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Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite and Oracle Business Process Management Suiteインストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55901-02
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4 Oracle SOA Suiteのアンインストール

この章では、システムからOracle SOA Suiteを削除する方法を説明します。

ソフトウェアを削除する場合は、常にこの章の手順に従ってください。 手作業によるソフトウェア削除を試行した場合、ソフトウェアを再インストールするときに問題が発生する可能性があります。 この章の手順に従うことで、ソフトウェアを正しく削除できます。 詳細は、第4.2項「再インストール」を参照してください。

内容は、次のとおりです。

4.1 アンインストールの手順

アンインストーラは起動に使用したOracleホームを削除します。 Oracleホームを削除する前に、Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、さらに、このOracleホームを使用している実行中のすべてのプロセスを停止してください。


注意:

Oracle Business Process Managementをインストールした場合、Oracle Business Process Managementを削除すると、同じOracleホームを共有するOracle SOA Suiteも削除されます。 Oracle SOA Suiteを削除せずにOracle Business Process Managementのみを削除することはできません。

この手順を実行しても、これまでに作成したWebLogicドメインは削除されません。Oracleホーム内のソフトウェアのみが削除されます。

システムからOracle SOA Suiteを正しく削除するには、次のタスクが必要です。

4.1.1 Oracle Fusion Middlewareの停止

Oracle Fusion Middlewareソフトウェア・コンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーおよびプロセスを停止する必要があります。

手順は、Oracle Fusion Middlewareの管理者ガイドのOracle Fusion Middlewareの開始と停止に関する項を参照してください。

ノード・マネージャを停止するには、『Oracle Fusion Middleware Node Manager Administrator's Guide for Oracle WebLogic Server』のノード・マネージャの停止に関する項の手順を参照してください。

4.1.2 Oracle SOA Suiteスキーマの削除

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行して、データベースからOracle SOA Suiteスキーマを削除します。

手順は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの削除に関する項を参照してください。

4.1.3 Oracle SOA Suiteの削除

Oracle SOA Suiteをアンインストールするには、SOA OracleホームおよびOracle共通ホーム・ディレクトリの削除が必要です。

アンインストーラは起動に使用したOracleホームを削除します。 この手順を実行しても、これまでに作成したWebLogicドメインは削除されません。Oracleホーム内のソフトウェアのみが削除されます。

SOA Oracleホームを削除する前に、SOA Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、さらに、このOracleホームを使用している実行中のすべてのプロセスを停止してください。 ソフトウェアを削除すると、WebLogicドメインは使用できなくなります。

4.1.3.1 SOA Oracleホームの削除

アンインストーラを実行するには、SOA_ORACLE_HOME/oui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはSOA_ORACLE_HOME\oui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動し、アンインストーラを実行します。

UNIXオペレーティング・システムの場合

./runInstaller.sh -deinstall

Windowsオペレーティング・システムの場合

setup.exe -deinstall

Windowsオペレーティング・システムの場合、「スタート」メニューから「プログラム」→Oracle SOA 11g - ホーム1→「アンインストール」を選択する方法でもアンインストーラを実行できます。

表4-1の手順に従って、ソフトウェアをアンインストールします。

いずれかのアンインストール画面の詳細情報を確認するには、付録B「Oracle SOA Suiteのアンインストール画面」を参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。

表4-1 アンインストールのフロー

番号 画面 説明と必要なアクション

1

「ようこそ」画面


「次へ」をクリックして続行します。

2

「Oracleホームのアンインストール」画面


アンインストールするOracleホームを検証します。

「アンインストール」をクリックして続行します。

「警告」画面で、アンインストーラを使用してソフトウェアを削除するだけでなく、Oracleホーム・ディレクトリを削除するかどうかを選択します。

アンインストーラを使用してソフトウェアおよびOracleホームを削除するには「はい」、ソフトウェアのみを削除するには「いいえ」、前の画面に戻るには「取消」をクリックします。

「いいえ」を選択した場合、Oracleホーム・ディレクトリを手動で削除する手順は、第4.1.3.3項「Oracleホーム・ディレクトリの手動削除」を参照してください。

3

「アンインストールの進行状況」画面


この画面は、アンインストールの進行状況を示します。

4

「アンインストール完了」画面


「終了」をクリックして画面を終了します。


4.1.3.2 Oracle共通ホームの削除

この項では、oracle_commonディレクトリの削除方法を説明します。 このディレクトリには、他のOracleホーム・ディレクトリと同様に、oui/bin(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはoui\bin(Windowsオペレーティング・システムの場合)に独自のアンインストーラが含まれています。

アンインストーラを実行するには、MW_HOME/oracle_common/oui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\oracle_common\oui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動し、アンインストーラを実行します。

UNIXオペレーティング・システムの場合

./runInstaller -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

Windowsオペレーティング・システムの場合

setup.exe -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

注意:

JRE_LOCATIONへの絶対パスを指定します。相対パスはサポートされていません。

アンインストーラを実行してから、表4-1の手順に従ってOracle共通ホーム・ディレクトリを削除します。

4.1.3.3 Oracleホーム・ディレクトリの手動削除

アンインストール時に警告画面で「いいえ」を選択した場合、Oracleホーム・ディレクトリおよびすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。 たとえば、SOA Oracleホーム・ディレクトリがUNIXオペレーティング・システム上の/home/Oracle/Middleware/Oracle_SOA1の場合は、次のようにします。

> cd /home/Oracle/Middleware
> rm -rf Oracle_SOA1

SOA Oracleホーム・ディレクトリがWindowsオペレーティング・システム上のC:\Oracle\Middleware\Oracle_SOA1の場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Middlewareディレクトリに移動し、Oracle_SOA1フォルダを右クリックして「削除」を選択します。

同じ手順を使用して、Oracle共通ホーム(oracle_common)ディレクトリを手動で削除できます。

4.1.4 Oracle WebLogic Serverの削除

Oracle WebLogic Serverの削除の手順は、『Oracle Fusion Middleware Installation Guide for Oracle WebLogic Server』のソフトウェアのアンインストールに関する項で説明しています。

ソフトウェアを削除した後、Middlewareホーム・ディレクトリおよびすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。 たとえば、Middlewareホーム・ディレクトリがUNIXオペレーティング・システム上の/home/Oracle/Middlewareの場合は、次のようにします。

> cd /home/Oracle
> rm -rf Middleware

Middlewareホーム・ディレクトリがWindowsオペレーティング・システム上のC:\Oracle\Middlewareの場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracleディレクトリに移動し、Middlewareフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

4.1.5 Oracle JDeveloperの削除

システムにOracle JDeveloperをインストールした場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』を参照し、このソフトウェアの削除方法を確認してください。

4.1.6 プログラム・グループの削除(Windowsのみ)

Windowsシステムでは、Start Menu\Programsフォルダからプログラム・グループを手動で削除する作業も必要です。 たとえば(フォルダ名とプログラム・グループ名はシステムによって異なる場合があります)、C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programsから次のものを削除します。

  • Oracle Fusion Middleware 11.1.1.3.0

  • Oracle SOA Suite 11g - Home1

  • Oracle WebLogic

4.1.7 システムの再起動(Windowsのみ)

Windowsオペレーティング・システムでは、すべてのプログラムの削除を終了した後にコンピュータを再起動して、正しくクリーン・アップされたことを確認する必要があります。

4.2 再インストール

Oracle製品が格納されているディレクトリにOracle SOA Suiteを再インストールすることはできません。 以前と同じディレクトリにOracle SOA Suiteを再インストールする場合は、この章の手順に従ってソフトウェアを削除してから、第2章「Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteのインストール」の手順に従ってソフトウェアを再インストールする必要があります。