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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer Desktopユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
E51908-01
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B Oracle Applicationsのサポート

この付録の項目は次のとおりです。

B.1 サポートされている機能

Discoverer Desktopでは、Oracle Applicationsの次の機能がサポートされています。

これらの機能を使用できるのは、Discoverer DesktopをOracle Applicationsデータベースに対して実行している場合(Oracle Applicationsモード)のみです。

B.2 前提条件

Oracle Applicationsユーザーとして接続(Oracle Applicationsモード)するための前提条件は、次のとおりです。

B.3 Oracle Applicationsユーザー用の「接続」ダイアログの設定

B.3.1 始める前に

Discoverer DesktopにOracle Applicationsユーザーとして接続すると、「接続」ダイアログにOracle Applicationsの接続詳細を入力するよう求められます(図B-1「状態」ボックスを参照)。

Discoverer DesktopがOracle Applications EULを使用するように構成されていない場合は、「接続」ダイアログを再構成する必要があります(「Oracle Applicationsユーザー用「接続」ダイアログの構成」を参照)。

図B-1 Discoverer DesktopのOracle Applicationsユーザー専用「接続」ダイアログ

図B-1についてはこの前後の文章で説明します

注意:

Discoverer Desktopが標準EULとOracle Applications EULの両方を使用するように構成されている場合は、「接続」ボックスの下に「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスが表示されます(「Oracle ApplicationsユーザーとしてのDiscoverer Desktopへの接続」を参照)。

B.3.2 Oracle ApplicationsユーザーとしてのDiscoverer Desktopへの接続

Oracle Applications EULを使用するようにDiscoverer Desktopを接続した後(「始める前に」を参照)、次の手順でDiscoverer Desktopに接続します。

  1. Discovererマネージャから指示されたOracle Applicationsのユーザー名パスワードおよび接続データベース名を入力します。

    Oracleデータベースでは、パスワードの大文字小文字が区別されます(Enterprise Editionバージョン11.1またはそれ以降)。

    図B-2 「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスが表示されているDiscoverer Desktopの「接続」ダイアログ

    図B-2についてはこの前後の文章で説明します

    注意:

    Discoverer Desktopが標準EULとOracle Applications EULの両方を使用するように構成されている場合は、「接続」ボックスの下に「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスが表示されます(「Oracle Applicationsユーザー用「接続」ダイアログの構成」を参照)。

  2. 「接続」ボックスの下に「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスが表示されている場合は、このチェック・ボックスを選択します。


    注意:

    「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスが表示されるのは、Discoverer DesktopがOracle Applications EULと標準Discoverer EULの両方を使用するように構成されている場合です(「Oracle Applicationsユーザー用「接続」ダイアログの構成」も参照)。

  3. 「接続」をクリックします。

    「職責の選択」ダイアログに、定義されている職責のリストが表示されます。複数の職責が定義されている場合は、Oracle管理者から割り当てられた職責を選択する必要があります。

    図B-3 「職責の選択」ダイアログ

    図B-3についてはこの前後の文章で説明します
  4. リストから職責を選択し、「OK」をクリックします。

B.3.3 Oracle Applicationsユーザー用「接続」ダイアログの構成

Discoverer DesktopにOracle Applicationsユーザーとして接続する前に、Discoverer Desktopの「接続」ダイアログを次のように構成する必要があります。

  1. メイン・メニューから「ツール」|「オプション」を選択して、「オプション」ダイアログを表示します。

    図B-4 「オプション」ダイアログ

    図B-4についてはこの前後の文章で説明します
  2. 次のいずれかのオプションを選択します。

    • Oracle Applications EUL このオプションを選択すると、Oracle Applications EULに接続できますが、標準Discoverer EULには接続できません。

    • 標準EUL および Oracle Applications EULの両方 このオプションを選択すると、Oracle Applications EULと標準Discoverer EULの両方に接続できます。このオプションを使用すると、「接続」ダイアログに「Oracle Applicationsユーザー」チェック・ボックスが表示されます。Oracle Applications EULに接続する場合は、このチェック・ボックスを選択します。

    Gateway User IDとFoundation Nameのデフォルト設定を変更する必要がある場合は、「フィールド「Gateway User ID(GWYUID)/パスワード」および「Foundation Name(FNDNAM)」への詳細の入力」を参照してください。

  3. 「OK」をクリックします。

B.3.3.1 フィールド「Gateway User ID(GWYUID)/パスワード」および「Foundation Name(FNDNAM)」への詳細の入力

Oracle Applicationsユーザーとして接続する場合は、「Gateway User ID(GWYUID)/パスワード」「Foundation Name(FNDNAM)」デフォルト設定を変更できます。

  • Gateway User ID(GWYUID)/パスワード このフィールドには、Gateway User IDとパスワードを入力できます(入力しない場合は、デフォルト値「applsyspub/pub」が使用されます)。

  • Foundation Name(FNDNAM) このフィールドには、Foundation Nameを入力できます(入力しない場合は、デフォルト値「apps」が使用されます)。


    注意:

    Gateway User IDFoundation Nameの詳細は、Discovererマネージャに問い合せてください。

B.3.4 標準EULを使用するためのDiscoverer Desktopの構成

標準EULのみを使用するようにDiscoverer Desktopを構成するには、「接続」ダイアログを次のように構成します。

  1. メイン・メニューから「ツール」「オプション」を選択して、「オプション」ダイアログを表示します。

    図B-5 「オプション」ダイアログ

    図B-5についてはこの前後の文章で説明します
  2. 「標準EUL」オプションを選択します。

  3. 「OK」をクリックします。

B.3.5 接続構成

Discoverer DesktopにOracle Applicationsユーザーとして接続すると、様々な方法で自動的にログインできるようにショートカット・プロパティを編集できます。

B.3.5.1 Discoverer Desktopショートカット・アイコンの編集

  1. Windowsデスクトップで、「Discoverer Desktop」アイコンを右クリックします。

  2. 「プロパティ」をクリックします。

  3. 「ショートカット」タブをクリックします。

  4. 「リンク先」ボックスに変更内容を入力します。

次の項に、Discoverer Desktopショートカットの構成方法の例を示します。

B.3.5.2 基本的な接続の指定

  1. Discoverer Desktopショートカット・アイコンを編集します(「Discoverer Desktopショートカット・アイコンの編集」を参照)。

  2. 「リンク先」に次の文字列を入力します。

    dis51usr.exe /APPS_GWYUID GATEWAY_ID /APPS_FNDNAM FOUNDATION_ID /APPS_USER

    ここで、

    GATEWAY_IDは、Gateway User IDです(大文字で入力する必要があります)。FOUNDATION_IDはFoundation Nameです(大文字で入力する必要があります)。

この例では、/APPS_USER引数で、Discoverer Desktop接続にOracle Applicationsユーザー名を使用するように指定しています。ユーザーは、Discoverer Desktopの「接続」ダイアログに、Oracle Applicationsユーザー名と職責をコロン(:)で区切ってユーザー名として入力します。パスワードとデータベース文字列は通常どおり入力します。次に例を示します。

Username: jchung:Purchasing Manager Password: password Database: database_name

B.3.5.3 定義済の職責を使用する接続の指定

  1. Discoverer Desktopショートカット・アイコンを編集します(「Discoverer Desktopショートカット・アイコンの編集」を参照)。

  2. 「リンク先」に次の文字列を入力します。

    dis51usr.exe /APPS_GWYUID GATEWAY_ID /APPS_FNDNAM FOUNDATION_ID /APPS_USER /APPS_RESPONSIBILITY RESPONSIBILITY

    ここで、

    GATEWAY_IDは、Gateway User IDです(大文字で入力する必要があります)。FOUNDATION_IDはFoundation Nameです(大文字で入力する必要があります)。RESPONSIBILITYは職責です(大文字小文字は区別しません)。

この例では、/APPS_RESPONSIBILITY引数で、Discoverer Desktopで定義済の職責を使用して接続するように指定しています。ユーザーは、Discoverer Desktopの「接続」ダイアログに、ユーザー名、パスワードおよびデータベースを通常どおり入力します。次に例を示します。

Username: jchung Password: password Database: database_name

B.3.5.4 自動接続を使用した「接続」ダイアログのバイパス

  1. Discoverer Desktopショートカット・アイコンを編集します(「Discoverer Desktopショートカット・アイコンの編集」を参照)。

  2. 「リンク先」に次の文字列を入力します。

    dis51usr.exe /APPS_GWYUID GATEWAY_ID /APPS_FNDNAM FOUNDATION_ID /APPS_USER /CONNECT username:responsibility/password@database

    ここで、

    GATEWAY_IDは、Gateway User IDです(大文字で入力する必要があります)。FOUNDATION_IDはFoundation Nameです(大文字で入力する必要があります)。usernameはユーザー名です(大文字小文字は区別しません)。responsibilityは職責です(大文字小文字は区別しません)。passwordはパスワードです(大文字小文字は区別しません)。databaseはデータベースです(大文字小文字は区別しません)。

この例では、Discoverer Desktopの「接続」ダイアログはバイパスされ、自動的に接続されます。