| Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsチュートリアル 11gリリース1（11.1.1） B61377-01 |
|
 前へ |
 次へ |
このチュートリアルでは、ユーザーがMy Companyという会社の開発者であると想定しています。あるコンテンツを会社のイントラネットに公開するように要請されています。各支店の人事管理者がそのデータをどこからでも参照できるようにする必要があります。この場合、会社のテンプレート（HTMLファイル）を使用して、データをWeb上で見やすくする必要があります。同時に、人事管理者がレポートを印刷できるようにする必要があります。
このチュートリアルでは、各部門の従業員給与に関して必要な情報を表示するWebのレポートをJavaServer Pages（JSP）を使用して作成します。また、人事管理者がデータの概要を参照できるようにグラフも作成します。チュートリアルの最後では、同じデータ・モデルに基づいて用紙レポートを出力する方法を説明します。
図1-1に、チュートリアルの最初の部分の概要を示します。
各章の内容は、次のとおりです。
単純なHTMLが記述されたWebページ（オラクル社から提供）をオープンし、レポートのデータ・モデルを作成します。このモデルでは、サンプル・データ・ソースからレポートにデータを取り込みます（第2章「レポートへのデータの追加」）。このWebページには、My Companyのルック・アンド・フィールのテンプレートが含まれます。
第3章「Webレポートのソース・コードの確認」では、作成したレポートを確認して、第2章「レポートへのデータの追加」で実行した内容、およびサンプルWebページへの追加内容を分析し、サンプルWebページに対してReports Builderで行われた内容を把握します。提供されたサンプルWebページと、作成されたJSPベースのWebページを比較できます。また、データ・モデルがReports Builderでどのように表示され、XMLではどのように表示されるかを確認できます。
第5章「Webレポートのレポート・ブロックの作成」では、レポート・ウィザードを使用してJSPにレポート・ブロックを追加し、単純なJSPベースのWebレポートをWebブラウザに生成します。
第4章「レポート・ブロックのソース・コードの確認」では、レポートのWebソースを分析して、レポート・ブロックがどのようにJSPベースのWebレポートに挿入されたかを確認します。ここでも、XMLコードを調べ、ソース・コードがどのように変更されたかを確認できます。
第6章「Webレポートのグラフの作成」では、グラフ・ウィザードを使用してJSPにグラフを追加し、完全なJSPレポートをWebブラウザに生成します。
第7章「グラフのソース・コードの確認」では、グラフを作成する際にReports BuilderでWebソースに追加された新しいコードを確認します。
第8章「用紙レポートの出力」では、JSPベースのWebレポートで作成したのと同じデータ・モデルとレイアウトを使用して、用紙レポートを出力します。
