この章の構成は、次のとおりです。
Oracle ConnectはOracle Studioを使用して構成できます。Oracle Studioを使用するには、最初に、OracleAS Adapter for Tuxedoが動作しているプラットフォームにアクセスできるようにOracle Studioを構成します。
Oracle Connectを構成する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。
OracleAS Adapters for Tuxedoが動作しているプラットフォームへのアクセス権限があります。
このコンピュータでOracle Connectデーモンが実行されています。
次の要件はTuxedo Qアダプタの場合のみです。
Tuxedoキュー・スペースおよびキューが定義されています。
TMQUEUEサーバーがQ-spaceを処理するように設定されています。
EventBroker
サーバー・プロセスが設定されています。アプリケーション・イベントにはTMUSREVT
、システム・イベントにはTMSYSEVT
が設定されています。
注意: BEA Tuxedoの詳細は、BEA Tuxedo関連のドキュメントを参照してください。 |
Oracle StudioでOracleAS Adapter for Tuxedoを構成する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。Oracle Studioが開き、「Design」パースペクティブと「Welcome」ペインが表示されます。
Configuration Explorerで「Machines」を右クリックし、「Add Machine」を選択します。
次の図に示すように、「Add Machine」画面が表示されます。
接続先のコンピュータの名前を入力するか、または「Browse」をクリックして、デフォルト・ポート(2551)を使用するコンピュータを選択します。
Oracle Connectのインストール時に管理者として入力されたユーザーのOracleASアダプタとパスワードを指定します。
注意: 「Anonymous connection」を選択すると、コンピュータへのアクセス権限があるすべてのユーザーが管理者になることができます。 |
「Finish」をクリックします。選択したコンピュータがConfiguration Explorerに表示されます。
Oracle Studioには、Oracle Connectへのアクセスを保護するためのメカニズムが、設計時と実行時の両方で用意されています。
設計時には、次のセキュリティ・メカニズムを適用できます。
実行時は、ユーザー・プロファイルによってOracle Connectへのクライアント・アクセスが提供されます。
最初は、Oracle Studioを使用して実行する操作にパスワードは必要ありません。パスワードは、Oracle Studioからサーバーへのアクセスに関係する最初の操作で入力が必要になります。
Oracle Studioへのパスワード・アクセスを設定する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。Oracle Studioが開きます。
メニュー・バーから「Window」を選択し、「Preferences」を選択します。「Preferences」ウィンドウが表示されます。
次の図に示すように、「Studio」をクリックします。
「Change master password」をクリックして「Change Master Password」画面を開きます。
「Change Master Password」画面では、「Enter current master password」フィールドは空白のままにし、新規マスター・パスワードを入力します。
確認のために新規パスワードを再入力します。
「OK」をクリックします。
デフォルトでは、Oracle Studioからそのコンピュータの設定を変更する権限があるのは、インストール時に管理者として指定されたユーザーのみです。この管理者は、選択したコンピュータに対する定義を変更または表示する権限を他のユーザーに付与できます。
注意: デフォルトでは、インストール時にすべてのユーザーに管理権限が付与されます。 |
管理権限を持つユーザーを指定する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。Oracle Studioが開き、「Design」パースペクティブが表示されます。
Configuration Explorerで対象のコンピュータを右クリックし、「Administration Authorization」を選択します。
次の図に示すように、「Administration Authorization」画面が表示されます。
この画面には次の3つのセクションがあります。
Administrators: 管理者は、選択したコンピュータに関するすべての定義をOracle Studioで表示および変更できます。Oracle Studioへの初回の登録時は、すべてのユーザーがシステム管理者として定義されます。
Designers: 設計者は、Oracle Studioでコンピュータの定義すべてを表示できます。また、選択したコンピュータについて、「Bindings」および「Users」の下にある定義を変更できます。
たとえば、Oracle Studioのデータベース管理者は、データソースおよびアダプタを新たに追加したり、データソースの表のメタデータ定義を変更できます。
Users: ユーザーは、選択したコンピュータに関するすべての定義をOracle Studioで表示できます。通常のユーザーは、定義を変更できません。
関連するセクションに対応する「Add User」または「Add Group」をクリックして、ユーザーまたはグループを追加します。
追加するユーザーまたはグループは、そのコンピュータに対する有効なユーザーまたはグループとして認識されている必要があります。
注意: セクションに名前が追加されると、そのユーザー名でログインしたユーザーまたはグループにのみ、関連する権限が付与されます。 |
実行時は、ユーザー・プロファイルによってOracle Connectへのクライアント・アクセスが提供されます。ユーザー・プロファイルには、匿名アクセスが許可されていない場合、実行時にコンピュータ、データソースまたはアプリケーションへのアクセスに使用される名前とパスワードのペアが含まれます。
OracleAS Adapter for Tuxedoへの実行時ユーザー・アクセスを構成する手順は、次のとおりです。
Configuration Explorerで、ユーザー名とパスワードを設定するマシンを開きます。
「Users」を開きます。
ユーザー・プロファイルを右クリックして「Open」を選択します。ユーザー・プロファイル・エディタが表示されます。
次の図に示すように、ユーザー・エディタで、「Add」をクリックして「Add Authenticator」画面を開きます。
「Remote Machine」リソース・タイプを選択します。
Oracle Studioで定義されているOracleAS Adapter for Tuxedoコンピュータの名前を入力します。
コンピュータへのアクセスに使用されるユーザー名とパスワードを入力し、確認のためにパスワードを再入力します。
「OK」をクリックします。
この項の構成は、次のとおりです。
この項では、操作を始める前に知っておく必要がある構成プロセスの一部について説明します。
ワークスペース・サーバー: ワークスペース・サーバー・モードがreusable
またはsingle client
に設定されていることを確認してください。reusable
を使用することをお薦めします。ワークスペース・サーバー・モードの設定の詳細は、「サーバー・モードの構成」を参照してください。
サーバーの最大数: このプロパティは、システム要件を処理できる十分な数に設定してください。デフォルト値の3
では十分なサーバーが提供されない場合があります。サーバーの最大数の設定方法の詳細は、「サーバー・モードの構成」を参照してください。
環境プロパティ: Tuxedoを使用するためにTuxedoアダプタで必要な、TUXDIRなどの環境プロパティを設定してください。
UNIXでの環境プロパティの設定は、必要な環境変数のすべてが設定されるようにnav_login
スクリプトを編集することで実行できます。
Windowsでは、Windowsの「環境変数」ダイアログ・ボックスに情報を入力します。「環境変数」ダイアログ・ボックスを開くには、Windowsのデスクトップ上で「マイ コンピュータ」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。「詳細」タブをクリックし、「環境変数」をクリックします。
OracleAS Adapter for Tuxedoの相互作用のモデリングでは、Oracle Studioを使用してOracle Connectアダプタが定義されます。
Oracle Studioで指定された定義はすべて、OracleAS Adapter for Tuxedoが稼働するプラットフォームに書き込まれます。
この項の構成は、次のとおりです。
Oracle Connectを使用するには、OracleAS Adapter for Tuxedoが稼働するプラットフォームでアダプタ定義を構成して、Tuxedoサービスとの相互作用を処理する必要があります。
Oracle Studioを使用してアダプタ定義を指定する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerで、「Oracle StudioでのOracleAS Adapter for Tuxedoの構成」で定義したマシンを開きます。
「Bindings」を開きます。このコンピュータで使用可能なバインディング構成がリストされます。
アダプタを定義するバインディングを開きます。バインディング構成には、マシンに格納されているデータソースとアダプタのブランチが含まれています。
「Adapters」を右クリックして「New Adapter」を選択し、「New Adapter」ウィザードを開きます。
アダプタの名前を入力します。
注意: eventは予約語であり、アダプタ名には使用できません。 |
次の図に示すように、「Type」リストから、アダプタ・タイプとして「Tuxedo」を選択します。
「Create event queue for the adapter」を選択してアダプタのイベント・キューを作成します。
「Finish」をクリックします。アダプタがアダプタ・リストに追加され、その定義が編集用に開きます。
注意: 「Type」 リストに表示されるその他のアダプタは、サイトにインストールされているOracle Connectのバージョンではサポートされません。 |
Oracle Connectには、アダプタとの情報の受渡しで使用する構造など、アダプタ相互作用を記述したメタデータが必要です。
BEA JOLTバルク・ローダー・ファイルか、Tuxedo構成とアダプタを記述したFMLまたはVIEWソース・ファイルのいずれかが使用可能な場合は、Oracle Studioの「Design」パースペクティブで「Metadata Import」ウィザードを使用してそのファイルをインポートし、相互作用メタデータを生成できます。BEA JOLTバルク・ローダー・ファイルか、Tuxedo構成と入出力構造を記述したFMLまたはVIEWソース・ファイルのどちらも使用不可の場合は、メタデータを手動で定義する必要があります。メタデータ定義の詳細は、「メタデータの高度なチューニング」を参照してください。
インポート手順では、次の情報が必要です。
BEA JOLTバルク・ローダー・ファイルか、Tuxedo構成とFMLまたはVIEWソース・ファイル。これらのファイルは、インポート手順の一部として、Oracle Studioが動作しているコンピュータにコピーされます。
Oracle Studioを使用して相互作用メタデータを生成するには、次のメタデータのインポート手順を完了します。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerで、「Oracle StudioでのOracleAS Adapter for Tuxedoの構成」で定義したTuxedoアダプタを使用しているマシンを開きます。
「Bindings」を開きます。このコンピュータで使用可能なバインディング構成がリストされます。
使用しているアダプタを含むバインディングを開きます。
「Adapters」を開きます。
「Tuxedo OracleASアダプタの構成」で定義したTuxedoアダプタを右クリックします。
「Show Metadata View」を選択して「Metadata」タブを開きます。アダプタ・リストの下にTuxedoアダプタが表示されます。
Tuxedoアダプタを右クリックして「New Import」を選択します。新規メタデータ・インポートの画面が表示されます。
インポートの名前を入力します。名前に使用できるのは、文字と数字、およびアンダースコアのみです。
メタデータのインポート・タイプを選択します。メタデータは、BEA JOLTファイル、またはTuxedoレコード定義ファイル(FMLまたはVIEWファイル)からインポートできます。
注意: JOLTファイルは、BEA JOLTバルク・ローダーを使用するメタデータとともに、Tuxedoサービスの定義で構成されています。FML およびVIEW ファイルは、Tuxedoサービスを含む構成ファイルとともにTuxedoで使用されるメタデータ・ファイルです。 |
JOLTファイルの場合は、「Tuxedo Import Manager Using Jolt Bulk Loader File」を選択します。FMLまたはVIEWファイルの場合は、次の図に示すように、「Import Manager Using VIEW Files」を選択します。
「Finish」をクリックします。「Metadata Import」ウィザードが表示されます。
JOLTファイルが使用されている場合は、「Tuxedoアダプタ用JOLT入力ファイルの取得」を参照して指示に従ってください。
FMLまたはVIEWファイルが使用されている場合は、「Tuxedoアダプタ用FMLまたはVIEWインポート・ファイルの取得」を参照してください。
指定したオプションに基づいてメタデータがインポートされ、OracleAS Adapter for Tuxedoが稼働するコンピュータに格納されます。メタデータのXML表記が生成されます。
インポートが完了した後は、Oracle Studioの「Design」パースペクティブの「Metadata」タブでメタデータを表示できます。また、必要に応じてメタデータの微調整および操作も実行できます。
「Tuxedo Import Manager using JOLT Bulk Loader File」を選択した場合、最初のステップは「Get Input Files」です。
このステップでは、メタデータをインポートするJOLTファイルを選択する必要があります。JOLTファイルを選択する手順は、次のとおりです。
エディタに表示される「Get Input File」ステップで、「Browse」をクリックします。「Select From Resources」画面が表示されます。この画面で、ローカル・コンピュータからファイルを選択するか、別のコンピュータからファイルをコピーするかを選択できます。
ファイルが別のコンピュータにある場合は、「My FTP Sites」を右クリックして「Add」を選択するか、「Add FTP site」をダブルクリックします。「Add FTP Site」画面が表示されます。
JOLTバルク・ローダー・ファイルか、FMLまたはVIEWファイルが常駐しているサーバー名またはIPアドレスを入力し、有効なOracleASアダプタとパスワードを入力してコンピュータにアクセスし(匿名接続を使用する場合は、「Anonymous connection」を選択)、「OK」をクリックします。
対象のコンピュータを右クリックして「Set Transfer Type」を選択します。転送タイプ(「ASCII」または「BINARY」)を入力し、「OK」をクリックします。
追加したサイトをクリックして、必要なファイルを探します。ルート・ディレクトリを変更するには、コンピュータを右クリックして「Change Root Directory」を選択します。ルート・ディレクトリを入力して「OK」をクリックします。
必要なファイルを選択(複数選択可)し、「Finish」をクリックします。選択したファイルが「Get Input File」ステップに表示されます。
Tuxedoアダプタ用フィルタの適用(JOLT)のために、「Next」をクリックします。
「Applying Filters」ステップでは、次の図に示すようにフィルタが自動的に適用されます。
ソース・ファイルを分析および変換するために、「Next」をクリックします。次は、相互作用の生成(JOLT)のためのステップです。
「Select Interactions」ステップは、使用する相互作用を選択するために使用します。このステップを次に示します。この画面には、入力JOLTファイルのサービスが相互作用としてリストされ、各相互作用で使用する入出力構造も表示されます。
実装する相互作用をリストから選択して「Next」をクリックします。次は、Tuxedoアダプタ用Tuxedoレコードの構成のためのステップです。
「Configure Tuxedo Records」画面が表示されます。次の図に示すように、これを使用して、Tuxedoレコードの構成方法を指定します。
Tuxedoアダプタ用メタデータ定義のインポートのために、「Next」をクリックします。
「Import Metadata」ステップでは、「Yes」を選択して、WindowsコンピュータからTuxedo Gatewayアダプタが稼働しているコンピュータにメタデータを転送した後、「Finish」をクリックします。
指定したオプションに基づいてメタデータがインポートされ、OracleAS Adapter for Tuxedoが稼働するコンピュータに格納されます。メタデータのXML表記が生成されます。
インポートを実行した後は、Oracle Studioの「Design」パースペクティブの「Metadata」タブでメタデータを表示できます。また、必要に応じてメタデータの微調整および操作も実行できます。
このステップでは、Tuxedo構成ファイルおよびTuxedoレコード定義ファイル(FMLまたはVIEW)を追加できます。このステップは、次の図のようにエディタに表示されます。
このステップは、どちらのタイプのファイルでも任意選択です。インポート・ファイルを取得する手順は、次のとおりです。
エディタに表示される「Get Input Files」ステップで、どちらかのタイプのファイルの「Add」をクリックします。「Add」ボタンは画面の上部と下部にあります。「Select Resources」画面が表示されます。この画面で、ローカル・コンピュータからファイルを選択するか、別のコンピュータからファイルをコピーするかを選択できます。
ファイルが別のコンピュータにある場合は、「My FTP Sites」を右クリックして「Add」を選択するか、「Add FTP site」をダブルクリックします。「Add FTP Site」画面が表示されます。
JOLTバルク・ローダー・ファイルか、FMLまたはVIEWファイルが常駐しているサーバー名またはIPアドレスを入力し、有効なOracleASアダプタとパスワードを入力してコンピュータにアクセスし(匿名接続を使用する場合は、「Anonymous connection」を選択)、「OK」をクリックします。
対象のコンピュータを右クリックして「Set Transfer Type」を選択します。転送タイプ(「ASCII」または「BINARY」)を入力し、「OK」をクリックします。
追加したサイトをクリックして、必要なファイルを探します。ルート・ディレクトリを変更するには、コンピュータを右クリックして「Change Root Directory」を選択します。ルート・ディレクトリを入力して「OK」をクリックします。
必要なファイルを選択(複数選択可)し、「Finish」をクリックします。選択したファイルが「Get Input File」ステップに表示されます。
注意: 各ファイルは同じサイズである必要があります。 |
Tuxedoアダプタ用FMLレコードの追加(FMLおよびView)のために、「Next」をクリックします。
「Add FML Records」ステップは、次の図のようにエディタに表示されます。
このステップでは、最初のステップでインポートしたファイルからフィールドを選択することによって、FMLレコードを追加します。ファイルをインポートしなかった場合は、このステップをスキップして、「Tuxedoアダプタ用Tuxedoレコードの取得(FMLおよびView)」ステップでレコードを追加できます。
FMLレコードを追加する手順は、次のとおりです。
「Records」列にレコードの名前を入力します。
注意:
|
「Available Fields」から、レコードに追加する1つまたは複数のフィールドを選択します。
選択したフィールドをレコードに追加するには「Use Selected」ボタンをクリックします。「Use Selected」ボタンは、青い上向きの三角形です。
注意: すべてのフィールドを使用する場合は、「Use All」ボタン(上向きの二重の三角形)をクリックします。 |
Tuxedoアダプタ用Tuxedoレコードの取得(FMLおよびView)のために、「Next」をクリックします。
FMLレコードからフィールドを削除する手順は、次のとおりです。
「Records」列からレコードを選択します。
「Selected Fields」から、レコードから削除する1つまたは複数のフィールドを選択します。
選択したフィールドをレコードから削除するには「Remove Selected」ボタンをクリックします。「Remove Selected」ボタンは、青い下向きの三角形です。
注意: すべてのフィールドを削除する場合は、「Remove All」ボタン(下向きの二重の三角形)をクリックします。 |
「Get Tuxedo Records」ステップは、次の図のようにエディタに表示されます。
このステップでは、インポートで使用するFMLまたはVIEWファイルにはない単純なレコード定義を追加します。
レコードの名前を入力し、「Field Type」フィールドのリストからバッファ・タイプを選択します。
次のメッセージ・バッファ・タイプの1つを選択します。
STRING
型のメッセージ・バッファは、文字列型の単一フィールドを含むレコード内でラップされます。
CARRAY
型のメッセージ・バッファは、バイナリ型の単一フィールドを含むレコード内で固定サイズでラップされます。
XML
型のメッセージ・バッファは、XML型の単一フィールドを含むレコード内でラップされます。
Tuxedoアダプタ用相互作用の生成(FMLおよびView)のために、「Next」をクリックします。
「Add Interaction」ステップでは、Tuxedo Gatewayアダプタに相互作用を追加できます。次の図に示すように、「Add Interaction」画面が表示されます。
「Add」をクリックして、必要な数の相互作用を追加します。各相互作用について次の情報を指定します。
Name: 相互作用名。デフォルト名は変更できます。
Mode: 相互作用モード。次のいずれかを選択できます。
sync-send-receive
: 相互作用では、リクエストを送信し、レスポンスの受信を待機します。これがデフォルトのモードです。
sync-receive
: 相互作用ではレスポンスの受信を待機します。
sync-send
: 相互作用では、リクエストを送信しますが、レスポンスの受信は待機しません。
Input: 入力レコードを識別します。入力レコードは、相互作用に対するデータ構造です。手順の開始時に指定した入力ファイルから生成されたレコードがリストされます。相互作用に関連するレコードを選択します。
注意: 「Next」をクリックする前に、各相互作用に対する入力レコードを指定する必要があります。相互作用で入力レコードが不要な場合、ここで指定したレコードは無視されます。 |
Output: 出力レコードを識別します。出力レコードは、相互作用の結果に対するデータ構造です。手順の開始時に指定した入力ファイルから生成されたレコードがリストされます。相互作用に関連するレコードを選択します。
レコードには、入力ファイルから生成されたものと、前述の手順で定義されたものが含まれます。
注意: モードをsync-send-receive またはsync-receive に設定した場合は、「Next」をクリックする前に、相互作用に対する出力レコードを指定する必要があります。 |
Description: 相互作用を説明する自由形式テキスト。
Interaction-Specific Parameters: 次の表に示すTuxedo固有のパラメータ。
表2-1 Interaction-specific Parameters
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
入力に使用するバッファのタイプ。 |
|
アウトバウンド相互作用の結果に使用するバッファのタイプ。 |
|
トランザクションのコンテキストに関係なく、サービスを実行できます。このパラメータは、常に選択されている必要があります。 |
|
現在使用できません。 |
|
ブロッキング条件がある場合に、FROMリクエストを発行しないようにします。 |
|
ブロッキング・タイムアウトを無視します。 |
Signal Restart: 選択すると、シグナルが基礎となるシステム・コールに割り込んだ場合、割り込まれたシステム・コールが再発行されます。
Interaction Type: 次のオプションがあります。
SERVICE: リクエストを送信し、同期にそのリプライを待ちます。これがデフォルトの設定です。
ENQUEUE: キューにメッセージを置きます。
このオプションを選択する場合、メッセージを置くキューが割り当てられるように、「Queue Space Name」フィールドおよび「Queue Name」フィールドにも関連値を入力する必要があります。
POST: サブスクライブされたイベントにより事前定義されたルールおよびフィルタに従い、メッセージを1つ以上のキューに置きます。
このオプションを選択する場合、「Event Name」フィールドも入力する必要があります。
Tuxedoアダプタ用Tuxedoレコードの構成のために、「Next」をクリックします。
インバウンド相互作用は、Oracle Studioでイベントとして定義されます。「Tuxedo OracleASアダプタの構成」で説明したように、「Create event queue for the adapter」を選択したTuxedoアダプタを選択すると、イベント・アダプタが自動的に定義されます。このイベント・アダプタは、アダプタ名に「event」が追加された名前で定義されます。
アダプタとイベント・アダプタはOracle Studioによってリンクされます。Configuration Explorerでアダプタまたはイベントを右クリックして「Linked Event」または「Linked Adapter」をそれぞれ選択すると、アダプタ定義とイベント定義の間を移動できます。
イベント・アダプタには、情報の受渡しに使用する構造など、インバウンド相互作用を記述したメタデータが必要です。
インポート手順の実行時には、BEA JOLTバルク・ローダー・ファイルか、Tuxedo構成とFMLまたはVIEWソース・ファイルが使用されます。これらのファイルは、インポート手順の一部として、Oracle Studioが動作しているコンピュータにコピーされます。
インバウンド相互作用メタデータを生成するメタデータのインポート手順は、次のとおりです。
Configuration Explorerで、「Tuxedo OracleASアダプタの構成」で定義したTuxedoアダプタを右クリックします。
「Linked Event」をクリックして、イベント・アダプタに移動します。
イベント・アダプタを右クリックして「Open」を選択します。
「Properties」タブをクリックして、インバウンド相互作用を取得できるOracle Application Serverユーザーの名前、およびインバウンド相互作用を送信できるユーザーの名前を追加します。
Oracle Application Serverユーザーを追加するには、「Routers」を開いて「user」を右クリックし、「Add Item」を選択して、次の図を開きます。
「Value」列に、追加する項目に対するOracle Application Serverユーザーの名前を入力します。
ユーザーを追加するには、「Senders」を開いて「Users」を右クリックし、「Add item」を選択します。新規エントリが「User」の下に追加されます。
「Value」列に、追加する項目に対するユーザーの名前を入力します。
「Save」をクリックして変更内容を保存します。
Configuration Explorerでイベント・アダプタを右クリックして「Show Metadata View」を選択し、「Metadata」タブを表示します。「Events」リストの下にイベント・アダプタが表示されます。
「Imports」を右クリックして「New Import」を選択します。新規インポートの画面が表示されます。
インポートの名前を入力します。名前に使用できるのは、文字、数字およびアンダースコアのみです。
インポート・タイプとして「Event Queue Import Manager Using Tuxedo View/FML Files」を選択し、「Finish」をクリックします。
インポート・タイプを定義した後は、「Metadata Import」ウィザードがOracle Studioで開きます。
エディタに表示される「Get Input Files」ステップで、どちらかのタイプのファイルの「Add」をクリックします。「Add」ボタンは画面の上部と下部にあります。「Select Resources」画面が表示されます。この画面で、ローカル・コンピュータからファイルを選択するか、別のコンピュータからファイルをコピーするかを選択できます。
ファイルが別のコンピュータにある場合は、「My FTP Sites」を右クリックして「Add」を選択するか、「Add FTP Site」をダブルクリックします。「Add FTP Site」画面が表示されます。
FMLまたはVIEWファイルが常駐しているサーバー名またはIPアドレスを入力し、有効なOracleASアダプタとパスワードを入力してコンピュータにアクセスし(匿名アクセスを使用する場合は、「Anonymous connection」を選択)、「OK」をクリックします。使用可能なサイトのリストにFTPサイトが追加されます。
注意: 選択したサーバーへのアクセスには、高位修飾子としてOracleASアダプタが使用されるため、ユーザーがファイルを参照および転送できます。 |
コンピュータを右クリックして「Set Transfer Type」を選択します。転送タイプ(「ASCII」または「BINARY」)を入力し、「OK」をクリックします。
追加したサイトを開いて、必要なFMLまたはVIEWファイルを探します。高位修飾子を変更するには、コンピュータを右クリックして「Change Root Directory」を選択します。新しい高位修飾子を引用符で囲んで入力し、「OK」をクリックします。
必要なFMLまたはVIEWファイルを選択(複数選択可)し、「Finish」をクリックします。
次の図に示すように、選択したファイルが「Metadata Import」ウィザードに表示されます。
「Next」をクリックします。
「Next」をクリックして、選択したFMLまたはVIEWファイルを分析および変換します。
「Add Events」画面が表示されます。
「Add」をクリックしてイベントを追加します。
「Add Events」画面が表示されます。
必要な数の相互作用を追加します。次の表に示すように、各相互作用について必要な情報を指定します。
「Next」をクリックしてアダプタのメタデータ定義を生成します。
「Do you want to transfer the metadata to the server」で「Yes」を選択して、データをWindowsコンピュータからターゲット・プラットフォームに転送することを指定し、「Finish」をクリックします。
指定したオプションに基づいてメタデータがインポートされます。メタデータのXML表記も生成されます。インポートを実行した後は、Oracle Studioの「Design」パースペクティブの「Metadata」タブでメタデータを表示できます。また、必要に応じてメタデータの微調整および操作も実行できます。
Tuxedoアダプタは、Oracle Studioを使用して構成されます。
この項の構成は、次のとおりです。
OracleAS Adapter for Tuxedo Queueの相互作用のモデリングでは、Oracle Studioを使用してOracle Connectキュー・アダプタが定義されます。
Oracle Studioで指定された定義はすべて、OracleAS Adapter for Tuxedo Queueが稼働するプラットフォームに書き込まれます。
この項の構成は、次のとおりです。
Oracle Connectを使用するには、OracleAS Adapter for Tuxedo Queueが稼働するプラットフォームでキュー・アダプタ定義を構成して、Tuxedo Queueからのイベント処理を実行する必要があります。
これらの定義を指定する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerで、「Oracle StudioでのOracleAS Adapter for Tuxedoの構成」で定義したコンピュータを開きます。
「Bindings」を開きます。このコンピュータで使用可能なバインディング構成がリストされます。
アダプタを定義するバインディングを開きます。バインディング構成には、コンピュータに格納されているデータソースとアダプタのブランチが含まれています。
「Events」を右クリックして「New Event」を選択します。
「New Event」ウィザードが表示されます。
イベント・キューの名前を入力します。
注意: eventは予約語であり、イベント名には使用できません。 |
次の図に示すように、「Type」リストから、イベント・タイプとして「Tuxedo Queue」を選択します。
「Finish」をクリックします。
キュー・アダプタには、構造など、インバウンド相互作用について記述されたメタデータが必要です。
インポート手順の実行時には、TuxedoのFML
またはVIEW
構成ソース・ファイルが、インポート手順の一部としてOracle Studioが動作しているコンピュータにコピーされます。また、この手順では、キュー・アダプタのメタデータを手動で定義できます。
相互作用を生成する前に、次のことに注意してください。
単一のTuxedo Queueアダプタに記述されているすべてのイベントは、同じTuxedoバッファ・タイプである必要があります。
FML/FML32バッファ・タイプが使用されている場合は、すべてのイベントに同じFBName
が付いた共通のフィールドが含まれている必要があります。このフィールドには、レコード/イベント名が入力されている必要があります。
相互作用は、async-send
タイプです(レスポンスの受信は待機しません)。
インバウンド相互作用のメタデータを生成するート手順は、次のとおりです。
Configuration Explorerで、「Tuxedo Queueアダプタの構成」で定義したTuxedo Queueアダプタを選択します。
Configuration Explorerでキュー・アダプタを右クリックし、「Show Metadata View」を選択します。
「Metadata」タブが表示されます。「Adapters」リストの下にキュー・アダプタが表示されます。
「Imports」を右クリックして「New Import」を選択します。
新規インポートの画面が表示されます。
インポートの名前を入力します。名前に使用できるのは、文字、数字およびアンダースコアのみです。
「Import Type」リストからインポート・タイプを選択します。次のオプションがあります。
Tuxedo Queue Import Manager for XML/STRING/CARRAY Buffers: このオプションは、ファイルをインポートする必要がありません。これを使用すると、必要なTuxedoレコードを手動で定義できます。
Tuxedo Queue Import Manager for VIEW/VIEW32 Buffers:
Tuxedo Queue Import Manager for FML/FML32 Buffers:
「Finish」をクリックします。
次に実行する手順は、選択したインポート・タイプによって異なります。VIEW/VIEW32 Buffers
またはFML/FML32 Buffers
オプションを選択すると、「Metadata Import」ウイザードが表示されます。その場合は、次の手順に進みます。XML/STRING/CARRAY Buffers
オプションを選択した場合は、「Tuxedo Queueの非構造化レコードの定義」に進みます。
「Add」をクリックします。
「Select Resources」画面が表示されます。この画面で、ローカル・コンピュータからファイルを選択するか、別のコンピュータからファイルをコピーするかを選択できます。
ファイルが別のコンピュータにある場合は、「My FTP Sites」を右クリックして「Add」を選択します。または、「Add FTP Site」をダブルクリックします。「Add FTP Site」画面が表示されます。
存在している必要があるサーバー名またはIPアドレスを入力し、有効なOracleASアダプタとパスワードを入力してコンピュータにアクセスし(匿名アクセスを使用する場合は、「Anonymous connection」を選択)、「OK」をクリックします。使用可能なサイトのリストにFTPサイトが追加されます。
コンピュータを右クリックして「Set Transfer Type」を選択します。適切な転送タイプを入力し、「OK」をクリックします。
追加したサイトを開いて、ファイルを探します。ディレクトリを変更するには、コンピュータを右クリックして「Change Root Directory」を選択します。新規のディレクトリ名を入力して「OK」をクリックします。
必要なファイルを選択(複数選択可)し、「Finish」をクリックします。
次の図に示すように、選択したファイルが「Metadata Import」ウィザードに表示されます。
「Next」をクリックします。
次の図に示すように、「Configure Tuxedo Records」画面が表示されます。
次のプロパティの設定が正しいことを確認します。
Buffer type
: FML
/VIEW
ファイルから読み取られるバッファ・タイプを示します。このプロパティは変更しないでください。
Get Tuxedo Queue header field in the output record
: 各レコードのヘッダー・フィールドが読み取られることを示します。デフォルトの設定はtrue
です。
Read strings from buffer as null terminated
: 文字列がNULL文字で終了するように処理されることを示します。デフォルトの設定はtrue
です。
イベント名を含むフィールドのFBName
を指定します。このフィールドはすべての着信イベントに共通で、レコード名が含まれている必要があります。このプロパティは、FML
ファイルおよびFML32
ファイルの場合のみ必要です。
「Next」をクリックしてキュー・アダプタのメタデータ定義を生成します。
データをサーバーに転送するかどうかを指定し、「Finish」をクリックします。
インポート・ウィザードでは、レコード構造が生成されます。これは、インバウンド相互作用に対するレコード構造に使用されます。メタデータは指定したオプションに基づいてインポートされ、ターゲット・プラットフォームに格納されます。
メタデータのXML表記も生成されます。インポートを実行した後は、Oracle Studioの「Design」パースペクティブの「Metadata」タブ、Queueアダプタの「Imports」でメタデータを表示できます。また、メタデータの微調整もできます。
Tuxedoキュー内のすべてのイベントが同じタイプで非構造化である場合、必要なTuxedoレコードを手動で定義できます。1つのレコードのみ定義されます。
必要なTuxedoレコードを手動で定義する手順は、次のとおりです。
Configuration Explorerで、「Tuxedo Queueアダプタの構成」で定義したTuxedo Queueアダプタを選択します。
Tuxedo Queueアダプタを右クリックして「Show Metadata View」を選択します。
「Metadata」タブが表示されます。「Adapters」リストの下にキュー・アダプタが表示されます。
「Imports」を右クリックして「New Import」を選択します。
新規インポートの画面が表示されます。
インポートの名前を入力します。名前に使用できるのは、文字、数字およびアンダースコアのみです。
「Import Type」リストから「Tuxedo Queue Import Manager for XML/STRING/CARRAY Buffers」を選択します。
「Finish」をクリックします。
次の図に示すように、「Get Tuxedo Records」画面が表示されます。
「Add Record」をクリックします。新規のレコード・エントリがレコード・リストにデフォルト・タイプで追加されます。
「Field Type」リストからフィールド・タイプを選択します。次のオプションがあります。
STRING
(デフォルト)
CARRAY
XML
X_OCTET
「Size」列で最大バッファ・サイズを指定します。XMLがフィールド・タイプとして選択されている場合は必要ありません。
「Next」をクリックします。
データをターゲット・プラットフォームに転送するかどうかを指定し、「Finish」をクリックします。
レコード構造が生成されます。メタデータはインポートされ、ターゲット・プラットフォームに格納されます。
メタデータのXML表記も生成されます。インポートを実行した後は、Oracle Studioの「Design」パースペクティブの「Metadata」タブ、Queueアダプタの「Imports」でメタデータを表示できます。また、メタデータの微調整もできます。
Tuxedo Gatewayアダプタは、Oracle Studioを使用して構成されます。アダプタを設定すると、新規のTuxedo Gatewayアダプタと同じ名前の新規のバインディングおよびワークスペースが自動的に作成されます。アダプタは新規のバインディングに追加されます。メタデータも、Oracle Studioのインポート・マネージャでアダプタにインポートします。
注意: ワークスペースのプロパティ・セクションでは、次の値を変更しないようにしてください。
|
Oracle Studioで相互作用を作成する際、ゲートウェイに対して定義された各相互作用が、Tuxedoサーバー・サービスとしてGatewayによって公開されたサービスを表します。
Tuxedo Gatewayアダプタの設定を始める前に、デーモンが実行中であることを確認してください。
Tuxedo Gatewayアダプタを設定するには、次を実行する必要があります。
OracleAS Tuxedo Gatewayを構成するにはOracle Studioを使用します。
相互作用(サービス)の構成方法は、次の各項で説明します。
この項では、Oracle Studioを使用してOracle Tuxedo Gatewayアダプタを作成する方法の詳細を説明します。
Oracle Connectを使用するには、OracleAS Adapter for Tuxedoが稼働するプラットフォームでアダプタ定義を構成して、Tuxedoサービスとの相互作用を処理する必要があります。
Oracle Studioを使用して次の手順を実行します。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerで、マシンを右クリックし、「New」→「Tuxedo Gateway」を選択します。次が表示されます。
次の情報を入力します。
Name: 新規アダプタの名前を入力します。このプロセスを終了すると、新しいアダプタ、バインディングおよびワークスペースが作成されます。バインディングおよびワークスペースにはアダプタと同じ名前が付きます。マシン上でバインディングまたはワークスペースの名前として使用中の名前は使用しないでください。
Machine: 新規アダプタを構成するマシンを選択します。デフォルトで、ダイアログ・ボックスを開くために選択したマシンが選択されます。
Daemon: アダプタのワークスペースを作成するデーモンを選択します。
「Finish」をクリックして、新規のアダプタ、ワークスペースおよびバインディングを作成します。
Tuxedo Gatewayアダプタ・プロパティを編集するには、Oracle Studioの「Design」パースペクティブを開き、Tuxedo Gatewayアダプタ用のバインディングを検索します。バインディングにはTuxedo Gatewayアダプタに付けた名前と同じ名前が付いています。Tuxedo Gatewayアダプタの作成方法の詳細は、「Oracle StudioでのTuxedo Gatewayアダプタの構成」を参照してください。
Tuxedo Gatewayのアダプタ・プロパティを編集する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
「Machines」フォルダを開きます。
使用するサーバー・マシンを開きます。
「Bindings」フォルダを開き、使用するTuxedo Gatewayアダプタの名前が付いたバインディングを開きます。
「Adapter」フォルダを開きます。
アダプタを右クリックして「Open」を選択します。
アダプタ構成エディタがエディタ内で開き、アダプタのプロパティが表示されます。
必要に応じてアダプタのパラメータを編集します。
logLevel
: Tuxedo Gatewayアダプタのロギング・レベルを設定するには、次のログ・レベルから選択します。ログ・レベルは、完全性の順にリストされます(「None」はログが生成されず、「Debug」は可能な情報をすべて含んだログが生成されることを意味しています)。
None
API
Info
Debug
注意: Tuxedo GatewayアダプタのログはTuxedoログに書き込まれます。 |
timeout
: Oracle Tuxedo Gatewayサーバーにサービス・リクエストのタイムアウトを設定します。時間は秒数で入力します。
tmsConnectTimeout
: Oracle Tuxedo Gateway TMSに接続タイムアウトを設定します。トランザクション・レベルが0PC
の場合、このプロパティは関係ありません。デフォルト値は30秒です。このプロパティの設定の詳細は、「Tuxedo Gatewayトランザクション・グループの起動」を参照してください。
transactionLevelSupport
: サポートされているトランザクション・タイプを入力します。オプションは次のとおりです。
0PC
: トランザクションをサポートしません。
2PC
: XAトランザクションをサポートします。
Oracle Connectには、アダプタとの情報の受渡しで使用する構造など、アダプタ相互作用を記述したメタデータが必要です。
BEA JOLTバルク・ローダー・ファイルか、Tuxedo構成とアダプタを記述したFMLまたはVIEWソース・ファイルのいずれかが使用可能な場合は、Oracle Studioで「Metadata Import」ウィザードを使用してそのファイルをインポートし、相互作用メタデータを生成できます。BEA JOLTバルク・ローダー・ファイルか、Tuxedo構成と入出力構造を記述したFMLまたはVIEWソース・ファイルのどちらも使用不可の場合は、メタデータを手動で定義する必要があります。
インポート手順では、次の情報が必要です。
BEA JOLTバルク・ローダー・ファイルか、Tuxedo構成とFMLまたはVIEWソース・ファイル。これらのファイルは、インポート手順の一部として、Oracle Studioが動作しているコンピュータにコピーされます。
Oracle Studioを使用して相互作用メタデータを生成するには、次のメタデータのインポート手順を完了します。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
Configuration Explorerで、マシンを右クリックし、Tuxedo Gatewayアダプタを使用しているマシンを開いて選択します。詳細は、「Oracle StudioでのOracleAS Adapter for Tuxedoの構成」を参照してください。
「Bindings」を開きます。使用可能なバインディング構成がリストされます。
アダプタの作成時に作成されたバインディングを開きます。このバインディングにはTuxedo Gatewayアダプタと同じ名前が付いています。
「Adapters」を開きます。
「Oracle StudioでのTuxedo Gatewayアダプタの構成」で定義したTuxedo Gatewayアダプタを右クリックします。
「Show Metadata View」を選択して「Metadata」タブを開きます。アダプタ・リストの下にTuxedo Gatewayアダプタが表示されます。
Tuxedo Gatewayアダプタを右クリックして「New Import」を選択します。新規メタデータ・インポートの画面が表示されます。
インポートの名前を入力します。名前に使用できるのは、文字と数字、およびアンダースコアのみです。
メタデータのインポート・タイプを選択します。メタデータは、BEA JOLTファイル、またはTuxedoレコード定義ファイル(FMLまたはVIEWファイル)からインポートできます。
注意: JOLTファイルは、BEA JOLTバルク・ローダーを使用するメタデータとともに、Tuxedoサービスの定義で構成されています。FML およびVIEW ファイルは、Tuxedoサービスを含む構成ファイルとともにTuxedoで使用されるメタデータ・ファイルです。 |
JOLTファイルの場合は、「Tuxedo Import Manager Using Jolt Bulk Loader File」を選択します。FMLまたはVIEWファイルの場合は、次の図に示すように、「Import Manager Using VIEW/FML Files」を選択します。
「Finish」をクリックします。「Metadata Import」ウィザードが表示されます。
JOLTファイルが使用されている場合は、「Tuxedoアダプタ用JOLT入力ファイルの取得」を参照して指示に従ってください。
FMLまたはVIEWファイルが使用されている場合は、「Tuxedoアダプタ用FMLまたはVIEWインポート・ファイルの取得」を参照してください。
「Tuxedo Import Manager using JOLT Bulk Loader File」を選択した場合、最初のステップは「Get Input Files」です。
このステップでは、メタデータをインポートするJOLTファイルを選択する必要があります。JOLTファイルを選択する手順は、次のとおりです。
エディタに表示される「Get Input File」ステップで、「Browse」をクリックします。「Select Resources」画面が表示されます。この画面で、ローカル・コンピュータからファイルを選択するか、別のコンピュータからファイルをコピーするかを選択できます。
ファイルが別のコンピュータにある場合は、「My FTP Sites」を右クリックして「Add」を選択するか、「Add FTP site」をダブルクリックします。「Add FTP Site」画面が表示されます。
JOLTバルク・ローダー・ファイルか、FMLまたはVIEWファイルが常駐しているサーバー名またはIPアドレスを入力し、有効なOracleASアダプタとパスワードを入力してコンピュータにアクセスし(匿名接続を使用する場合は、「Anonymous connection」を選択)、「OK」をクリックします。
対象のコンピュータを右クリックして「Set Transfer Type」を選択します。転送タイプ(「ASCII」または「BINARY」)を入力し、「OK」をクリックします。
追加したサイトをクリックして、必要なファイルを探します。ルート・ディレクトリを変更するには、コンピュータを右クリックして「Change Root Directory」を選択します。ルート・ディレクトリを入力して「OK」をクリックします。
必要なファイルを選択(複数選択可)し、「Finish」をクリックします。選択したファイルが「Get Input File」ステップに表示されます。
Tuxedoアダプタ用フィルタの適用(JOLT)のために、「Next」をクリックします。
「Applying Filters」ステップでは、次の図に示すようにフィルタが自動的に適用されます。
ソース・ファイルを分析および変換するために、「Next」をクリックします。次は、相互作用の生成(JOLT)のためのステップです。
「Select Interactions」ステップは、使用する相互作用を選択するために使用します。このステップを次に示します。この画面には、入力JOLTファイルのサービスが相互作用としてリストされ、各相互作用で使用する入出力構造も表示されます。
注意: Oracle Connectにおける相互作用が、使用しているTuxedoサービスです。 |
実装する相互作用をリストから選択して「Next」をクリックします。次は、Tuxedoアダプタ用Tuxedoレコードの構成のためのステップです。
「Configure Tuxedo Records」画面が表示されます。次の図に示すように、これを使用して、Tuxedoレコードの構成方法を指定します。
Tuxedoアダプタ用メタデータ定義のインポートのために、「Next」をクリックします。
「Import Metadata」ステップでは、「Yes」を選択して、Oracle StudioのコンピュータからTuxedo Gatewayアダプタが稼働しているコンピュータにメタデータを転送した後、「Finish」をクリックします。
指定したオプションに基づいてメタデータがインポートされ、OracleAS Adapter for Tuxedoが稼働するコンピュータに格納されます。メタデータのXML表記が生成されます。
インポートを実行した後は、Oracle Studioの「Design」パースペクティブの「Metadata」タブでメタデータを表示できます。また、必要に応じてメタデータの微調整および操作も実行できます。
このステップでは、Tuxedo構成ファイルおよびTuxedoレコード定義ファイル(FMLまたはVIEW)を追加できます。このステップは、次の図のようにエディタに表示されます。
このステップは、どちらのタイプのファイルでも任意選択です。インポート・ファイルを取得する手順は、次のとおりです。
エディタに表示される「Get Input Files」ステップで、どちらかのタイプのファイルの「Add」をクリックします。「Add」ボタンは画面の上部と下部にあります。「Select Resources」画面が表示されます。この画面で、ローカル・コンピュータからファイルを選択するか、別のコンピュータからファイルをコピーするかを選択できます。
ファイルが別のコンピュータにある場合は、「My FTP Sites」を右クリックして「Add」を選択するか、「Add FTP Site」をダブルクリックします。「Add FTP Site」画面が表示されます。
JOLTバルク・ローダー・ファイルか、FMLまたはVIEWファイルが常駐しているサーバー名またはIPアドレスを入力し、有効なOracleASアダプタとパスワードを入力してコンピュータにアクセスし(匿名接続を使用する場合は、「Anonymous connection」を選択)、「OK」をクリックします。
対象のコンピュータを右クリックして「Set Transfer Type」を選択します。転送タイプ(「ASCII」または「BINARY」)を入力し、「OK」をクリックします。
追加したサイトをクリックして、必要なファイルを探します。ルート・ディレクトリを変更するには、コンピュータを右クリックして「Change Root Directory」を選択します。ルート・ディレクトリを入力して「OK」をクリックします。
必要なファイルを選択(複数選択可)し、「Finish」をクリックします。選択したファイルが「Get Input File」ステップに表示されます。
Tuxedo Gatewayアダプタ用FMLレコードの追加(FMLおよびView)のために、「Next」をクリックします。
「Add FML Records」ステップは、次の図のようにエディタに表示されます。
このステップでは、最初のステップでインポートしたファイルからフィールドを選択することによって、FMLレコードを追加します。ファイルをインポートしなかった場合は、このステップをスキップして、「Tuxedo Gatewayアダプタ用Tuxedoレコードの取得(FMLおよびView)」ステップでレコードを追加できます。
FMLレコードを追加する手順は、次のとおりです。
「Records」列にレコードの名前を入力します。
注意:
|
「Available Fields」から、レコードに追加する1つまたは複数のフィールドを選択します。
選択したフィールドをレコードに追加するには「Use Selected」ボタンをクリックします。「Use Selected」ボタンは、青い上向きの三角形です。
注意: すべてのフィールドを使用する場合は、「Use All」ボタン(上向きの二重の三角形)をクリックします。 |
Tuxedo Gatewayアダプタ用Tuxedoレコードの取得(FMLおよびView)のために、「Next」をクリックします。
FMLレコードからフィールドを削除する手順は、次のとおりです。
「Records」列からレコードを選択します。
「Selected Fields」から、レコードから削除する1つまたは複数のフィールドを選択します。
選択したフィールドをレコードから削除するには「Remove Selected」ボタンをクリックします。「Remove Selected」ボタンは、青い下向きの三角形です。
注意: すべてのフィールドを削除する場合は、「Remove All」ボタン(下向きの二重の三角形)をクリックします。 |
「Get Tuxedo Records」ステップは、次の図のようにエディタに表示されます。
このステップでは、インポートで使用するFMLまたはVIEWファイルにはない単純なレコード定義を追加します。
レコードの名前を入力し、「Field Type」フィールドのリストからバッファ・タイプを選択します。
次のメッセージ・バッファ・タイプの1つを選択します。
STRING
型のメッセージ・バッファは、文字列型の単一フィールドを含むレコード内でラップされます。
CARRAY
型のメッセージ・バッファは、バイナリ型の単一フィールドを含むレコード内で固定サイズでラップされます。
XML
型のメッセージ・バッファは、XML型の単一フィールドを含むレコード内でラップされます。
Tuxedoアダプタ用相互作用の生成(FMLおよびView)のために、「Next」をクリックします。
「Add Interaction」ステップでは、Tuxedo Gatewayアダプタに相互作用を追加できます。
注意: Oracle Connectにおける相互作用が、使用しているTuxedoサービスです。 |
「Add」をクリックして、必要な数の相互作用を追加します。各相互作用について次の情報を指定します。次の図に示すように、「Add Interaction」画面が表示されます。
Name: 相互作用名。デフォルト名は変更できます。
Mode: 相互作用モード。次のいずれかを選択できます。
sync-send-receive
: 相互作用では、リクエストを送信し、レスポンスの受信を待機します。これがデフォルトのモードです。
sync-receive
: レスポンスの受信を待機する相互作用(Tuxedoサービス)。
sync-send
: 相互作用では、リクエストを送信しますが、レスポンスの受信は待機しません。
Input: 入力レコードを識別します。入力レコードは、相互作用に対するデータ構造です。手順の開始時に指定した入力ファイルから生成されたレコードがリストされます。相互作用に関連するレコードを選択します。
注意: 「Next」をクリックする前に、各相互作用に対する入力レコードを指定する必要があります。相互作用で入力レコードが不要な場合、ここで指定したレコードは無視されます。 |
Output: 出力レコードを識別します。出力レコードは、相互作用の結果に対するデータ構造です。手順の開始時に指定した入力ファイルから生成されたレコードがリストされます。相互作用に関連するレコードを選択します。
レコードには、入力ファイルから生成されたものと、前述の手順で定義されたものが含まれます。
注意: モードをsync-send-receive またはsync-receive に設定した場合は、「Next」をクリックする前に、相互作用に対する出力レコードを指定する必要があります。 |
Description: 相互作用を説明する自由形式テキスト。
Interaction-Specific Parameters: 次に説明するTuxedo固有のパラメータ。
Output Buffer Type: アウトバウンド相互作用の結果に使用するバッファのタイプ。
Tuxedoアダプタ用Tuxedoレコードの構成のために、「Next」をクリックします。
非トランザクションのTuxedo Gatewayは、Tuxedo Gatewayを標準アダプタとして構成したときに構成されるサービス(相互作用)をアドバタイズする標準Tuxedoサーバーとして構成する必要があります。これには、UBB構成ファイルを使用します。
UBB構成ファイルで、<acgw_tuxedo
>という名前の新規エントリをSERVERSセクションに追加します。acgw_tuxedo
は、Oracle Connectのbin
フォルダに含まれている実行可能TNSの名前です。小文字を使用する必要があります。次に、acgw_tuxedo
エントリの例を示します。
"acgw_tuxedo" SRVGRP="GROUP3" SRVID=3 CLOPT=" -- -wMSGATEWAY" RQPERM=0666 REPLYQ=N RPPERM=0666 MIN=1 MAX=10 CONV=N SYSTEM_ACCESS=FASTPATH MAXGEN=1 GRACE=86400 RESTART=N MINDISPATCHTHREADS=10 MAXDISPATCHTHREADS=10 THREADSTACKSIZE=0 SICACHEENTRIESMAX="500"
このエントリの構成は標準Tuxedoサーバー構成であり、Tuxedo Gatewayによってサポートされる、サーバーの発生数と各サーバーが処理する同時ディスパッチ・スレッド数を構成するためにも使用できます。標準構成に加えて、次のパラメータをCLOPT
プロパティを使用してTuxedoサーバーに渡す必要があります。
CLOPT=" -- -w<workspace_name> [-u<username> [-p<password>]]
[-l[<ip>]:<port>]
説明:
workspace
は、Tuxedo Gatewayアダプタが定義されているワークスペースの名前です。アダプタと同じ名前が付きます。
セキュリティで保護されたデーモンを使用している場合は、次のパラメータの情報を入力します。
username
は、デーモンへのアクセス権限を持つユーザーの名前です
password
は、このユーザーのパスワードです
ip
は、デーモンが動作しているコンピュータのアドレスです(オプション)
port
は、デーモンが動作しているポートです。これは、デーモンがデフォルトのポートで動作していないかぎりオプションです。
注意: Tuxedo構成は、スレッド対応に設定する必要があります。 |
Oracle StudioでのTuxedoアダプタの構成と、「非トランザクションのTuxedo GatewayをTuxedoサーバーとして構成」を終了した後は、Tuxedoを起動できます。
注意: Tuxedoを実行する前に、Tuxedoの環境で必ず次の設定を実行してください。
|
トランザクションのTuxedo Gatewayは個別のTuxedoグループとして定義する必要があります。このグループによって、Oracle Tuxedo Gateway TMSおよびOracle Tuxedo Gatewayサーバーが構成される必要があります。
Oracle Connectのbin
フォルダまたはディレクトリには、acgw_tuxedo_xa
という名前のTMS実行可能ファイルが含まれています。用意されているTMSで十分であるとはかぎりません。このTMSを使用できない場合は、次のパラメータを使用して新しいTMSを作成してください。
XA_SWITCH
: acgw_xa_switch
XAライブラリ名: tuxgateway.lib
注意: buildtms コマンドを実行する前に、nav_login を実行してacgw_tuxedo-xa を作成します。 |
Tuxedo Gatewayサーバーは、Tuxedo Gatewayを標準アダプタとして構成したときに構成されるサービス(相互作用)をアドバタイズします。
構成は、2つの新しいエントリをUBB構成ファイルに追加することで行います。値の定義には小文字を使用する必要があります。
新しいエントリをGROUPSセクションに追加する必要があります。このグループでは、次のようにOracle Tuxedo Gateway TMSが定義される必要があります。
TMSNAME=acgw_tuxedo_xa OPENINFO="Oracle_BPEL:<connect information>"
定義するTMSでは、接続情報がTuxedoサーバーに定義されている接続情報と一致する必要があります。グループ・エントリの例は、次のとおりです。
"GROUP3" LMID="TUX1" GRPNO=3 TMSCOUNT=2 TMSNAME=acgw_tuxedo_xa OPENINFO="Oracle_BPEL:-wINTTEST5040 -l:2551"
<acgw_tuxedo
>と呼ばれる新規エントリをSERVERSセクションに追加します。acgw_tuxedo
は、Oracle Connectのbin
フォルダに含まれている実行可能TNSの名前です。次に、acgw_tuxedo
エントリの例を示します。
"acgw_tuxedo" SRVGRP="GROUP3" SRVID=3 CLOPT=" -- -wMSGATEWAY" RQPERM=0666 REPLYQ=N RPPERM=0666 MIN=1 MAX=10 CONV=N SYSTEM_ACCESS=FASTPATH MAXGEN=1 GRACE=86400 RESTART=N MINDISPATCHTHREADS=10 MAXDISPATCHTHREADS=10 THREADSTACKSIZE=0 SICACHEENTRIESMAX="500"
このエントリの構成は標準Tuxedoサーバー構成であり、Tuxedo Gatewayによってサポートされる、サーバーの発生数と各サーバーが処理する同時ディスパッチ・スレッド数を構成するためにも使用できます。標準構成に加えて、次のパラメータをCLOPT
プロパティを使用してTuxedoサーバーに渡す必要があります。
CLOPT=" -- <接続情報>"
接続情報の部分は、次のように定義します。
-w<workspace_name> [-u<username> [-p<password>]][-l[<ip>]:<port>]
説明:
workspace
は、Tuxedo Gatewayアダプタが定義されているワークスペースの名前です。アダプタと同じ名前が付きます。
セキュリティで保護されたデーモンを使用している場合は、次のパラメータの情報を入力します。
username
は、デーモンへのアクセス権限を持つユーザーの名前です
password
は、このユーザーのパスワードです
ip
は、デーモンが動作しているコンピュータのアドレスです(オプション)
port
は、デーモンが動作しているポートです。これは、デーモンがデフォルトのポートで動作していないかぎりオプションです。
注意: Tuxedo構成は、スレッド対応に設定する必要があります。 |
注意: Tuxedoを実行する前に、Tuxedoの環境で必ず次の設定を実行してください。
|
ほとんどの場合、少なくとも1つのメッセージ・ドリブンBeanアプリケーションがTuxedo Gatewayアダプタ用のOracle Application Serverでアクティブ化されるまで、トランザクション・グループを起動しないでください。
メッセージ・ドリブンBeanアプリケーションがアクティブ化されていないうちにTuxedoグループを起動すると、TMSが起動できなくなるので、グループはトランザクションなしでのみ使用可能になります。
アクティブ化されたTMSは、リソース・アダプタからの接続を待機します。この待機時間はTuxedo GatewayアダプタのtmsConnectTimeoutプロパティで定義します。
tmsConnectTimeout
プロパティの値を判断するときは、大きな値または小さな値のどちらを使用するかを判断してください。トランザクション・グループを個別に起動する場合は、9999999
などの大きな値を使用することをお薦めします。この場合、TMSは長い期間、接続を待機します。これにより、必要に応じてメッセージ・ドリブンBeanをアクティブ化するための時間が生じます。
Tuxedo構成全体を起動する場合は、tmsConnectTimout
プロパティに小さな値を使用することをお薦めします。この場合に大きな値を使用すると、他のグループが起動できなくなる場合があります。
アダプタ相互作用を記述したXMLスキーマは、メタデータをXMLとして表示するときに、「Source」タブを選択すれば表示できます。詳細は、付録E「Oracle StudioでのXMLファイルの編集」を参照してください。