように既存のドメインをアップグレードする詳細な手順については、RDBMS セキュリティ ストアの管理を参照してください。ここでは、この手順の概要を示します。

RDBMS セキュリティ ストアを使用するように既存のドメインをアップグレードするには、次の手順に従います。

  1. ドメイン コンフィグレーション ウィザードを実行して新しい WebLogic ドメインを作成し、RDBMS セキュリティ ストアをコンフィグレーションするオプションを選択します。

    このオプションは、コンフィグレーション ウィザードの [環境とサービスの設定のカスタマイズ] ページにあります。『コンフィグレーション ウィザードを使用した WebLogic ドメインの作成』の「WebLogic ドメインの作成」を参照してください。

  2. ドメインを起動する前に、RDBMS データストアにセキュリティ プロバイダ テーブルを作成するスクリプトを実行します。サポートされている各 RDBMS システム用のスクリプト セットは、WebLogic Server のインストール ディレクトリに格納されています。

    通常、この手順はデータベース管理者が実行します。これらのスクリプトの説明、格納場所、および実行手順については、RDBMS セキュリティ ストアの管理を参照してください。

  3. アップグレード対象の既存ドメインから、コンフィグレーション済みのすべてのセキュリティ プロバイダのデータをエクスポートします。

    プロバイダからセキュリティ データをエクスポートする詳細については、セキュリティ プロバイダからのデータのエクスポートおよびセキュリティ データの移行を参照してください。

  4. 新しいドメインを起動し、すべてのセキュリティ プロバイダからデータをインポートします。各プロバイダのデータを個々にインポートすることもできますが、すべてのセキュリティ プロバイダのデータを 1 回の手順でまとめてインポートすることをお勧めします。

    セキュリティ プロバイダのデータをドメインにインポートする詳細については、セキュリティ プロバイダへのデータのインポートを参照してください。

    注意: このヘルプ トピックで識別されていないプロバイダのセキュリティ データは、そのプロバイダで通常使用される永続ストアに自動的にインポートされます。たとえば、WebLogic 認証プロバイダのセキュリティ データは、組み込み LDAP サーバに自動的にインポートされます。

結果

これにより、このヘルプ トピックで識別され、セキュリティ レルムに作成されているすべてのプロバイダで RDBMS セキュリティ ストアが使用されるようにドメインがコンフィグレーションされました。

完了した後に

この RDBMS セキュリティ ストアは、RDBMS セキュリティ ストアのコンフィグレーションで説明するように Administration Console でコンフィグレーションすることができます。

 

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