この章では、WebCenterアプリケーションをインストールしたオペレーティング・システム、WebCenterアプリケーション、およびバックエンド・コンポーネントの構成プロパティをチューニングする方法について概説します。
Oracle WebCenter Suite 11gは、標準ベースのサービス指向アーキテクチャ(SOA)上にソーシャル・アプリケーション、エンタープライズ・ポータル、コミュニティ、コンポジット・アプリケーション、およびインターネットまたはイントラネットのWebサイトを構築するために使用する統合製品スイートです。このスイートには、リッチ・インターネット・アプリケーションの開発、マルチチャネルのポータル・フレームワーク、および水平型のEnterprise 2.0アプリケーション・スイートが一体化されています。Enterprise 2.0アプリケーションは、非常にインタラクティブなユーザー体験を生み出すコンテンツ機能、プレゼンス機能、およびソーシャル・ネットワーキング機能を備えています。ポータルまたはアプリケーションのコンテキスト内で、インスタント・メッセージ、ブログ、Wiki、RSS、タグ、VoIP、ディスカッション・フォーラム、アクティビティ、ソーシャル・ネットワークなどのサービスと直接やり取りすることで、ユーザーやグループの生産性が向上し、IT投資回収率も高まります。Oracle WebCenter Spacesは、すぐに使用可能なWebCenterアプリケーションです。これを使用すると、ソーシャル・ネットワーキング、コミュニケーション、コラボレーションおよび個人の生産性の分野で、開発作業を行わずに最新テクノロジを手にすることができます。 Oracle WebCenter Spacesでは、Oracle WebCenter Framework、Oracle WebCenter ComposerおよびBusiness Dictionaryが提供する、強力な統合型のWeb 2.0サービスおよびアプリケーションのセットを通じて、インスタント・コミュニティ・ポータル、チーム・サイト、その他の協調型アプリケーションをデプロイできます。Oracle WebCenter Spacesは、単一アプリケーションの中に、個人用スペース、ビジネス・ロール・ページ、グループ・スペースの3つの主要機能を備えています。
Oracle WebCenterの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドおよび『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterのための開発者ガイド』を参照してください。
この項では、WebCenterアプリケーションがデプロイされているオペレーティング・システムのチューニング方法について説明します。ここで取り上げるのは、システム制限、JDBCデータ・ソースおよびJRockit仮想マシン(JVM)引数の構成です。
WebCenterアプリケーションを適度な負荷で実行するには、open-files-limit
を4096
に設定します。ファイル・ディスクリプタの不足などのエラーが発生した場合は、システム制限を増やします。
たとえば、Linuxでは次のコマンドを使用します。
ulimit -n 8192
このシステム制限を変更する方法については、オペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。
MDSDS
およびWebCenterDS
には、次のデータ・ソース設定をお薦めします。これらの設定は、アプリケーションの使用パターンおよび負荷に応じて調整可能です。
<jdbc-connection-pool-params> <initial-capacity>10</initial-capacity> <max-capacity>200</max-capacity> <capacity-increment>1</capacity-increment> <shrink-frequency-seconds>0</shrink-frequency-seconds> <highest-num-waiters>2147483647</highest-num-waiters> <connection-creation-retry-frequency-seconds>0</connection-creation-retry-frequency-seconds> <connection-reserve-timeout-seconds>60</connection-reserve-timeout-seconds> <test-frequency-seconds>0</test-frequency-seconds> <test-connections-on-reserve>true</test-connections-on-reserve> <ignore-in-use-connections-enabled>true</ignore-in-use-connections-enabled> <inactive-connection-timeout-seconds>0</inactive-connection-timeout-seconds> <test-table-name>SQL SELECT 1 FROM DUAL</test-table-name> <login-delay-seconds>0</login-delay-seconds> <statement-cache-size>50</statement-cache-size> <statement-cache-type>LRU</statement-cache-type> <remove-infected-connections>true</remove-infected-connections> <seconds-to-trust-an-idle-pool-connection>60</seconds-to-trust-an-idle-pool-connection> <statement-timeout>-1</statement-timeout> <pinned-to-thread>false</pinned-to-thread> </jdbc-connection-pool-params>
JDBCデータ・ソースの設定を編集するには、次の手順に従います。
WebLogic Server管理コンソールにログインします。
「ホーム」ページから「JDBCデータ・ソースのサマリー」→「mds-SpacesDSの設定」を選択し、「接続プール」タブを選択します。
必要に応じてプロパティを編集します。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCの構成と管理』のJDBCデータ・ソースの構成に関する項も参照してください。
JVM引数はsetDomainEnv.sh
ファイルで設定します。
WebLogic Server本番モード: WebLogic管理コンソールを使用してWebLogic Server本番モードを有効にする場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバー環境の構成』を参照してください。パラメータは次のとおりです。
-Dweblogic.ProductionModeEnabled=true
ヒープ・サイズ: システムが過負荷の状態にある場合、つまりガベージ・コレクションが頻繁に行われたり、メモリー不足エラーが頻繁に発生したりする場合は、システムの使用可能な物理メモリーに合せてヒープ・サイズを増やします。パラメータは次のとおりです。
-Xms2048M -Xmx2048M -Xns512M
メモリー・サイズ: カスタムWebCenterアプリケーションのデフォルトのメモリー・サイズは次のように設定します。
-Xmx512M -XX:PermSize=128M -XX:MaxPermSize512M
これはデフォルト設定です。
ガベージ・コレクションの動作: アプリケーションのスループットを最大化するには、アプリケーションのガベージ・コレクタの動作を制御する次のJVMオプションを設定します。
-Xgcprio:throughput -Djrockit.codegen.newlockmatching=true
これはデフォルト設定です。
セキュリティ: 次のJVM引数を設定すると、WebCenterアプリケーションのセキュリティ・レイヤーのパフォーマンスが向上します。これらはデフォルト設定です。
-DUSE_JAAS=false -Djps.policystore.hybrid.mode=false -Djps.combiner.optimize.lazyeval=true -Djps.combiner.optimize=true -Djps.auth=ACC
ログ出力: このオプションを設定すると、WebCenterアプリケーションに依存する一部のコンポーネントでログ出力が減少します。これはデフォルト設定です。
-Djbo.debugoutput=silent
この項では、管理者がWebCenterアプリケーションのパフォーマンスをチューニングするためのパラメータについて説明します。
この項の内容は次のとおりです。
リソースの使用状況を管理するには、web.xml
ファイルでセッション・タイムアウト値(分)を調整します。
このプロパティをデプロイメント後に変更する必要がある場合は、web.xml
を手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドの構成ファイルの手動編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、web.xml
のサンプル・スニペットです。
<session-config> <session-timeout> 45 </session-timeout> </session-config>
web.xml
ファイルでリクエストされていないJSPページがメモリーからすべて削除されるまでの時間(秒)を表す整数値を指定できます。こうすると、頻繁にコールされないページがある場合にリソースが解放されます。
値を大きくするとユーザー・レスポンス時間が短縮され、値を小さくするとアプリケーションのメモリー・フットプリントが減少します。デフォルト値は0(タイムアウトなし)です。
このプロパティをデプロイメント後に変更する必要がある場合は、web.xml
を手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドの構成ファイルの手動編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、web.xml
のサンプル・スニペットです。
<servlet> <servlet-name> oraclejsp <init-param> <param-name> jsp_timeout </param-name> <param-value> 600 </param-value> </init-param>
この設定では、ユーザーが情報を失わずにブラウザの「戻る」ボタンで移動可能なページの数を制御できます。CPUおよびメモリーの使用率を下げるには、web.xml
ファイルで値を小さくします。
このプロパティをデプロイメント後に変更する必要がある場合は、web.xml
を手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドの構成ファイルの手動編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、web.xml
のサンプル・スニペットです。
<context-param> <param-name> org.apache.myfaces.trinidad.CLIENT_STATE_MAX_TOKENS </param-name> <param-value> 3 </param-value> </context-param>
デフォルトのMDSキャッシュ・サイズは100MBです。JOCリージョンが満杯であるというエラー・メッセージが表示された場合は、adf-config.xml
ファイルでMDSキャッシュ・サイズを大きくすることができます。
デプロイ後は、システムMBeanブラウザを使用してこれらのプロパティを変更します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のデプロイ済アプリケーションのMDS構成属性の変更に関する項を参照してください。
次に示すのは、adf-config.xml
のサンプル・スニペットです。
<cache-config> <max-size-kb>150000</max-size-kb> </cache-config>
MDSでは、古いバージョンのメタデータが1時間おきに自動的にパージされます。メタデータが大量にたまってしまい、毎回のパージに高いコストがかかる場合は、adf-config.xml
ファイルでこの間隔を短くします。
次に示すのは、adf-config.xml
のサンプル・スニペットです。
<auto-purge seconds-to-live="3600"/>
同時実行性の管理には、WebCenter全体に影響を与えるグローバル設定、ならびに特定のサービスのみに影響を与えるサービス固有の設定およびリソース固有の設定を使用します。
デプロイメント固有の変更や追加の構成は、adf-config.xml
ファイルで定義します。たとえば、特定のデプロイメントに適したリソース固有(プロデューサ)の値を指定できます。
これらのプロパティをデプロイメント後に変更する必要がある場合は、adf-config.xmlを手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドの構成ファイルの手動編集に関する項を参照してください。
次の例は、adf-config.xml
のglobalエントリ、serviceエントリおよびresourceエントリの形式を示しています。
<concurrent:adf-service-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/concurrent/config"> <global queueSize="SIZE" poolCoreSize="SIZE" poolMaxSize="SIZE" poolKeepAlivePeriod="TIMEPERIOD" timeoutMinPeriod="TIMEPERIOD" timeoutMaxPeriod="TIMEPERIOD" timeoutDefaultPeriod="TIMEPERIOD" timeoutMonitorFrequency="TIMEPERIOD" hangMonitorFrequeny="TIMEPERIOD" hangAcceptableStopPeriod="TIMEPERIOD" /> <service service="SERVICENAME" timeoutMinPeriod="TIMEPERIOD" timeoutMaxPeriod="TIMEPERIOD" timeoutDefaultPeriod="TIMEPERIOD" /> <resource service="SERVICENAME" resource="RESOURCENAME" timeoutMinPeriod="TIMEPERIOD" timeoutMaxPeriod="TIMEPERIOD" timeoutDefaultPeriod="TIMEPERIOD" /> </concurrent:adf-service-config>
属性値の説明を次に示します。
SIZE
: 正の整数。たとえば20などです。
TIMEPERIOD
: 正の整数と時間単位を示す接尾辞の組合せ。時間単位は、ms
(ミリ秒)、s
(秒)、m
(分)、h
(時間)のいずれかです。たとえば、50ms
、10s
、3m
、1h
のようになります。様々なサービスのデフォルト設定の例を次に示します。これらの設定は、connections.xml
ファイルまたはadf-config.xml
ファイルのサービス固有の構成で上書きされます。
<concurrent:adf-service-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/concurrent/config"> <resource service="oracle.webcenter.community" resource="oracle.webcenter.doclib" timeoutMinPeriod="2s" timeoutMaxPeriod="10s" timeoutDefaultPeriod="5s"/> <resource service="oracle.webcenter.community" resource="oracle.webcenter.collab.calendar.community" timeoutMinPeriod="2s" timeoutMaxPeriod="10s" timeoutDefaultPeriod="5s"/> <resource service="oracle.webcenter.community" resource="oracle.webcenter.collab.rtc" timeoutMinPeriod="2s" timeoutMaxPeriod="10s" timeoutDefaultPeriod="5s"/> <resource service="oracle.webcenter.community" resource="oracle.webcenter.list" timeoutMinPeriod="2s" timeoutMaxPeriod="10s" timeoutDefaultPeriod="5s"/> <resource service="oracle.webcenter.community" resource="oracle.webcenter.collab.tasks" timeoutMinPeriod="2s" timeoutMaxPeriod="10s" timeoutDefaultPeriod="5s"/> </concurrent:adf-service-config>
注意: service およびresource 以外の属性はすべてオプションです。そのため、たとえば次のタグは有効です。
<global queueSize="20"/> <resource service="foo" resource="bar" timeoutMaxPeriod="5s"/> |
WebCenter更新のCRUD API構成は、adf-config.xml
ファイルで定義します。タイムアウトを調整することで、全体的なリソース使用状況を管理できます。
これらのプロパティをデプロイメント後に変更する必要がある場合は、adf-config.xml
を手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドの構成ファイルの手動編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、adf-config.xml
のサンプル・スニペットです。
<!-- The following entry configures the timeout for Webcenter Application CRUD APIs --> <concurrent:service service="oracle.webcenter.community" timeoutMinPeriod="100ms" timeoutMaxPeriod="4s" timeoutDefaultPeriod="2s"/> <!-- Webcenter Application configuration END -->
この項では、WebCenterアプリケーションが使用するバックエンド・サービスのパフォーマンス構成について説明します。ワークリストやOracle Content Serverなどのバックエンド・サーバーのパフォーマンスは、各バックエンドのガイドラインでの説明に従ってチューニングしてください。
この項の内容は次のとおりです。
アナウンスメント・サービスの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 10秒
最小: 0秒
最大: 45秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したディスカッション・サーバー接続詳細の変更に関する項
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したディスカッション・サーバー接続詳細の変更に関する項
次に示すのは、connections.xml
のサンプル・スニペットです。
<Reference name="Jive-7777" className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.Announcement. AnnouncementConnection"> <Factory className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.forum.ForumConnectionFactory"/> <StringRefAddr addrType="connection.time.out"> <Contents>5</Contents> </StringRefAddr> </RefAddresses> </Reference>
ディスカッション・サービスの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 10秒
最小: 0秒
最大: 45秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したディスカッション・サーバー接続詳細の変更に関する項
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したディスカッション・サーバー接続詳細の変更に関する項
次に示すのは、connections.xml
のサンプル・スニペットです。
<Reference name="Jive-7777" className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.forum.ForumConnection"> <Factory className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.forum.ForumConnectionFactory"/> <RefAddresses> <StringRefAddr addrType="forum.url"> <Contents>http://[machine]:[port]/owc_discussions_5520</Contents> <StringRefAddr addrType="connection.time.out"> <Contents>5</Contents> </StringRefAddr> </RefAddresses> </Reference>
IMPサービスの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 10秒
最小: 0秒
最大: 45秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したインスタント・メッセージおよびプレゼンス接続詳細の変更に関する項
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したディスカッション・サーバー接続詳細の変更に関する項
次に示すのは、connections.xml
のサンプル・スニペットです。
<Reference name="IMPService-OWLCS" className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.rtc.RtcConnection"> <Factory className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.rtc.RtcConnectionFactory"/> <RefAddresses> <StringRefAddr addrType="connection.time.out"> <Contents>5</Contents> </StringRefAddr> </RefAddresses> </Reference>
メール・サービスの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 10秒
最小: 0秒
最大: 45秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したメール・サーバー接続詳細の変更に関する項
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したメール・サーバー接続詳細の変更に関する項
次に示すのは、connections.xml
のサンプル・スニペットです。
<Reference name="MailConnection" className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.mail.MailConnection"> <StringRefAddr addrType="connection.time.out"> <Contents>5</Contents> </StringRefAddr> </Reference>
RSSニュース・フィード・サービスの全体的なリソース使用状況を管理するには、adf-config.xml
ファイルでリフレッシュ間隔およびタイムアウトを調整します。
これらのプロパティをデプロイメント後に変更する必要がある場合は、システムMBeanブラウザを使用してください。
次に示すのは、adf-config.xml
のサンプル・スニペットです。
<rssC:adf-rss-config> <rssC:RefreshSecs>3600</rssC:RefreshSecs> <rssC:TimeoutSecs>3</rssC:TimeoutSecs> <rssC:Configured>true</rssC:Configured> </rssC:adf-rss-config>
検索の全体的なリソース使用状況およびユーザー・レスポンス時間を管理するには、表示される保存済の検索の数、表示される結果の数、および次のタイムアウト値を調整します。
prepareTimeoutMs
: サービスが検索の初期化にかけられる最大時間(ミリ秒)。
timeoutMs
: サービスが検索の実行にかけられる最大時間(ミリ秒)。
showAllTimeoutMs
: サービスがすべての検索結果の表示にかけられる最大時間(ミリ秒)。
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用してタイムアウト・プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したOracle SES接続詳細の変更に関する項。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したOracle SES接続詳細の変更に関する項。
次に示すのは、adf-config.xml
のサンプル・スニペットです。
<searchC:adf-search-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/search/config"> <display-properties> <common numSavedSearches="25"/> <region-specific> <usage id="simpleSearchResultUIMetadata" numServiceRows="5"/> <usage id="searchResultUIMetadata" numServiceRows="5"/> <usage id="localToolbarRegion" numServiceRows="5"/> </region-specific> </display-properties> <execution-properties prepareTimeoutMs="1000" timeoutMs="3000" showAllTimeoutMs="20000" /> </execution-properties> </searchC:adf-search-config>
WSRPプロデューサの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 30000ミリ秒
最小: 5000ミリ秒
最大: 60000ミリ秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したプロデューサ登録詳細の編集に関する項。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したプロデューサ登録詳細の編集に関する項。
次に示すのは、connections.xml
のサンプル・スニペットです。
<wsrpproducerconnection producerName="wc-RichText" wsConnection="wc-RichText-wsconn" timeout="30"/> <wsrpproducerconnection producerName="wc-WSRPTools" wsConnection="wc-WSRPTools-wsconn" timeout="30"/>
Webプロデューサの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 30000ミリ秒
最小: 5000ミリ秒
最大: 60000ミリ秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したプロデューサ登録詳細の編集に関する項。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したプロデューサ登録詳細の編集に関する項。
次に示すのは、connections.xml
のサンプル・スニペットです。
<webproducerconnection producerName="wc-WebClipping" urlConnection="wc-WebClipping-urlconn" timeout="10000" establishSession="true" mapUser="false"/>
OmniPortletの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 30000ミリ秒
最小: 5000ミリ秒
最大: 60000ミリ秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したプロデューサ登録詳細の編集に関する項。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したプロデューサ登録詳細の編集に関する項。
次に示すのは、connections.xml
のサンプル・スニペットです。
<webproducerconnection producerName="wc-OmniPortlet" urlConnection="wc-OmniPortlet-urlconn" timeout="10000" establishSession="false" mapUser="false"/>
全体的なリソース使用状況およびユーザー・レスポンス時間を管理するには、adf-config.xml
ファイルで不要なロケール・サポートを削除し、ポートレットのタイムアウトおよびキャッシュ・サイズを変更します。
ポートレット・サービスに対しては、デフォルトで28のサポート・ロケールが定義されています。アプリケーションに必要のないロケールは削除できます。
これらのプロパティをデプロイメント後に変更する必要がある場合は、adf-config.xml
を手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドの構成ファイルの手動編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、adf-config.xml
のサンプル・スニペットです。
<portletC:adf-portlet-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/portlet/config"> <supportedLocales> <value>es</value> <value>ko</value> <value>ru</value> <value>ar</value> <value>fi</value> <value>nl</value> <value>sk</value> <value>cs</value> <value>fr</value> <value>no</value> <value>sv</value> <value>da</value> <value>hu</value> <value>pl</value> <value>th</value> <value>de</value> <value>it</value> <value>pt</value> <value>tr</value> <value>el</value> <value>iw</value> <value>pt_BR</value> <value>zh_CN</value> <value>en</value> <value>ja</value> <value>ro</value> <value>zh_TW</value> </supportedLocales> <defaultTimeout>20</defaultTimeout> <minimumTimeout>1</minimumTimeout> <maximumTimeout>60</maximumTimeout> <parallelPoolSize>10</parallelPoolSize> <parallelQueueSize>20</parallelQueueSize> <cacheSettings enabled="true"> <maxSize>10000000</maxSize> </cacheSettings> </portletC:adf-portlet-config>
adf-config.xml
ファイルでポートレット・キャッシュ・サイズを変更できます。デフォルトのポートレット・キャッシュ・サイズは10MBに設定されています。
これらのプロパティをデプロイメント後に変更する必要がある場合は、adf-config.xml
を手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドの構成ファイルの手動編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、adf-config.xml
のサンプル・スニペットです。
<adf-portlet-config> .... <supportedLocales> <cacheSettings enabled="true"> <maxSize>10000000</maxSize> </cacheSettings> <adf-portlet-config>
adf-config.xml
ファイルのadf-portlet-config
要素でポートレット・タイムアウトの値を変更できます。デフォルト値は10秒、最小値は0.1秒、最大値は60秒です。
これらのプロパティをデプロイメント後に変更する必要がある場合は、adf-config.xml
を手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドの構成ファイルの手動編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、adf-config.xml
のサンプル・スニペットです。
<adf-portlet-config> .... <defaultTimeout>5</defaultTimeout> <minimumTimeout>2</minimumTimeout> <maximumTimeout>100</maximumTimeout> <adf-portlet-config>