永続ストアは、永続性を必要とする WebLogic Server のサブシステムおよびサービスに対し、組み込みの高性能なストレージの仕組みを提供します。たとえば、永続ストアは、永続 JMS メッセージや恒久サブスクライバ情報を格納したり、ストア アンド フォワード機能を使用して、使用不能な送り先へのメッセージを一時的に格納したりできます。永続ストアは、ファイルベースのストア (ファイル ストア) または JDBC 対応データベース (JDBC ストア) の永続性をサポートします。WebLogic 永続ストアの使い方を参照してください。
クラスタ化されたサーバ環境では、サーバがクラッシュした場合やサーバの定期的な保守を行う際に、カスタム永続ストアを移行可能な対象に対象指定してから、問題のあるサーバから正常なサーバへ手動で移行することができます。移行可能な対象は、カスタム ストアを使用してデータを格納する JMS サーバや SAF エージェントなど、固定サービスをホストできる可能性のある、クラスタ内の一連の WebLogic Server インスタンスを定義します。ユーザ定義のストアはまた、サーバ状態モニタ サービスを利用して、異常なサーバ インスタンスから正常なサーバ インスタンスへ、自動移行することもできます。JMS サービスで使用できるカスタム ストアを参照してください。
完了した後に
ストアを作成して最初にコンフィグレーションした後に管理サーバを再起動する必要はありません。ただし、既存のファイル ストアを変更する場合は、管理サーバを再起動する必要があります。