Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite and Oracle Business Process Management Suiteインストレーション・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B55901-02 |
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この章では、システムからOracle SOA Suiteを削除する方法を説明します。
ソフトウェアを削除する場合は、常にこの章の手順に従ってください。 手作業によるソフトウェア削除を試行した場合、ソフトウェアを再インストールするときに問題が発生する可能性があります。 この章の手順に従うことで、ソフトウェアを正しく削除できます。 詳細は、第4.2項「再インストール」を参照してください。
内容は、次のとおりです。
アンインストーラは起動に使用したOracleホームを削除します。 Oracleホームを削除する前に、Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、さらに、このOracleホームを使用している実行中のすべてのプロセスを停止してください。
注意: Oracle Business Process Managementをインストールした場合、Oracle Business Process Managementを削除すると、同じOracleホームを共有するOracle SOA Suiteも削除されます。 Oracle SOA Suiteを削除せずにOracle Business Process Managementのみを削除することはできません。 |
この手順を実行しても、これまでに作成したWebLogicドメインは削除されません。Oracleホーム内のソフトウェアのみが削除されます。
システムからOracle SOA Suiteを正しく削除するには、次のタスクが必要です。
Oracle Fusion Middlewareソフトウェア・コンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーおよびプロセスを停止する必要があります。
手順は、Oracle Fusion Middlewareの管理者ガイドのOracle Fusion Middlewareの開始と停止に関する項を参照してください。
ノード・マネージャを停止するには、『Oracle Fusion Middleware Node Manager Administrator's Guide for Oracle WebLogic Server』のノード・マネージャの停止に関する項の手順を参照してください。
リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行して、データベースからOracle SOA Suiteスキーマを削除します。
手順は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの削除に関する項を参照してください。
Oracle SOA Suiteをアンインストールするには、SOA OracleホームおよびOracle共通ホーム・ディレクトリの削除が必要です。
アンインストーラは起動に使用したOracleホームを削除します。 この手順を実行しても、これまでに作成したWebLogicドメインは削除されません。Oracleホーム内のソフトウェアのみが削除されます。
SOA Oracleホームを削除する前に、SOA Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、さらに、このOracleホームを使用している実行中のすべてのプロセスを停止してください。 ソフトウェアを削除すると、WebLogicドメインは使用できなくなります。
アンインストーラを実行するには、SOA_ORACLE_HOME
/oui/bin
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはSOA_ORACLE_HOME
\oui\bin
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動し、アンインストーラを実行します。
UNIXオペレーティング・システムの場合
./runInstaller.sh -deinstall
Windowsオペレーティング・システムの場合
setup.exe -deinstall
Windowsオペレーティング・システムの場合、「スタート」メニューから「プログラム」→Oracle SOA 11g - ホーム1→「アンインストール」を選択する方法でもアンインストーラを実行できます。
表4-1の手順に従って、ソフトウェアをアンインストールします。
いずれかのアンインストール画面の詳細情報を確認するには、付録B「Oracle SOA Suiteのアンインストール画面」を参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。
表4-1 アンインストールのフロー
番号 | 画面 | 説明と必要なアクション |
---|---|---|
1 |
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「次へ」をクリックして続行します。 |
2 |
|
アンインストールするOracleホームを検証します。 「アンインストール」をクリックして続行します。 「警告」画面で、アンインストーラを使用してソフトウェアを削除するだけでなく、Oracleホーム・ディレクトリを削除するかどうかを選択します。 アンインストーラを使用してソフトウェアおよびOracleホームを削除するには「はい」、ソフトウェアのみを削除するには「いいえ」、前の画面に戻るには「取消」をクリックします。 「いいえ」を選択した場合、Oracleホーム・ディレクトリを手動で削除する手順は、第4.1.3.3項「Oracleホーム・ディレクトリの手動削除」を参照してください。 |
3 |
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この画面は、アンインストールの進行状況を示します。 |
4 |
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「終了」をクリックして画面を終了します。 |
この項では、oracle_common
ディレクトリの削除方法を説明します。 このディレクトリには、他のOracleホーム・ディレクトリと同様に、oui/bin
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはoui\bin
(Windowsオペレーティング・システムの場合)に独自のアンインストーラが含まれています。
アンインストーラを実行するには、MW_HOME
/oracle_common/oui/bin
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME
\oracle_common\oui\bin
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動し、アンインストーラを実行します。
UNIXオペレーティング・システムの場合
./runInstaller -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION
Windowsオペレーティング・システムの場合
setup.exe -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION
注意: JRE_LOCATION への絶対パスを指定します。相対パスはサポートされていません。 |
アンインストーラを実行してから、表4-1の手順に従ってOracle共通ホーム・ディレクトリを削除します。
アンインストール時に警告画面で「いいえ」を選択した場合、Oracleホーム・ディレクトリおよびすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。 たとえば、SOA Oracleホーム・ディレクトリがUNIXオペレーティング・システム上の/home/Oracle/Middleware/Oracle_SOA1
の場合は、次のようにします。
> cd /home/Oracle/Middleware > rm -rf Oracle_SOA1
SOA Oracleホーム・ディレクトリがWindowsオペレーティング・システム上のC:\Oracle\Middleware\Oracle_SOA1
の場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Middleware
ディレクトリに移動し、Oracle_SOA1
フォルダを右クリックして「削除」を選択します。
同じ手順を使用して、Oracle共通ホーム(oracle_common
)ディレクトリを手動で削除できます。
Oracle WebLogic Serverの削除の手順は、『Oracle Fusion Middleware Installation Guide for Oracle WebLogic Server』のソフトウェアのアンインストールに関する項で説明しています。
ソフトウェアを削除した後、Middlewareホーム・ディレクトリおよびすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。 たとえば、Middlewareホーム・ディレクトリがUNIXオペレーティング・システム上の/home/Oracle/Middleware
の場合は、次のようにします。
> cd /home/Oracle > rm -rf Middleware
Middlewareホーム・ディレクトリがWindowsオペレーティング・システム上のC:\Oracle\Middleware
の場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle
ディレクトリに移動し、Middleware
フォルダを右クリックして「削除」を選択します。
システムにOracle JDeveloperをインストールした場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』を参照し、このソフトウェアの削除方法を確認してください。
Windowsシステムでは、Start Menu\Programs
フォルダからプログラム・グループを手動で削除する作業も必要です。 たとえば(フォルダ名とプログラム・グループ名はシステムによって異なる場合があります)、C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programs
から次のものを削除します。
Oracle Fusion Middleware 11.1.1.3.0
Oracle SOA Suite 11g - Home1
Oracle WebLogic
Windowsオペレーティング・システムでは、すべてのプログラムの削除を終了した後にコンピュータを再起動して、正しくクリーン・アップされたことを確認する必要があります。
Oracle製品が格納されているディレクトリにOracle SOA Suiteを再インストールすることはできません。 以前と同じディレクトリにOracle SOA Suiteを再インストールする場合は、この章の手順に従ってソフトウェアを削除してから、第2章「Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteのインストール」の手順に従ってソフトウェアを再インストールする必要があります。